勘違いしないでね、名誉毀損は「話の真偽にかかわらず」成立しますよ
名誉毀損 刑法第230条
公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず、3年以下の拘禁刑又は50万円以下の罰金に処する。
注)
今現在は、拘禁刑ではなく、懲役刑または禁固刑だと思います。拘禁刑になるのは多分来年6月から。
よく読んで下さいね。
「その事実の有無にかかわらず」
つまり
「真偽にかかわらず」
です。
仮にそれが事実であっても、公然と誰かの社会的評価を毀損する発言をすると、名誉毀損とみなされ処罰を受ける可能性があります。
しかも、今回、元局長の自死が斎藤知事のせいかどうか、まだ明らかになってませんよね。
思い込みで誰かを「人殺し」呼ばわりするのは、完全にアウトだと思いますが。
このジャーナリスト兼大学教授はもっと冷静になられた方が良いでしょうね。
以下、コメント欄から引用
・前後の発言から問題にはならない
いや、前後の発言も何も「人を殺した」と言っちゃってます。それも、「あえて」つまり、意図的にその言葉を選んでます。
有罪判決出るまでは推定無罪ですよ。斎藤知事は起訴すらされてない、それ以前に刑事告訴も告発もされてませんよ。
勘違いしないで下さいね。
・犯人探しは違法、それで人を殺してしまったのも事実
犯人探しは違法→まだ確定してません。元局長の告発が公益通報にあたるかどうかさえ、まだ判断が出てなかったはずですが。
人を殺したのも事実→元局長の自死の理由もまだわかってません。
このコメントを書いた方にとっては、自分が信じた事=証明された事実、なんでしょうか？
怖いですね。
勘違いしたまま公開の場で断定的な事を書き込むのは無謀すぎます。
・事実を言ってるだけなのに名誉毀損に当たるのですか？
あたる場合もあるんですよ。
そもそも事実かどうか、まだ確定していませんし。
今のところはまだ「メディアがそういうストーリーで報道し、世間の多くがそれを鵜呑みにしてる」というだけですよね。
メディアがそう報じている=事実である、ではないし、多くの人が信じてる=事実である、でもないですよね。
・名誉毀損と思うならしっかり裁判するでしょう。 (中略)実際そうやって法の介入が必要な件だと思うので提訴したらいいと思う。 その方が真実も明らかになるでしょうから。
これは同感ですね。
斎藤知事は名誉毀損で提訴した方がいいと思います。
ただ、名誉毀損を争う裁判で真実が明らかになるかどうかはわかりません。
裁判の最大の争点は「名誉毀損にあたるかどうか」です。
先に触れたように、名誉毀損は「事実の有無にかかわらず」成立するので。
・SNSも人を追い込む事ができる。 まだ真実がわからない状態で決めつけ、憶測は危険。メディアを信じすぎてもいけない
100%同意。
こういう冷静な声がもっと出て来るようにならないと、日本はどんどんマズい方向に行くと思います。