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中華粥は飲み物です
中国では年間降水量1000mmのラインを指す秦嶺・淮河線を境に北は小麦(面食)、南は米を食べる文化に分かれるとよく言われます。確かに北方では饅頭(マントウ)や肉まん(肉包)、煎饼(中華クレープ)なんかが美味しいですし、南だとお米入りのシュウマイが美味しかったり・・とかはありますが、結局北の人もお米は食べるし、南でも麺類や小籠包とか肉まんも食べるのであまりアテにならないとは思ってます。
そんな中で長江下流域の南方人である妻が大好きな米食がお粥。
特に薏米粥(ハト麦と赤豆のお粥)が大好きで、食べると体があったまるということで、よく家で作っています。
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私もちょっと食べさせてもらったりはしますが、美味しい!と断言できるほどではなく、体にいいから・・と自分を納得させないと箸が進まない系の味ではあります。不思議とザーサイと一緒に食べると食が進みます。
日本ではお粥は割と風邪を引いた時の養生として食べるようなイメージもありますが、割と妻の地元では体調や季節を問わず気軽に朝ごはんでも昼ごはんでも食べているようです。それと中国では「お粥を食べる(吃粥)」ではなく「お粥を飲む(喝粥)」と表現するのが普通で、日本のお粥と比較するとかなり水分が多いのが一般的です。
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最近では中華粥の専門店も日本で増えてきていて、日本人好みの薬味がトッピングされてたりしてどこで食べても美味しく頂けます。
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消化も良くて栄養を効率的に摂取できる中華粥。ゆくゆくは私も自分で作れるようになりたいですが、妻が1時間くらい煮詰めて作っているのを見て毎回断念している次第です。