美術館巡りまくり慶應生

慶應義塾大学で美術史を専攻してます🍀 主に美術作品や展示会録、書籍紹介を行っています。 noteでの収益は全て展示会入場料や図録購入に充てますので女子大生の研究を支援してくださる方は是非よろしくお願いいたします。

美術館巡りまくり慶應生

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美術館巡りまくり慶應生、始動

ヘッダー画像:ルーブル美術館にて自主撮影 閲覧ありがとうございます。 何か学生生活で成し遂げたいな、と思った時に自分の専攻や興味を活かしてコンテンツを作りたい!と思ったのでこのnoteを開設しました! これからどんな記事を更新していくか書くので是非見ていってほしいです🌸 「美術館巡りまくり慶應生」の中身   端的に言いますと 「美術鑑賞が趣味の女子大生」 です。この趣味があったから慶應義塾大学文学部を選んで美学美術史学科を選んだと言えます。 美術史や美術の何た

    • 印象派の旅〜新印象主義の誕生〜

      閲覧ありがとうございます。 印象派の旅シリーズも後半戦となりました。 今回は新印象主義という流派が生まれたところから始めます。 1,新印象主義の誕生 新印象主義はこれまでよりも一つ一つの点が大きくはっきりと点描画だと分かりやすい作風です。 これまでの印象派は睡蓮のように荒々しい筆の跡が残されていましたがこの新印象派はほぼ同じ大きさの点のみで構成されています。それにより、緻密な表現を追求したのです。 このヘッダーにもなっている絵画を1891年に制作したのは新印象主義勢

      • 印象派の旅〜モネと睡蓮〜

        閲覧ありがとうございます。 前回と同じヘッダー画像だけど微妙に切り取るところ変えたのでマニアックな方は比べてみてください。 今回の記事は印象派に近代芸術が到来するところから始めます。 1,近代芸術の到来・セザンヌの登場 粗野な外観の裏に知性を秘め、妥協を嫌ったポール・セザンヌはあらゆることから離れて生活していました。 ルーベンスやピュジェ、シャルダンらを崇拝し、伝統を愛した彼ですが型にはまることを嫌い、公式決定機関からはいつも門前払いをされていました。 セザンヌと

        • 印象派の旅〜モネからゴッホまで〜

          閲覧ありがとうございます。 365日美術鑑賞という企画の第2回目となるのですが前回と比べてかなりタイトルや記事で仕様を変えています。 なぜなら…… 印象派って一筋縄ではいかないから! です。 そもそも印象派を取り上げようとなったのが私の趣味以外にも近く、上野の国立西洋美術館で印象派展が開催されるからなんですね。 その前にちょっとおさらいを一緒にしましょうということで今回の記事は特定の作品について深掘りするのではなく印象派の歴史、つまり流れを解説しようかななんて思っ

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        美術館巡りまくり慶應生、始動

          アウロラとケファロス〜美術鑑賞①〜

          365日美術鑑賞記念すべき第一回目となります。 ヘッダーの絵画について解説しますので気軽に見ていって欲しいです。 1,作品紹介 図録の写真を載せようと思ったのですが撮り方が下手なので画像を使わせていただきました。 展覧会訪問録までには写真の技術を上げなければ💦 こちらはロココ美術の巨匠であるブーシェの 「アウロラとケファロス」 という作品になります。 制作年は1745年頃と推定されておりちょうどフランスではポンパドゥール夫人がルイ15世の愛妾として宮廷で実権を

          アウロラとケファロス〜美術鑑賞①〜