模擬授業
みなさんこんにちは
いかがお過ごしですか?
さて、日本語学校(日本語を教える)にあたって、
必ず通る関門といえば、この模擬授業ですね。
みなさんは模擬授業はどうでしたか?
「予定したことができなかった」とか
「質問されて、詰まってしまった」など
いろいろな経験があると思います。
私の場合は、少し特殊で、海外で初模擬授業を行いました。
それは、ECCのような外国語の塾のようなところで
日本語を教えることになり、模擬授業を行いました。
当日、周りはいろいろな先生が、学生と教室で
教えられており、ど緊張の中、11時の約束で学校で
待機していた。
現地(タイ)に入国して一ヶ月も経っておらず、
完全にアウェー。
全員の視線が、私の胸に突き刺さる思いでした。
そうして11時になりましたが、試験官は来ず、
少し遅れるとのことでした。
そうして12時になり、とりあえず食事をとり
また待機しました。
(あまり喉を通りませんでしたが、)
ちなみに、授業箇所は知らされておりませんので
究極の緊張状態だったのは想像できると思います。
そうしてようやく2時に来られました。
しかし、その試験官は少し怒っていたんです。
それは、当日、模擬授業をチェックしてほしいと
連絡があったらしく、それから用意して家を出たので
遅くなったそうです。
(そら怒るわな・・)
そうして模擬授業が始まるんですが、
事前に山勘で、みんなに日本語の8課(形容詞導入)か
14課て形導入かが来るのではと多めに練習していたんです。
すると
「8課 お願いします」
と言われ、心の中で「よっしゃ」と叫びました。
そうして、始まりましたが、
その模擬授業が初模擬授業なので、ど緊張マックスになり
何度か頭が白くなりかけました。
さらには、形容詞の説明を続けていると質問がきました
「きれい」は「い」で終わりますが、なぜ「な形容詞」
ですか?と。
「うっ、」と一瞬詰まりましたが、なんとか漢語と和語などを
例に挙げ説明しましたが、グダグダになり、例外もあります
覚えましょう。となっちゃいました。(反省)
なんとか、終わり
チェックシートに何やら色々書き込んでました。
もちろん汗びっしょりです。
二度目の模擬授業
次に別の学校で、二度目の模擬授業がありました。
今度はみんなの日本語の40課をお願いします。
と言われ、日時も言われてから一週間後でした。
しかし、模擬授業のはずが、本当の学生を前に
授業をさせられたんです。
挨拶から始まり、少し身の上話をしたりと
時間的には、助かりましたが、直の反応に
少々凹んでしまった記憶があります。
「かどうか」の文法の導入で、その国の電車の
来る時刻などで、導入したんですが、学生は口を揃えて
「わかりません」
私「え?」(汗が滝のように流れる)
実はわからないのは、地元の電車の時刻であり
調べられないので、わからないとのことを後で知りました。
その時は、台風や地震に変更し、なんとかことなきを得ましたが
「わかりません」という単語は、それ以来ちょっとトラウマに
なってしまいましたね。
今では、「わかりません」と言われたら、
「じゃもう一度」や「調べよう」などで
一緒に学習するかのようにできますが、
その当時は、次、次と、違うことで反応を伺うくらいしか
できませんでした。しかもネタが尽き、時間前にこれで終わります
と言ってしまったので、それはマイナスでしたね。
初めての人の前での模擬授業、しかも試験官となれば
緊張し、普段では起こらないようなことが起こるもんですね。
みなさんはどんな経験がありますか?
今日もありがとうございます。
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