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⚖ 6年+本人訴訟【40】都職員S本 申立て事案を放置(不作為)後,握りつぶし?【8】

↑ 画像は,東京都が作成し,ハローワークに提出した,中途退校連絡票;副校長に送った除籍通告指示(参照:本連載【39】)の根拠と同様,「修了の見込みがなくなった」と明示。しかし,東京都は「自主的退校」と主張。

(本連載【39】↓ のつづき;【訴訟3】での本人陳述書から)

本件の被告(センター)の関わりと男子訓練生ℤさん
本件の被告であるセンター(東京都)の関与は、上記過程の後半、前期定期試験で「59点で不合格」と判定され、その不当性を訴えたにもかかわらず、副校長は対応しようとせず、実質的に無視されたため、私が継続して宿願達成のための苦肉の策として、11月2日(正式受理は同6日)にハローワークを介して事案申告して以降のことです。
(参照:本連載【33】)
 
当初、私は、職業訓練制度について漠然とした知識しか持ち合わせておらず、アカハラを申告する先も明確には把握していませんでした。ただ、クラスメートの男性訓練生(以下、「Zさん」)が、Aから受ける対応を不満とし、「東京都にクレーム入れた」と、繰り返し口にしていた事を思い出し、東京都が申告先だと想定し、実際、申告したのです。

ちなみに、私は、Zさんに対しても、ハラスメントで苦悩している事を一度も話していません。
Zさんは、入校直後より、未成年女子学生につきまとう等、何かと問題行動が多く、例え同じ相手(A)を問題にしているにせよ、半端に共有すべきではないと確信していたからです。

ただ、退校後、Zさんが上記のように、センター側に苦情申告を繰り返していた事実が、私への東京都の対応に影響した可能性に思い至りました。Zさんが、自分に都合がいいように、私を引き合いに出す等して、東京都にクレームを重ねていた。そして、センターは困惑していた。

センター側は、予め、Zさんと私がグル、あるいはZさんのボス的存在で、共に学校内での問題人物として認識していたところ、私からのアカハラ事案申告を受けた。学校側に確認すると、「問題は〇〇(:私)にある」と副校長から回答を受けた結果、「対応するに値しない」と判断し、その後、対応を放棄していたのではないかと思うのです。
 
センター側担当者は、「対応するに値しない」と放置後、厚労省介入で保身のため除籍を決めた
事実、私は、退校迄もその後も、一度も、センター側の誰からも、何らの連絡も受けたことがありません。当初、センター側担当者が不在だったために、代行して事案受付をしたハローワークの事務官から聞いていた話よりも「遅いな」と思いましたが、「周辺への聞き込み等で手間取っているかもしれないから、辛抱強く待とう」と、毎日、学校や教員の様子をうかがいながら、必死に自制していました。

しかし、年末までもなく、後期定期試験を前に不安で仕方なくなり、仕事始めの1月4日に、ハローワークに連絡した結果、「まだなかったんですか」と仰天され、その夜、「今後は東京労働局が窓口になり、東京都に連絡します」と言われ、以降、退校まで、  私 - 厚労省(東京労働局)- センター(東京都) - 学校 という流れで、連絡や対応が往復することになったのです。
 
厚労省が介入後も、センター側の姿勢は、「対応に値しない」と認識し続けているかのようでした。11月中旬に提出していた要望に対する回答が、翌年1月20日の締切にもなく、(その間に、私はCからアカハラを受け続けていたわけですが、)厚労省からの督促で同月末にあった回答は、一見して不合理な内容あったにもかかわらず、センターは、学校側の言い分をただコピーしただけでした。それは、後に、厚労省から開示された文書により判明しています。 

学校が,東京都へ提出した回答書面の,「パワハラ」についての学校法人見解部分
東京都が,東京労働局(厚労省)に提出した回答書面の,「パワハラ」についての学校法人見解
上の学校回答の,マスキングした「ジョーモン」を「申立者」に変えただけで丸写し。
【訴訟3】第一審で,南部潤一郎裁判官は,この回答も「合理的」と判示した。

学校からの回答を引用した、私について劣悪な素行ぶりを列挙した内容は、厚労省に対し、「この人はただのクレーマーで、問題人物なので、まともに対応するには値しないのですよ」と訴えているかのようです。
他方、センターにとっての委託元である厚労省に対し、自身が非対応のまま放置していた事実に対する、責任逃れの釈明の意図があったとも思われます。
 
(⇒本連載【41】↓ へつづく)


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