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日中夫婦で「地面師たち」を見た

去年からNetflixで配信されているドラマ「地面師たち」
今さらですが、妻が面白そう!というので一緒に観てみたら面白すぎて1日で最終話までかけぬけてしまいました。

『地面師たち』の原作は新庄耕氏の小説で、実際に起きた地面師詐欺事件をモデルにしています。(「地面師」とは、他人の土地を所有者や地主になりすまして売り飛ばす闇の詐欺集団)

もちろん、超一流の俳優陣と脚本・演出でドラマとしてのクオリティが高いのはもちろんのこと、やはり「地面師」とパワーワードと、”土地”と”金”という人類のすべての争いの根源がメインテーマになっているところが、視聴者に途中離脱を許さない面白さの一因でしょうか・・とこれは私のどうでもいい感想なんですが、中国人の妻はどう見ていたのか?

不動産売買が大好きで基本的に「家は買う」という考え方の人が多い中国ですが、厳密には土地は国家の所有物であり、個人で土地を所有することはできません。「建物の所有権」と「土地の使用権」を得るために使用料を払うというのが、いわゆる家を買うということになります。(所有権の期限は70年間)こうした事情からも、土地を所有できる日本で物件購入する中国人が多いのもうなづけます。

様々な歴史的背景から、中国人の土地への想いは強く、家がないと親が結婚を認めない説があったり、建物がまだ建ってないのに銀行に多額のローンを抱えていたり・・

中国で育った妻は地面師を見た感想は、「ハリソンと拓海の関係が〜」とふつうにストーリーをこう変えたらもっと楽しいという注文だけでした笑

いずれにせよ、中国では地面師詐欺みたいな事件はあんまり聞いたことがないようです。中国版にアレンジしたらどんなストーリーになるんでしょうかね?


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