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インターン体験記ver.2(社会人)

 こんにちは。日本工芸note編集部です。今回も当社に短期インターンとしてきてくれたSさんに体験談を寄せていただきました!

 彼女は2020年4月からある一部上場企業の新社会人になられた方ですが、新型コロナウイルスの流行によって仕事が例年と全く違う形になってしまったそうです。

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コロナ禍の中で模索した日々

 私は社会人1年目の23歳です。昨年4月に入社はしたものの、コロナの影響で新入社員は特別休業という措置で現在も(編集当時)自宅待機となっています。身動きができなくなって悩んでいたときに「ふと自分が何をしたいのか」を振り返ってみました。コロナ禍で立ち止まってみるのも良かったのかもしれません。自分の頭の中を整理することで、自分のやりたいことの方向性を見つけられたように思うからです。

自分が目指す場所

 そうしてぼんやりと浮かんだのは、「文化の発信」という言葉でした。というのも、もともと私は、学生時代、国内外問わず旅行に出かけるのが好きな学生でした。旅行中にその土地で食事を取ったり現地の人と関わったりする中でその土地特有の雰囲気に触れるのが好きでした。また、私の地元は川越にあるのですが、こちらも最近では観光地として人気になっています。灯台下暗しではないのですが、色々と旅行するうちに地元の魅力にも気づきました。

そこで、各地域ごとの「文化の発信」に興味を持つようになったのです。一口に日本といってもそれぞれの地域特有の魅力があり、私がそれを丁寧に発信することで日本人自身が自国への魅力を再認識するきっかけになれたらいいな、と思ったのです。

インターンの動機

 数ある日本の文化の側面のうちで特に注目したのは「モノづくりの技術」でした。ふと「工芸品 日本 会社」と検索したところ、トップページに日本工芸株式会社がヒットしました。自分がしてみたいことと重なると思い伝統工芸の市場やそれらを扱うEC事業について詳しく知りたくなった私は、思い切って会社にお問い合わせしてみたのです。

インターンをしてみて

 インターンでは、徳島県の工芸品「大谷焼」の販売に携わりました。 日本橋にあるコレド室町での期間限定の展示販売でした。ちなみに一ヶ月弱働いていたら大谷焼へ愛着が湧いてきてお皿(しかも2枚)とカップ&ソーサーを購入しました😊 

 さて、この経験を通して、学んだことを3つにまとめてみました。

・1つ目は、自分の知識や想いを直接、お客様に伝えることのやりがいです。
2つ目は、職人さんのお話を聞く機会や来店されたお客様たちの「伝統工芸品」に対する認識を知れたことです。
3つ目は、物を売るときに重要なのはその商品に対する「思い」であり、それをうまく伝えることでお客様の心を動かすこともできるということです。これらは「工芸品」を扱う職種に関わらず、どのビジネスにも普遍的に言えることだと思います。

「工芸品」について感じたこと

 今回のインターンでは、松澤さんから「工芸品を販売するまでの工程」「宣伝方法」または「伝統とビジネスのバランス」など様々なことをお伺いしました。また、職人さんに直接お話を伺う機会があり、工芸品の現状の厳しさも感じました。

 「伝統工芸を継承すること」と「競争社会を生き抜く戦略」の間の葛藤。例を挙げるならば、低価格・高品質のファストインテリアとの競争は、伝統工芸のあり方を深く見つめ直す必要性を要求するものかも知れません。伝統工芸を知るきっかけを増やして発信することだけでは十分でなく、さまざまな諸問題に対応していくことが大切だということに気がつきました。

 日本工芸ような販売者は、ECサイトやSNSを使って、より多くの人々に情報を提供しています。また、一方で、製作側も現代人のライフスタイルに適したモノづくりを心がけたり、異業種とのコラボを図ったりしています。このインターンを通して時代の流れに合わせた新しい工芸品ビジネスの可能性を感じました。

「人を動かす原動力」

 最後になりますが、私がこのインターンで気づいた最も重要だと思うことを書いて感謝にかえさせてください。それは人は気持ちや想いで心が動かれるということです。事実、私はインターンを依頼するときに松澤さんに心を動かされ、「大谷焼」の販売中は私自身がお客様の心を動かしました。これからも誰かに日本の文化の魅力を伝えていきたいと考えていますが、そのときには「思い」を伝えることを大切にしていきたいと思います!

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いかがでしたでしょうか?

インターンを通して多くのことを学んでくれたように思います。体験談を寄せていただきありがとうございました。これからもSさんの今後の活躍をお祈りしています。

以上、日本工芸note編集部でした。



工芸の発信、販売に取り組む日本工芸株式会社の取組実例は以下です。










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