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機械仕事
今日はトラクターで秋起こしを行った🧑🌾
耕していると、無数の蜘蛛や小さな虫が土の上でトラクターから逃げている。
「うまく逃げておくれ」と心の中で声をかける。
乗用の機械は楽だし肉体もあまり疲れない。
田に足をつかずに仕事が終ってしまう。
なぜか、こんなに近い距離なのに自然との距離が遠のいてしまった気がしてくる。
作業時間も短くて済むから、田に接する時間も短くなる。
農的暮らしを求めれば、田と接する時間は長いほうがいい。
農業での生活を求めれば、一つの田と接する時間を短くすることが必要になってくる。
時間や距離をきちんと意識していないと農の世界を内側からみることがおろそかになる。
トラクターの大きな音は天地の音をかき消してしまう。
手仕事中心の田んぼを残しておくことはやはり正解だったのだ。
農の世界に携わりながら、農を感じることが遠のいていく農業。
農業から天地一体の農の世界が忘れさられることがないように。
食料を生産することだけが目的の産業にならないように。
百姓のまなざしを継承していこう。