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「乙巳の年の始めに」

1      今年は乙巳(きのとみ)の年

皆さま、本年もどうぞ宜しくお願い致します。Japan CDO Community (JCC)世話人で全国地域情報化推進協会顧問の吉田真貴子です。

昨年は1月1日の能登半島地震に始まり自然災害も多い年でした。被災された方々に改めてお見舞いを申し上げるとともに、復興への着実な歩みが進みますようお祈りしております。

2025年となりました。今年は巳年、特に本年は60年に一度巡ってくる「乙巳(きのとみ)」の年でもあります。乙巳は非常に珍しい組み合わせで、乙は木を、巳は蛇を意味し、木が蛇を包み込むようなイメージから、成長や発展を象徴するそうです。そして今年は昭和から100年の年ともなります。昭和から積み重ねた日本の良き資産を活かしつつもデジタル技術を最大限活用し、令和にふさわしい各地域の発展を実現したいですね。

2      今年は地域DXにとって大切な年

各地域のDX担当の皆さまとしても、今年はとても大切な年となりそうです。2025年度末は、自治体情報システムの標準化の目標期限となります。また、政府が「地方創生2.0」を推進する中、地方自治体はフロントヤード改革、生成AIの活用など、住民の皆さんに役に立つDXを実現していく必要性も高まります。サイバーセキュリティ対策への目配りも今まで以上に大切になっていくでしょう。
自治体の職員の皆さんがDXの意義を理解して一丸となって取組むことができるよう、庁内のDX推進体制を固めることも大切ですね。DXに関する事業は各地域にとって初めての取組みであることが多いので、CDOをはじめとする担当の皆さんが悩みを抱えたり、問題・課題が持ち上がることもあるでしょう。JCC事務局も、全国の各地域で活動するCDOが相互に知恵や課題、成功例や失敗例を学び合い、ともに前進するお手伝いができればと思います。

3      JCCはメンバーを広げ外部との連携も深めていきます

JCCは、昨年はメンバーを着実に増やしてきたのはもちろん、外部の色々な機関との連携を深めた年となりました。6月には、東京ビッグサイトで行われた「自治体・公共WEEK」で人材育成に関するセッションを実施し、また、サイドイベントも実施してJCC会員相互のリアルの交流を深めました。11月には、全国6カ所で開催された「デジタル社会実現ツアー」に協力しJCC会員が各地のパネルディスカッションに参加しました。10月には、自治体情報システムの標準化について、各地域の意見を踏まえて、JCC有志で意見書をまとめ、デジタル庁に提出しました。
今年も色々な取組みを行っていきます。今月、総務省が主催して外部DX人材向け研修が実施されますが、こちらにもJCCが協力する予定で、JCCコアメンバーも講師として参加することになっています。もちろん、会員相互の交流もさらに深めていきます。リモートで情報交換を行う「JCCサロン」は気楽な雰囲気を維持しながら、今年も続けていきます。

今年もJCCの活動へのご参加・ご支援を宜しくお願いいたします!

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