悪夢
また、悪夢を見た。
私の見る悪い夢はいくつかパターンがあるのだが、今回もその中の一つ。
高校の文化祭の準備が何をどう頑張っても間に合わなくて絶望するという夢だった。
部長をしていた茶道部の準備が、もう絶対に間に合わない。部員にも、顧問にも迷惑をかけると思って心がズタズタになる夢。
私が高校生だったのはもう10年以上も前のことで、実際に茶道部の部長だったのだが、私たちの代も文化祭の出展は大成功した。
なのに、夢の中で私は未だに高校生で、八方塞がりになって泣いているのだ。
しかも、「コロナで引き継ぎがうまくいかなかった」みたいに、夢だから当たり前なのかもしれないけれど、辻褄の合わない出来事も起こる。
私はいわゆる明晰夢を度々見るのだが、悪い夢は夢と気づけない。
それどころか、飛び起きた後で今の私がいくつでどこにいて何者なのかを知るまでにも時間を要する。
今朝もそんな悪夢で、起きる予定の2時間も前に目覚めてしまった。
なんだかもう眠る気にならない。
温かいものでも飲んで落ち着こうかな。