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中国のAI面接がいいなって思う

コロナ禍以降で日本でも様々な生活の変化がありましたが、割と革新的だったのがリモート会議ですね。特に僕らのようなフリーランスの職種だと、家にいながら会議できるというのはものすごい技術革新でした。

一方、中国ではいまいちリモート会議は根付かなかったようです。話があるなら対面、もしくは電話しよって感じらしいです。。

逆に中国で大きく変わったのが、大学のオンライン授業。これはWeChatのようなスーパーアプリを使えば課題提出のやりとりや映像・音声チャットなどほぼ何でもできるので、キャンパスにいかずに授業を受けるというシステムが学生たちにもだいぶ受け入れられているようです。清華大学なんかは、メタバースキャンパスみたいなのも出てきてるみたいです。

さて、そんな中国では最近就活におけるAI面接なるものが流行ってるようです。

 「AI面接官」とは、面接を担当するバーチャルヒューマンのことだ。自然言語処理や感情分析、表情認識といった先端技術が駆使されている「AI面接官」は、求職者の回答や動作などを全面的に分析し、求人をしている職種に適した人材かを評価することができる。「AI面接官」の大量活用が採用面接における新たなトレンドとなっている。

 卒業見込み大学生の楊楊さんは、AI面接官が担当する面接をすでに3回受けたと言い、最近受けた「中国郵儲銀行」の面接では、「AI面接官」に勉強や実習の経験について質問されたという。

 楊さんは、「面接では計6つの質問があり、回答の制限時間は質問1つ当たり3分。面接はすぐに終わった。従来の面接と比べると、AI面接はスマホで面接を受けることができて時間の節約になり、効率がいい」と話す。

 楊さんのように、「AI面接官」の面接を受けたという求職者は少なくない。市場調査会社・艾瑞諮詢(iResearch)が発表した「2023年中国オンライン求人市場発展研究報告」によると、面接のシーンでAI動画が使われている割合は31.8%に達している。企業1千社以上と大学生数千人を対象として、求人サイト「牛客網」が実施した今春の大学生求人に関する調査によると、調査に回答した大学生の半分以上がAI面接の案内を「受け取ったことがある」と答えた。

 調査によると、「従来の面接よりAI面接のほうが客観的」と感じている求職者が少なくなかった。ある回答者は、「人間の面接官は好みやその時の状態が面接結果に影響する可能性がある。AIの評価は標準化され、可視化されており、人為的な要素の影響を受けにくく、求職者は自分の実力をアピールすることに集中しやすい」と語った。

これは日本でやったら賛否両論になるんでしょうかね?
でも、正直これはとても良いアイディアだなと個人的には思っていて、就職活動の時に面接ほど無駄なものはないと思ってました。所詮人の好みでやるものなので、結局はうまいこと会話を合わせられる人だったり、コミュニケーションが上手い人が有利になっちゃうんですよね。でも、必ずしもそういうお調子者が仕事ができるとは限りませんし、成長するとも限りません。面接にやたらコストかけてる企業は本当にバカだなぁ〜仕事なんてやらせてみたいことには何もわからないのに・・・と当時から思ってましたが、AI面接はまさに面接における不条理を解決する良い方法だと感じます。

でも、結局仕事っていい人との出会いが大事だったりするし・・
なかなか難しいもんですね

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