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土足OK?中国と日本の居住環境の違い

私が中国に留学している最中に一度両親と弟が上海に旅行で来たことがありました。父はビルのメンテナンス専門の会社で技術職をしているので、中国のマンションを見て色々気になる部分があったようです。私が感じた日本の住環境との違いに父が発見した観点も含めていくつか紹介します。

玄関がない

確かに中国のマンションやアパート、一軒家に関わらず、玄関口の靴を脱ぐための段差って私の記憶する限り見たことがありません。まあだいたいは、平面上でスリッパに履き替えるか、そのまま土足で家の中を歩くか。なので今は少ないかもしれませんが、私が留学していた2000年代だと上海でもマメに掃除してない友達の家に行くと室内が砂でザラザラしてることもよくありました。

バスタブがない

外国人向けのホテルだとバスタブ付きの部屋もなきにしもあらずなんですが(両親が当時泊まったホテルはなかった)、一般家庭でバスタブ付きのバスルームって見たことがありません。基本的にシャワーのみで済ます人が多く、浴槽に浸かりたいなら銭湯や温泉に行くという感じです。温泉は水着を着つつ混浴という場所が多かったですね。
ちなみに私の妻も最近ようやく自宅でお湯を張って入浴するようになりましたが、当初はやっぱりシャワーのみで済ませていました。

窓が出っ張っている

中国に行ったことがある方にはお馴染みかと思いますが、あの窓が外にボコッと飛び出しているマンションて中国独特なんですかね?ほか海外でも存在するのかしら?
その時観光ガイドの中国人に聞いたら黄砂対策で洗濯物を室内干しするために室内版のベランダみたいな感じで窓が張り出してるとのこと。中国語でベランダは陽台というので室外というよりは太陽光が差し込む室内スポットみたいなニュアンスになるかと思います。もちろん地域や場所によっては外干ししてる家もありますけどね。

室外機が外壁に張り付いてる

父が一番びっくりしたのはこれでした。「地震が起きて落っこちたらどうすんだ・・」と。確かに中国ではエアコンの室外機を外壁に取り付ける建物が数多く存在します。日本ではベランダに室外機を設置するのが一般的ですから、そもそもベランダがない中国のマンションであれば外壁に留めるしかないということでしょうか。この件を中国側から見て比較した記事もありましたので参考まで。

ちなみに最近の中国では壁の中に室外機を埋め込むようなマンションも登場していて、昨年、比較的都会の淮安の親戚宅にお邪魔した際にはそのようなレイアウトでした。

隙間大好き、我が家の豆豆は日本のマンションを気に入ってくれてるだろうか



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