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努力するものが楽しむものに勝てるはずがない

最近、SNSやYouTubeで「これをどうやってマネタイズするか?」という議論をよく目にします。
もちろん、収入を得ることは大切ですが、「好きで始めたこと」がビジネスに変わると、本来の情熱や楽しさが失われてしまうことがあります。
著者的には、漫画刃牙の中のセリフにもある通り「努力する者が楽しむ者に勝てるはずがない」と思っています。

(scrapbook.ioより引用)

この記事では、なぜ「好き」を探究することを優先すべきかを、過去の著名人の例も交えながら解説します。


1. なぜ「うまくやろうとする」ことが危険なのか?

① 本来の「好き」を見失う

好きなことを収入源に変えようとすると、自由な探究心が「成果主義」に押しつぶされてしまう可能性があります。
結果、好きだったことが義務感やプレッシャーに変わり、楽しめなくなることがあります。

② 「効率性」が創造性を奪う

うまくやること、つまり効率的に結果を出すことを求めると、試行錯誤や失敗が避けられる傾向があります。
しかし、創造性は「非効率」な過程から生まれるものです。
無駄に思える時間こそが、新しい発見を生む基盤です。

2. 「好き」を探究した過去の著名人たち

① アルバート・アインシュタイン

アインシュタインは、仕事の合間に自分の興味を追求していたことで有名です。
彼は「光の速度を追いかける自分」を想像する遊びから相対性理論を生み出しました。
もし彼が「効率的に成果を出すこと」だけを考えていたら、この偉業は生まれなかったでしょう。

② 宮崎駿

宮崎駿監督の作品は、彼の「好き」を突き詰めた結果の結晶です。
自然への愛、人間の感情や成長への興味が、スタジオジブリの数々の名作を生み出しました。
もし「売れるアニメを作ること」だけに焦点を当てていたら、これほどの影響力を持つ作品は生まれなかったはずです。

③ スティーブ・ジョブズ

ジョブズは、自分が「美しい」と感じるものへの執着心を大切にしました。
たとえば、彼は大学時代に趣味で取ったカリグラフィー(書道)の授業が、後にMacの美しいフォントデザインにつながったと語っています。この経験がなければ、私たちが今使うデバイスのデザインは大きく異なっていたかもしれません。

3. 「好き」を探究することが最終的に良い方向に向かう理由

① 本物の情熱は周囲に伝染する

好きなことに打ち込む姿は、他人の共感を呼び、結果的に新たな機会を生みます。ビジネスは後からついてくるものです。

② 内発的動機が持続力を生む

好きなことに取り組む際、成果に縛られないため、持続力があります。これは、どれだけ時間がかかっても諦めない力を生み出します。

③ 好奇心が新たな価値を生む

好きなことを探究する過程では、他者が見逃すような細部に目を向ける力が育まれます。
結果、他にはない価値や独自性を生み出すことができます。

4. 「好き」を探究するための3つのヒント

① 結果を気にせず、まずやってみる

アインシュタインの「思考実験」のように、頭の中で自由に遊んでみましょう。失敗や無駄を恐れないことが重要です。

② お金ではなく「なぜ好きなのか」を問い続ける

好きな理由を深掘りすることで、その対象への理解が深まり、新しい発見や価値を生むことができます。

③ 外からの評価を手放す

他人に評価されることを目的にしないことで、自分の「好き」に集中できます。これは創造性や満足感を高める鍵です。

5. まとめ:好きが「成功」を連れてくる理由

「うまくやろうとすること」に注力するのではなく、自分の「好き」を探究することに時間とエネルギーを注ぎましょう。
歴史上の偉人たちは、ビジネスや収入を目的にしていなくても、自分の好きなことを追求することで結果的に大きな成功を収めました。

最後に、『道は自ずと開ける』という言葉があります。
好きなことに向き合い続ける姿勢が、最終的に自分にとって最善の道を示してくれるでしょう。

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