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⚖ 6年+本人訴訟【35】都職員S本 申立て事案を放置(不作為)後,握りつぶし?【3】

本連載【34】↓ のつづきです。

※ アカハラ加害疑惑の3教員を,裁判で提出した陳述書上のイニシャルを改め,A,B,Cとしています。3者の関係は,以下をご参照ください。
※ 「センター」=東京都産業労働局内,東京都中央・城北職業能力開発センター
※ 「厚労省」は,東京都の委託元で,直接的には,東京労働局及びハローワークが,東京都と連携関係にありました。詳細は,本連載【0】参照

除籍の根拠とされた後期実技試験の評価は不当で、除籍は規定違反だった
除籍通告を前に、私は、「なぜ」「どうして」と、パニックに陥りました。
副校長は、「後期定期試験1科目の再試験が未受験」が根拠だと説明していました。

平成30年2月28日,面談の申し入れをした私に,副校長は上の返信をした。

再試験を受けない場合、退校」という学校のルールがあるとの回答を、私は、後期試験結果が出る前に、厚生労働省内機関の東京労働局(以下、「厚労省」)とセンターを通じて知らされていました。但し、退校後、「再試験を受けない場合、退校」は規定違反だったことが判明したことから、平成30年7月に民事調停を提起したのでした。
 
そして、案の定、実技試験で不合格となり、再試験を受けるよう要請されていたのですが、その不合格判定は、不当な評価であることが明らかでした。
 
一人ずつ入室し、課題文に則した対応を行う実技試験で、私が掲示された課題文を確認している途中、いきなり担当教員のCが、「車椅子」を「椅子」に変更したのです。
 
事前に周知された課題は、「椅子上での介助」でした。Cが誤った文言で掲示していたところ、私の順番直前の学生が指摘し、Cが慌てて訂正したのです。結果、私の前の順番で不合格判定されていた学生は「やり直し」となり、全員が合格したにもかかわらず、私には何らの対処がないまま不合格とされたのでした。
 
Cは、Bの離職等により後期に着任した教員で、前期の実態等を知らないまま、副校長やTから私について何かを吹き込まれていたらしく、クラスメートの前で、私に対し、「あなた暴言吐いたでしょ。だからそんなことになったのよ」と、根も葉もない非難をし、「試験判定は態度も含まれますからね」と繰り返していました。

完全にネグレクト状態だったことから、私は、「不合格ありき」だと想定するほかなく、思わず、「屋上から飛び降りて、警察に真相究明してもらうしかない」とまで追い詰められたほどです。それでも、クラスメートのおかげで堪え、試験に臨んだのでした。

私は、完全否定できない「不合格判定」の可能性に備え、事前にその場合の処遇について確認し、「再試験を受けない場合、退校」と回答を受けていたのです。

学校側が、不合格判定の背景をありのまま客観的に精査したならば、不当判定を認めざるを得ないはずです。その結果として、それまで約1年間、私が苦悩し続け、学校側やセンター側に訴えていたアカハラ問題の存在と、学校側の不当な対応について、厚労省が認識し、厚労省がセンター側へ指導し、学校の学習環境が改善され、私は、宿願達成に向けて受講継続が可能となったことでしょう。

そのため、私は、2月15日に不合格通知を受けてすぐ、18日に、厚労省及びセンターを介し、学校側へFAX文書にてその説明を要望し、その後、ずっと回答を待ち続けていました。
 
しかし、結局、後期試験結果についての説明は一切ないまま、「3月9日付除籍で退校」と、一方的に確定されてしまったのです。その数日前には、副校長から、一方的に、面談を拒絶されてもいました。

副校長は,無条件に面談を拒絶。東京都は,除籍決定していたから,と述べた。
冒頭の画像が,副校長の陳述書の該当部分

一連の経過からも、余りに異常過ぎて現実とは思えず、私は、パニックを超え、半狂乱状態に陥り、一睡もできず、ただ伏せて泣き続けました。50年余りの人生で、少なからず谷を経てきたつもりでしたが、それまでとは段違いに深い、まるで悪夢という蟻地獄にでも突き落とされ、溺れ、もがいているような感じでした。
⇒本連載【36】につづく


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