【Gapyear体験記#27】 金森秋波さん
お名前:金森秋波
年齢:23歳
期間:大学4年時の8か月
滞在国:日本
今の活動(職業)内容はなんですか?
2020年4月から11月末まで北海道の有機農家さんのところで正社員として働いていて、今は日本中を旅しています。休学をしたわけではなく、卒論を書きながら就活もせずに旅をしています。3月に大学を卒業するので、また北海道に戻って新社会人として農家で羊飼いをします。
ギャップイヤーを選択した理由は何ですか?
周りはみんな就活をしていましたが、自分の中ではそれよりも今したいことを学ぶのが一番だと思ったのがきっかけです。働き方よりも暮らし方に焦点を当て、自給自足の暮らしがしたく、まずは実際に見ようと思って回り始めました。働き方から見ると可能性って縮まると思うんです。お金を稼ぐための手段だけど、そういうのを外して考えてみたらもっと自由なんだろうなと思います。4月の時点で旅を始めたので、周りの友達の就活の様子を見る機会があまりなかったので、比べて焦ることもありませんでした。
ギャップイヤー中には具体的にどんな活動をしていましたか?
自給自足の暮らしを求めて色んなところを転々と旅していました。まず福岡県糸島にある糸島シェアハウス。エネルギーとお金と食べ物を自分たちで作るというコンセプトで4月から1週間くらい滞在しました。そのあとは熊本のサイハテ村に2週間。5月はコロナの影響で実家にいることが多く、6月からまた旅に出ようと思って北海道へ行きました。
北海道に行く前に「移住促進フェア」に行ったりして、情報を集めていました。その時に出会った地域おこし協力隊の方の紹介など、北海道にいる間は本当にその時その時のつながりでいろんな場所をめぐりました。
まず余市エコビレッジで20日間お手伝いをした後に、幌延に10日間滞在しました。幌延のことを教えてもらったり観光したりタイ焼き屋でお手伝いをしたり。
そのあとは美深にある羊を飼いながら自分たちで手作業で羊毛の服や雑貨を作るお店「粗清草堂」というお店に寄ったんですが、そこのコンセプトがとても気に入り、明日から滞在させてくださいとお願いしました。結果2か月お手伝いしながら滞在させてもらいました。
WOOFFを元々受け付けているところだったので、「チェーンソー使えます!」とアピールしたんです。大学で林業をやっていたことが活きました。
下川で馬を買いながら暮らしている人を訪ねて北見でファームステイをして、札幌で4日間くらい札幌のお寺に滞在しながらインターンをしたりと、とにかく旅をしながら自分の興味のあるところへ向かっていました。
旅中に出会った人の紹介のおかげで様々な出会いがあり、色んな場所を巡ったので、旅を終える前に今まで出会った人に会いに行く時間も作りました。
まとめきれないくらい、学びが沢山の旅でした。
ギャップイヤー中の経験が今の生活にどのように生きていますか?
農園で働いてとっても楽しかったです。
北海道で繋がった人が多かったので、遊びに行ったりイベントに呼んでもらったりという機会が増え、つながりって大事だなと改めて実感しました。旅先で出会ったご縁で就職先も見つかりました。何も知らない土地に働きに行くよりは、知っている人がいたほうが安心。旅がなかったらなかった話なので行動してよかったなと思います。
ギャップイヤーを経験してよかったと思うことやメリットがあれば教えて下さい。
毎日が楽しかったです。生きているという実感があります。人とのつながりが一気に増えて、大学生活だけでは繋がれない人が増えたこと、応援してくれる人が増えたことはメリットだと思います。旅って内観だなと感じました。自分を見つめ、自分を成長させてくれました。もちろん行きたかったところに断られてしまったり、思い通りに行かないこともありますが 受け取り方次第。その時の流れやタイミングの波に乗りやすくなりました。導かれやすくなった気がします。メンタルも強くなりました。
ギャップイヤーについて気になっている方へのメッセージをお願いします
やってみたらなんとかなる!
頭で考えてもあまりいいことないし、自分の感覚に従って生きていればうまくいく。
わくわくするならやる 不安がらずにホントに何でもやりたいことはやってみてほしいです。就活をしないといけないと思ってやるのか、自分がしたくて就活をするのか、そこをまず考えてほしいと思います。
当たりまえや一般的だと思われていることを疑ってみる、その勇気があればうまくいく!
★金森さんのInstagram (@akiha_zikyuzisoku)
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日本ギャップイヤー協会とは
【 肩書のない時間を通して、人生を_____する 】
ギャップイヤーを切り口に「多様な選択肢を広める・ギャップイヤー経験者を支える」活動をしています。
●毎月7日、日本時間19:00からzoomお話会
→ ギャップイヤー経験者、気になっている人が集まり、テーマに合わせてゆるーく語り合う温かい場です。初めて参加の方も大歓迎。
●noteで経験者のインタビュー記事
→ ギャップイヤー経験は100人いたら100通り。年齢もタイミングも違う多種多様なギャップイヤー経験から勇気をもらって一歩踏み出すきっかけになればうれしいです。
質問等ありましたら、Instagram (@japan.gapyear) / Twitter (@japan_gapyear)のDMまでよろしくお願いします :)