うるしコーヒー(うるし茶)の歴史
うるし茶(うるしコーヒー)は最近まで岩手県北の浄法寺のドライブインで飲むことができましたが、今は休業。ずっと前、漆掻きの重鎮のお宅でもいただいたことがあります。ただ、えぐ味が強くて飲めたものではなかったですし、コーヒーとは程遠い味でした。
もともとうるしコーヒーというのは、 戦時中に珈琲豆の輸入が途絶えてしまいコーヒーの代用として生み出されたもの。様々な代用コーヒーの中に漆の実がありました。
東京美術学校(藝大)の教授だった六角紫水から危険であると厚生省に横槍が入ったそうですが、むしろ推奨して欲しかったです笑 ちなみに六角紫水はキリンビールの麒麟をデザインした人です。
ただ、実際の風味はコーヒーではなくほうじ茶に近いものなので、私は「うるし茶」と名付けて販売しています。全国でもうるし茶として出しているところはなかったです。
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