ふと「台風コロッケ」を思い出した
台風コロッケとは、台風のときになぜかSNS上でトレンド入りする、ちょっと不思議なキーワード。
その定義は「台風が来たときにコロッケを買ったり食べたりする行為、風習・文化」だそうです。
なぜ、台風にコロッケを食べるのか?
台風接近のニュースが流れると、「コロッケ買ってきた」、「台風がくるのでコロッケを作ります」、「台風か、コロッケ買わなきゃ」、「台風直撃するならコロッケ買いだめしないとかなあ」といった感じのツイートを多く見つけることができます。
インスタでも、台風が接近するとインスタ映えするコロッケが数多くUPされているようです。
元ネタとなったのは、2001年8月21日、2チャンネルニュース速報板に立てられた『【台風11号パブーク】上陸秒読み実況スレッド 14号』への書き込み。
「念のため、コロッケを16個買ってきました。もう3個食べてしまいました。」
2001年8月21日は台風11号が、約2年ぶりに日本へ上陸するかもしれないという状況でした。
災害発生の可能性が高まる中、掲示板は不安や緊張について書き込むユーザーが多かったようです。そうした雰囲気の中で突然の平和な書き込みということで、ほかのユーザーから笑いや「自分もコロッケを食べたくなった」といった共感など、多くの反応を集めました。
それ以来「台風が来たらコロッケを食べる」という流れがネットを中心に広がったということです。
そこでちょうどその心理について調べていたら、「コロナ禍の混乱に重なる心理」という大変興味深い記事にたどり着きました。
ぜひ、今日は、家族でコロッケを食べながら「危機感を共有し、解消」してほしいと思います。