トランプ関税で最も影響を受ける日本の自動車メーカーはどこか?

米国トランプ政権は2025年2月18日、米国に輸入される自動車に対して25%の関税をかけると発表した。
対象外となる国が設けられるのかどうかは、まだ明らかにされていない。

自動車産業は、1980年代の日米貿易摩擦を契機に海外現地生産が随分と盛んになった。日本のメーカーも多くが米国に生産拠点を作り、工場を展開してきた。とはいえ、未だ多く輸出しており、その最大顧客は米国である。

トランプ前政権下では「通商拡大法232条」に基づく追加関税としてアルミや鉄鋼などが標的とされた。今回の第二次トランプ政権では自動車に波及する可能性が再燃しており、仮に実施されれば、日本の自動車メーカー各社は大きな影響を受けることになるだろう。本記事では、米国市場への依存度、車種構成、生産体制などを総合的に分析し、最も影響を受ける可能性のあるメーカーを考察する。

家電で敗北し、半導体で敗北し、ITでも敗北し、農業、製薬でも敗北した我が国の貴重な外貨獲得のできる産業の最後の砦が自動車産業だ。
日本のGDPの8%、雇用人数では労働者の10%が自動車に関わっている。

日本は多くの自動車メーカーがあるが、米国自動車関税、最も打撃を受ける日本メーカーはどこだろうか。

それは…