首都圏で暮らしていたころは、混んだ電車に揺られて通勤。人をよけながら歩いて、四角いコンクリートの建物に吸い込まれて働いていた。休みの日には、もう電車に乗りたくなくて、家で過ごすことの方が多かった。 山で暮らすからには・・・・・。やりたいことを明確にしておくと良いと思う。漠然と山に移住しても、暇な時間はテレビを見ているのであれば、場所を移動しただけで、生活は決してカラフルにはならない。 私は、山に引越したらやりたいこと がかなり明確にあった。 ①犬を飼う(大きい犬) ②ピア
海沿いの散歩道で見つけたこの草。コンクリートの堤防の隙間から、空に向かって元気に生えている。こういう姿に勇気をもらえる。どこに住んでいても私は大丈夫。と。 山に引っ越したのは2年前。流れに身を任せていたらそうなっていた。身の丈に合った、中古物件を見つけたけど、縁もゆかりもない土地。でもなんとかなるかなと思った。どこに住んでいようとも私は私。 ただ、生活するには収入が必要。1人であっても、光熱費、食費はかかる。 これも流れだったのか、在宅でできる仕事を2か所から請け負
何をしたいかを考える・・・生活の優先順位 西新宿、銀座、永田町、丸の内、新橋、オフィスの移転や転職に伴い 色々な場所に通勤した。ベッドタウンからの通勤だったので、立錐の余地もない電車に自らを詰め込んで働きに行っていた。それが当たり前だと思っていたし、華やかな場所にオフィスがあるのも楽しかった。 でも、いったいこの先これでいいの?と考えたとき いや、まったく良くないよ!という自分もいた。 もうあまり、欲しいものもない、ミシュランの★つきレストランも興味ない。もっと、一日、一
私はネットで探しまくった。そして自分の好みに合う中古物件を見に行くのが週末の息抜きとなった。すごくたくさん物件を見たと思う。すごく凝った作りの喫茶店と陶芸の工房までついた家、切り立った斜面にへばりついている家、海が目の前なのに窓がほとんどない家、などなど。建てた人の意図を読み取るのに苦労する家も多かった。 基本的に、平屋、華美な装飾の無いシンプルな家、土砂災害警戒区域など災害のリスクがない土地に建つ、せいぜい築20年までの家。 探すと意外と無い。但し、ネットで探すときの注
新築 中古 マンション 戸建 二階家 平屋 移住というからには家となる箱は必ず必要。もちろん映画Nomad Land のように、車で移動しながら好きなところで暮らすという方法もあるけど。 まず、マンションか戸建か、これは迷わず戸建という選択。山の中でまでマンションに住みたくない。そもそも、人から離れてひとり静かに暮らしたい。(笑) 二階建てか平屋か。これも迷わず平屋という選択。階段から転げ落ちることを3回も経験すると、この先年老いて階段のある家に住むことはリスクをとると
軽井沢 伊豆 蓼科 富士見高原 那須 子どものころから東京で育ってきて、素敵なブティック、美味しいレストラン、美術館、音楽の公演、そういうキラキラしたものが好きだった。 コロナで外出できず、家で過ごすうちに私は今までの生活に戻りたいという気持ちは失せ、そうしたキラキラが輝いて見えなくなった。むしろ、朝の散歩、コンクリートの隙間から力強く生える春紫菀、海に浮いて揺れる水鳥の群れ、静かだけれど確かなものに心を寄せていた。もはや、ここに住む理由が見つからない。そうした思いが波紋