おはよう日本 |2023年8月21日(月)|株式にとって過酷な一週間が終わり、一時休止
ポイント
SPX、3日間の株売りでほぼ横ばい
米金利上昇が引き続き懸念材料に
中国不動産の混乱が政府の介入を促す
NKY 先物、現物比+0.1%、ドル円145.4円、7月消費者物価指数3.1%に鈍化、政府、賃上げ企業への減税措置検討、産業革新機構、ルネサス出資比率を10%未満に引き下げへ
米国市場サマリー
ウォール街の主要市場平均は金曜日に最小限の変動にとどまり、ナスダック総合株価指数は0.2%安、S&P500とダウはほぼ横ばいで終わった。チャイナ・エバーグランデの破産申請により、中国経済への影響が懸念され、利回りは若干低下したものの、直近の高値近辺にとどまったため、住宅セクターには逆風となる可能性があり、オプション期限切れなどの市場力学が日中のボラティリティを高め、ベンチマーク指数は全体として週間マイナス・パフォーマンスとなった。
米市場
日本株ADR・円換算終値
投資銀行アナリスト格付け変更
アップグレード
NRI(4307)/売り->中立/シティ
AGC(5201)/中立->買い/大和証券
SCSK(9719)/売り->中立/シティ
ダウングレード
新規評価
日本に影響を与える海外のニュース/出来事
≪マクロ≫
中国、景気下支えのため金利引き下げへ
中国人民銀行は、不動産セクターの減速、輸出の低迷、若年層の失業率、消費者信頼感の低下といった課題に取り組むなか、先日の中期金融金利のサプライズ引き下げに続き、今度の月例会合で引き下げを発表する見通しだ。{https://www.ft.com/content/423ad0aa-9a47-4a02-a383-15f57e8bf3c4}
中国の不動産不況が高級オフィスビルに波及
中国の景気回復が期待外れとなるなか、企業は賃貸コストの削減を求めて国内の高級オフィスビルの空室を増やしており、不動産セクターが経済や成長予測に与える影響への懸念につながっている。上海の徐家匯地区のような一部の高級エリアでは、コスト圧力により空室が増加している。{https://asia.nikkei.com/Spotlight/Market-Spotlight/China-s-property-downturn-spreads-to-trophy-office-buildings}
グローバル半導体メーカー、減収減益
アプライドマテリアルズなど主要半導体製造装置メーカーの2023年4-6月期決算が発表され、スマートフォンの販売不振や半導体投資の停滞などから9社中8社が前年同期比で減収減益となった。懸念材料はあるものの、7-9月期の増収期待やAI関連、中国動向への注目など安定化の兆しが見えてきており、アプライドマテリアルズも市場予想を上回る売上高となっている。{https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73725260Y3A810C2DTA000/}。
世界トップ10半導体の半導体投資、23年度は前年度比16%減へ
FY23は前年比16%減。 世界のトップ10企業による2023年度の半導体設備投資が、16%減の$1220 billionになる見込み、4年ぶりの減少、潜在的な中国経済の減速および供給過剰懸念による警戒が原因、メモリおよびcomputing半導体への投資が大幅に減少の旨。この減少は、2022年度の$1461 billionの過去最高の投資に続くもの、供給過剰による取引価格の低迷で半導体業界は価格圧力に直面している旨{https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73747400R20C23A8MM8000/}
≪個別銘柄関連≫
[1605] インペックス: Spdr oil&gas exp[XOP US] [1%]
金曜の原油相場は、米国の減産観測を受け1%ほど上昇したものの、世界的な需要拡大への懸念が高まる中、両原油指標ともに2023年以来となる週間最長の上昇を終えた。ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油先物は1.1%上昇の1バレル81.25ドル、ブレント{https://www.reuters.com/business/energy/oil-set-snap-7-week-winning-streak-china-woes-fed-rate-outlook-2023-08-18/}原油先物は0.8%上昇の1バレル84.80ドルとなった。業界データで米国の石油・天然ガスのリグ数が6週連続で減少したことが明らかになり、年間を通じて予想される供給不足の一因となった。
[ 4023] クレハ:ペトロブラス-プレフ【PETR4 BZ】[0.3]
日本の化学会社である呉羽化学工業は、ブラジルの国営エネルギーグループであるペトロブラスと提携し、海底油田から排出される二酸化炭素を回収する革新的な方法を開発する。呉羽化学工業は研究施設で二酸化炭素回収装置の触媒を作成し、2024年度までにプロトタイプを製作する計画で、カーボンニュートラルを目指す一環として2020年代後半までの商業化を目指し、ペトロブラスは自社施設への導入を検討している。
[5713] 住友金属鉱山:グローバル×銅[COPX US] [-0.7]
銅やニッケルなどの非鉄金属価格は、中国経済のさらなる減速が懸念され、建設業などの需要に影響を及ぼしているため下落している; この景気変動は、銅、ニッケル、アルミニウム、亜鉛などの金属に顕著な影響を及ぼしており、中国は世界の銅、ニッケル、アルミニウム地金消費量の約60%、世界の亜鉛消費量の約半分を消費する重要な消費国である。このような景気低迷の長期化に対する思惑から、UBSグローバル・ウェルス・マネジメントなどの金融機関は価格見通しを下方修正し、住友金属鉱山も最近、2024年3月期の銅とニッケルの価格見通しを若干下方修正した。 {https://asia.nikkei.com/Business/Markets/Commodities/Copper-and-nickel-lose-shine-in-China-s-construction-slump#}
[7011]三菱重工業
中国企業が世界の風力タービン市場の6割近くを占め、太陽光パネルでも中国企業がリードしている。地政学的緊張によるサプライチェーンの分断が懸念され、日本がエネルギー安全保障のために再生可能エネルギー産業を発展させることの重要性が強調されている。{https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73727560Y3A810C2EA4000/}
[7011]三菱重工:ハイデルベルグ・マテリアル【HEI GY】[-0.7]
ハイデルベルグ・マテリアルは三菱重工業と共同で、カナダ・エドモントンのセメント工場に小型CO2回収システムを導入し、セメント業界初の大規模なCO2回収・利用・貯留(CCUS)ソリューションの確立を目指す。この設備は2026年後半までに稼動する予定で、年間100万トン以上のCO2を回収し、セメント業界の脱炭素化をリードするというハイデルベルグ・マテリアルズのコミットメントを推進する。{https://www.gulfoilandgas.com/webpro1/main/mainnews.asp?id=975526}
[8031] 三井物産:SPDR石油・ガス価格[XOP US] [1%]
米国産原油の減産観測を受け、原油価格は1%ほど上昇したが、世界的な需要拡大に対する懸念が高まる中、両ベンチマークとも2023年以降で最も長い週間の上昇を終えた。ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油先物は1.1%上昇の1バレル81.25ドル、ブレント{https://www.reuters.com/business/energy/oil-set-snap-7-week-winning-streak-china-woes-fed-rate-outlook-2023-08-18/}原油先物は0.8%上昇の1バレル84.80ドルとなった。業界データでは、米国の石油・天然ガスのリグ数が6週連続で減少したことが明らかになり、これが年間を通じて予想される供給不足の一因となった。
[8031]三井物産:Nucor Corp【NUE US】[0.2]
三井物産とスペインのGRIは、バイデン政権の再生可能エネルギーインフラ支援を活用し、また三井物産とNucorのパートナーシップを活用し、成長する風力発電部品市場でシェアを獲得するため、米国での洋上風力発電施設用タービンタワーの生産を共同で検討する{https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73685370X10C23A8TB1000/}。
[8058]三菱商事:グローバル×銅【COPX US】[-0.7]
銅やニッケルなどの非鉄金属価格は、中国経済のさらなる減速懸念から下落しており、建設などの分野の需要に影響を及ぼしている; この経済シフトは、銅、ニッケル、アルミニウム、亜鉛などの金属に顕著な影響を及ぼしており、中国は世界の銅、ニッケル、アルミニウム地金消費量の約60%、世界の亜鉛消費量の約半分を消費する重要な消費国である。このような景気低迷の長期化に対する懸念から、UBSグローバル・ウェルス・マネジメントなどの金融機関は価格見通しを下方修正し、住友金属鉱山も最近、2024年3月期の銅とニッケルの価格見通しを若干下方修正した。 {https://asia.nikkei.com/Business/Markets/Commodities/Copper-and-nickel-lose-shine-in-China-s-construction-slump#}<トレーディング・コス: 伊藤忠商事[8001] 丸紅[8002] 三井物産[8031] 三菱商事[8058] 双日[2768] 住友商事[8053]>>の続きを読む