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節分と豆まき

皆さま、こんにちは。バレエ衣装製作Jardin des Costumesの木村章子です。

本日は節分ですね。
豆まきをしたり、恵方巻を食べたり…されましたか?

昨今の生活環境の劇的な変化により、豆まきのような年中行事を行う習慣がどんどん減ってきているように思います。私自身も、実家を出てからは豆まきしていません…。
しかし、こういった季節を感じる行事って、日本ならではの文化ですし、できるだけ残していきたいと思います。

その豆まきに使う「福豆」について気付いたことが。

最近は、個包装された福豆も販売されていますよね。

最近…といっても、もうずいぶん前からの現象ではありますが、木造建築から鉄筋コンクリート造りの集合住宅が主流となった現在の住宅事情と、コロナ禍以降さらに気を配るようになった衛生管理、そしてもったいない精神(豆を投げっぱなしは無いよね?)等々、理由は複数ありそうですが、「豆まき」という文化を継承しつつ、投げた後に「美味しくいただく」こともできる、という一石二鳥な素晴らしいアイデアだと思います。

ただ…大豆を炒っただけで何の味付けもない豆って、福豆といえど、子どもの口には美味しいとは思えないもので。
幼い頃、「福豆は年の数だけ食べるものだ」と言われ、素直に食べてはいましたが、残念ながら当時は全く美味しいとは思えませんでした。皮もバリバリしていて硬く食べづらいし…。

しかし、その福豆の味や食感も、時代に合わせて変わるんですね。

最近の福豆、とても食べやすくなっています!びっくりです。
サクサクとして以前より柔らかくなっていたり、味付きのものも発見!

今の世の中、目にするものの大半にはデザインが施され、そのデザインは時代に合わせてマイナーチェンジが繰り返されています。特にロングセラー商品は、パッケージやロゴデザインが変わるなど、販売元や製造元の努力の跡が見て取れるようで、本当に面白いです。

福豆が個包装になったり、味付きになったりするのも、その一端かと。
衣装デザインとは関係が無いように思われるかもしれませんが、日々の暮らしの中で見つかる小さな変化、でも長い目で見るといつの間にか大きな変化になる事象は、やはり見逃すわけにはいかないな、と思う、2025年の節分でした。

日本の年中行事で、「これは後世に残ってほしいなぁ」と思われるものはありますか?

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Jardin des Costumes
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