中国旅行で気をつけるべきこと5選
もともと中国への渡航は15日間以内の滞在であればビザが免除されていたのですが、コロナ禍で観光ビザも必要となってしまい、なかなか気軽に行き来する事ができなくなってしまいました。ノービザにはまだまだ時間がかかりそうですが、徐々に条件が緩和されて来ているので、将来的に中国旅行を検討中の方もきっと多いかと思います。
中国に旅行した方や初めて出張で訪れた方の後日談を聞くと概ね楽しかった!という人が多い印象ですが、何らかのトラブルや想定外の出来事が起こって嫌な思い出にならないように、中国旅行で覚悟しておくべき事を優先順位の高い5つに絞ってお伝えします。
トイレットペーパーは常に携帯すべし
都市部のビジネスホテルなどであれば備え付けのトイレットペーパーが設置してあることがほとんどですが、公共トイレやショッピングモール、娯楽施設などのトイレにはペーパーがない事がほとんど。個室に入ってからしまった!と気づいても時すでに遅しということになります。なので、外出の際には必ずトイレットペーパーを持参するようにしましょう。
ちなみに、中国では基本的にペーパーを水に流さず、備え付けのくずかごに捨てるのでこのルールも併せて覚えておきましょう。
また、ウォッシュレット付きのトイレもほぼ見かけないので、ないと困る!という方は、携帯用のものを持っていきましょう。
観光地で日本語で話しかけてくる人は一旦疑うべし
いわゆる観光スポットのお店の店員ではない人から日本語を話されたらちょっと注意した方が良いです。というのは100%というわけではないですが、ぼったくりの可能性があります。
学生時代に北京に短期留学している日本人のクラスメイト達と万里の長城を観光したのですが、可愛い子供達が途中から一緒になって歩いて来て、時に日本語混じりで楽しく会話してくれたんです。どんどんその人数が増えて10数人までになり、観光を終えて帰る際に、はい!ガイド料金50元、人数分でお願いします!と言われたんです。商魂たくましいですよね…
もちろん、ガイドの話は事前に何も言われておらず、貼り紙等での告知も一切なし。この時は、中国人でガイドしてくれた方が話し合ってことなきを得ましたが、そういうことは留学初期に何度も経験しました。
上海の南京路とかでも去年行った際にはほぼ見かけませんでしたが、以前はキャッチが日本語で偽物ロレックスを売りつけてくるのも日常風景でした。そのまま無視しても良いし、「不要(いらない)」、英語で「ノーサンキュー」など、とにかく相手にしないように。
駅近のホテルは極力避けるべし
日本ではあまりそういう感覚がないかもしれませんが、中国の電車の駅「火车站」付近のホテルは格安なところが多いですが、あまり治安が良いとは言えません。特に無防備な外国人の旅人を狙ったスリやぼったくりなどが多いです。
基本的には市の中心部のビジネス街にあるホテルや、少し高くても外資系のホテルがビギナーにはオススメです。
一度私が留学中に、両親と弟が上海に旅行に来たんですが、日本の旅行社がホテルを手配したようで、駅近の当時だいぶ治安の悪いところだったので、事前に相談してくれよ!と伝えるも後の祭り。
交通の便を考えて駅近を選択ぶ気持ちはわかりますが、中国のタクシーはまだまだ日本に比べて安いので駅までの移動はタクシーでも良いかと。
中国観光ガイドを得意としている旅行社なら良いですが、宿泊先やプランを考える際には、現地にいる知人や、中国滞在経験のある方に一度相談すると安心かと思います。
水道水は飲むべからず
これは結構常識として周知されているかもしれませんが、中国では水道水を直飲みする人はいません。そもそも水道水を飲める国は世界中でもかなり珍しいようですね。
なので、ホテルの水道水をそのまま飲むのはもってのほか。煮沸すれば飲めるという人もいますが、一般家庭で浄水器があるならそれで良いのですが、そうでない場合はミネラルウォーターを買ってきて飲んだり煮沸してお茶やコーヒーにした方が無難かと思います。せっかくの旅行でお腹を壊したら元も子もないので。
ちなみにペットボトル飲料もコンビニやスーパー、観光地の売店などで売っているものなら問題ないのですが、日本の縁日などでよく見かける氷水に浸かった状態で売られているペットボトル飲料、これも少し注意が必要です。今はわからないのですが、水道水をそのまま冷やしているものがあったりして、若干リスクはあるので。
ビールは冷えたものを注文すべし
トラブル回避とは違う話ですが、レストランで美味しい中華料理を食べても、ぬるいビールが出てきたら台無しですよね?でも、オヤジ!ビールが冷えてねぇぞ!といくら吠えても中国では常温ビールが常識なので通用しません。
なのでキンキンに冷えたビールで乾杯したい人は冷たいものを注文する時に使う「冰的(ビンダ)」という中国語だけ覚えてください。
このほかにも細かい注意点は色々とありますが、意外と見逃されがちな重要項目を今回は紹介しました。
最後に本日の豆豆