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ワンコイン文楽のすすめ 〜ワンコインで文楽を〜

ワンコイン文楽
その名の通り、国立文楽劇場にてワンコインで文楽が見れます。
2023年度は 11月錦秋文楽公演 と 1月初春公演 がワンコインで観劇できます。

この企画は「大阪が発祥である人形浄瑠璃文楽座の伝統を、ぜひ大阪の若い世代の人たちに受け継いでいってもらいたい」との思いから、2014年度アーツサポート関西「京阪神ビルディング文楽支援寄金」によって始められました。

その精神は「10年間で5000人の若い世代の人に、文楽に触れてもらおう!」というもの。2016年度からは、アーツサポート関西「岩谷産業文楽支援寄金」2018年からは「丸一鋼管文楽支援寄金」により、「そうだ、文楽に行こう!! ワンコインで文楽U-30」として、近畿圏に在住・在勤・在学で30歳以下の学生、社会人を問わず参加できるよう対象範囲を拡げてきました。

コロナによる2年間の中断を経て2022年より「コクヨ文楽支援寄金」助成を受けリスタートした際対象年齢を広げて「15歳~35歳」といたしました。おかげさまで、 これまでに3000人を超す若い世代の人たちにご参加いただきました。

伝統を受け継ぐということは、 実際に舞台に立つ人はもちろん、 周りでサポートする人や観客となる人も必要です。 いままでも、 そして、 これからも、 日本を代表する大阪発信の伝統芸能としてあり続けるために、 皆さんの協力を必要としています。

「ワンコインで文楽」 が、 皆さんの人形浄瑠璃文楽を知るきっかけとなり、 末永く親しみをもっていただける機会となりますように...。

【2023年度】そうだ、文楽にいこう!!ワンコインで文楽 - 特設サイトより

対象は
近畿在住・在勤・在学の 15歳~35歳 の方または、
近畿圏にある大学や専門学校に通っている 学生

◎内容
①観劇時刻の1時間15分前に国立文楽劇場(大阪・日本橋)に集合・受付。
 集合場所は「国立文楽劇場1F通用口(劇場西側)」です。

②受付の際に、参加費500円をお支払いいただきます。
※ご希望の方には、 公演パンフレットやイヤホンガイドにお使いいただける割引券を受付時にお渡しいたします。

③別室で30分間のレクチャーを受けていただきます。

④レクチャー後は客席へ移動し、文楽をご観劇いただきます。

⑤終演後はそのまま解散、webアンケートに感想をお寄せください。

ワンコイン文楽2023 予約フォームより

ワンコインで観劇するだけでなく、観劇前にはレクチャーもあります。
レクチャーは、日替わりでその日の出演者が担当しています。
三味線のレクチャーか、人形のレクチャーか、太夫のレクチャーか
(バックステージツアーの場合も!?)
実際に現地へ行ってのお楽しみです。

11月公演は
10日・11日・18日・19日・22日・23日
各日でワンコイン文楽が開催される部が異なります。
見たい演目を決めて行くのも良し!
行ける日にちで決めるのも良し!
個人的なオススメは第3部の『冥土の飛脚』です。
文楽と近松門左衛門は切っても切れない関係なので、初めて文楽を見るという方には、ぜひ第3部を!

第1部(午前10時30分開演)
『双蝶々曲輪日記』
『面売り』

第2部(午後2時15分開演)
『奥州安達原』

第3部(午後5時45分開演)
近松門左衛門300回忌
『冥途の飛脚』

1月公演は、
6〜9日・13日・14日・18日・19日
演目がすでに発表されています。
11月に行くのは難しい方、ぜひ1月公演も検討してみてください。

第1部(午前11時開演)
『七福神宝の入舩』
『近頃河原の達引』

第2部(午後2時30分開演)
『伽羅先代萩』

第3部(午後5時30分開演)
『平家女護島』
『伊達娘恋緋鹿子』

国立文楽劇場の公演は、何年かずっと追いかけていると同じ演目がくりかえし上演されています。
芸を繋いでいくという点では、決して好ましい上演形態ではありません。
しかし、文楽未体験の方にとって、どの公演も初体験の新鮮な公演であることは間違い有りません。
ぜひ、ワンコイン文楽をきっかけに、新たな文化体験にチャレンジしてみてください。


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