⑧「Configuring」(設定)
どうも!ジャパンダくんです!
本日も早速内容に入っていきたいと思います!
今回も引き続き、【初級編】コミュニティ創りの「4C」の内容に入っていきます。
前回、インサイトから考える「Catch」(心を掴む)では、
インサイトを「まだ満たされていない隠れた本音」と定義し、「Catch」(心を掴む)では「隠れた本音を掴み取る」イメージのもと、
「物語」の対象となる人の「心を掴み取る」ことを意識してきました。
ここでの、「仮想敵が何なのかを考える」「Configuring」(設定)では、
コミュニティ創りにおける、「仮想敵を設定する」といった作業を行います。
そして、ここでの「仮想敵が何なのかを考える」では、構築が完了した後のあなたのコミュニティを運営していく上で、
コミュニティのメンバーとの目的意識を高める鍵になります。
今、タイトルを聞いて
「仮想敵って何だろう」
「コミュニティに何か敵が必要なの?」
こんなふうに思いましたよね。
実は、常に「新しい何かを創る」時には、「新しいライバルを創る」といった背景が存在します。
これらは、コミュニティ創りにおいても同様です。
しかし、コミュニティを構築・運営していくことにおいては、「仮想敵」は、もう一点重要な役割を担います。
それは、コミュニティにおける「仮想敵」は「共通の認識」といった役割を担います。
この「共通の認識」はコミュニティのメンバーとの活動を行う上で欠かせないものになるので、
コミュニティ創りではどこに「仮想敵」を「設定」するのかが非常に重要になってきます。
ジャパンダくん!
「新しいライバルを創るといった背景はなんとなくわかるけど、コミュニティとの関係性がわからないな」
そう思いますよね。
ここでの、コミュニティ創りの「仮想敵」とは、「コミュニティのメンバーとの共通の認識」と定義していきます。
言葉通りの「敵」といった意味合いではなく、あくまで課題やギャップにおける「共通認識」になります。
コミュニティの本質は「活動」です。
そのため、あなたのコミュニティが活動をしていく上で、常にコミュニティのメンバーと同じ認識を持ち続けることが必要です。
コミュニティを構築していく上で、この「仮想敵」をコミュニティのメンバーと共通の認識が取れていない状態では、
目的意識が薄くなる傾向あり、コミュニティのメンバー1人1人の主体性がなくなりコミュニティ全体の活動が加速しにくくなります。
「コミュニティのメンバーの主体性がない」
「コミュニティのオーナーだけがアクティブに活動ばかりしている」
このような悩みは、コミュニティのオーナーが抱える悩みとして多くあります。
原因としては、コミュニティの活動における、「仮想敵」をきちんと特定できていない。
もしくは、コミュニティのメンバーと「共通認識」として持つことができていない。
などが挙げられます。
でも安心してください。
僕たちはこの「仮想敵」を見出していく第一段階はすでに完了しています。
前回のチャプターにおける【初級編】Sympathy(共感)での「結晶」である
「未来に思いを馳せる」では、「Configuring」(設定)を見出す過程としての効果を発揮します。
つまり、あなたのコミュニティおける「仮想敵」を意図的に「設定」する作業になります。
ここでは、前回の内容を踏まえながら、「仮想敵」を特定し、あなたのコミュニティが活動的になるために、
コミュニティのメンバーとの「共通認識」をきちんと明確にしたコミュニティ構築ができるようにしていきます。
さらに、今回の「Configuring」(設定)のワークシートがありますので、
下記のLINE@友達追加して無料で受け取って実践形式で行って見てくださいね!
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インサイトに対して「本音」を設定する
それでは本題ですが、
実は、この「仮想敵」は前回のインサイトに対して、「本音」を設定するといった作業になります。
【初級編】Sympathy(共感)での「結晶」である「未来に思いを馳せる」では、
「現状」と「理想」の2点を定めることで、明確に「課題・ギャップ」を捉えることができると見てきました。
この「課題・ギャップ」の場所に「仮想敵」が隠れているといったイメージのもと、
「仮想敵」の特定は、この「課題・ギャップ」を言語化していく作業になります。
つまり、インサイトにおける「本音」として、コミュニティの活動における「課題・ギャップ」を明確にすることは、
「仮想敵」を明確にしていくことと同意になります。
「でも、仮想敵と課題の違いがわからない」
そう思われた方も多いと思います。
コミュニティ創りの「仮想敵」とは、「コミュニティのメンバーとの共通の認識」です。
合わせて、「課題・ギャップ」を埋めていく「手段」があくまで「コミュニティ」といった関係性になります。
ここでは再度、言葉通りの「敵」といった意味合いではなく、あくまで課題やギャップにおける「共通認識」になることを抑えてください。
具体的には、前回のインサイトを記述するための基本構文から導き出される、
「困っているのに、誰も手も打とうとしてないんじゃないか」
ここに該当する部分がインサイトに対して「本音」を(設定)する作業になり、
コミュニティ創りにおける「仮想敵」と言った立ち位置になります。
この「誰も手も打とうとしていない」部分を明確にしていくことは、「ライバル分析」することが大切です。
あなたのコミュニティが、「まだ満たされていない隠れた本音」を指摘し、
「誰も手も打とうとしていない」ことに対してコミュニティの活動を設定できれば、
あなたのコミュニティは唯一無二の独自性を帯びたコミュニティになります。
「ライバル分析」
それでは、「仮想敵」を設定していく上で、「誰も手も打とうとしていない」部分を明確にしていくために、「ライバル分析」を行なっていきます。
ライバル分析を行う上では、
前回、【初級編】Sympathy(共感)での「再整理」にて、コミュニティの「方向性」を把握した内容が土台となります。
「仮説段階のベネフィット」を軸に、ある程度の自分が作るコミュニティの方向性から見えてくる領域において、
3つの視点から「ライバル分析」を行います。
1つ目の視点は「同一カテゴリー」です。
また、中心の円の領域では「Job」の領域があります。
「Job」の領域は、「同じ役割」「同じ仕事」をこなす領域です。
さらにもっと大きく捉えると、「Time」の領域で、「同じ時間」を奪い合うものは何か。
このように、「Time」「Job」「Category」の3つの視点から「ライバル分析」を行い、それぞれの「弱点を分析」をしていきます。
ここでは、3つの視点から「1番正しい領域」を1つ見つけていくことが大切です。
「コミュニティ構築・運営CAMP」の「ライバル分析」
それでは、イメージしやすいように、
ここでは、「コミュニティ構築・運営CAMP」コミュニティでの「ライバル分析」を見ていきます。
名前を伏せてざっくり見ていきますが、
・CATEGORY
同一の「カテゴリー」に関しては、「オンライン講座」「教養系のコンテンツ」
といった、主に「教養」や「学び」を提供している主体を設定しました。
・JOB
同じ「役割」をこなすに関しては、
「オンラインサロン」などの既に存在する「コミュニティ」「学びを軸としたコミュニティ」(大学のサークルなど)といった、
「特定のテーマ」を軸としている主体と「コミュニティ」をベースに組まれているものを設定しました。
・TIME
同じ「時間」を奪い合うに関しては、「AI」を設定しています。
この中で、「コミュニティ構築・運営CAMP」が選んだ「1番正しい領域」は「AI」です。
「コミュニティ構築・運営CAMP」の「弱点分析」
それでは合わせて、「コミュニティ構築・運営CAMP」が「仮想敵」として「設定」した「AI」に関しての「弱点分析」を行います。
ただ、「AI」といっても領域が広すぎる点と、非常に便利なツールとして認識していることを前提に、
「仮想敵」つまり、「AI」が「できないこと」における弱点の分析をしていきます。
図では「AI」にできない「5つのP」と題して表現しています。
「People」(人との交流)
「Passion」(情熱)
「Playfulness」(遊び心)
「Position」(ポジション)
「Purpose」(目的)
これらの「5つのP」をフィルターにかけると、
相反するものとして導き出される答えがコミュニティといった結論から、「コミュニティ構築・運営CAMP」では、
「AI」を「仮想敵」として設定し、コミュニティ創りの「4C」を組み立て、「ベースライン」(基準となる線)を作っています。
これからは「AI」の時代だと世間では広く言われていますが、「人間に残される領域はどこなのか?」といった視点から、
解決策として、コミュニティが機能することをベースにしています。
それでは、「弱点分析」を行なっていくと、
図では、「AI」にできない「5つのP」と「コミュニティの最大価値」から導き出された
「5つの特性」を表現しています。
詳しくは、【中級編】Strengths(価値)で内容を見ていきますが、
「AI」と「コミュニティ」といった関係性での文脈は、
「レストラン」と「BBQ」をイメージすると理解を助けます。
元々、料理というものは「出来上がった料理」を食べる。
といったことが「楽しみ」といったものとして前提におくと、
「三ッ星のお店に行きました!」
「食べログで、4.2のお店に行きました!」
といった楽しみ方がイメージできます。
この型を「レストラン型」と見た時に、「AI」が提供しうる「価値」は「レストラン型」といった印象を持っています。
では、「高級なコース料理を楽しむよりも、みんなで「BBQ」をしながら、
「みんなでワイワイやった方が楽しいよね!」
実はこちらの方が、「安いお肉だったとしても思い出に残るよね!という話があります。
この型を「BBQ型」と見た時に、コミュニティが提供しうる「価値」は「BBQ型」といったイメージにマッチします。
「レストラン型」(AI)は受け取ってるだけであり、「一方通行」なイメージです。
受け手である「レストラン型」(AI)に対して、「BBQ型」(コミュニティ)は「全員参加型」です。
もちろんですが、両者にはそれぞれの「価値」がり、人によって趣が変わるものではあります。
しかし、「AI」には提供できない弱点があることはイメージできるかと思います。
繰り返しになりますが、「仮想敵」は、前回のインサイトに対して「本音」を(設定)するといった作業になります。
「コミュニティ構築・運営CAMP」におけるコミュニティの例を見ていただけると透けて見えるように、
AIなどのテクノロジーにおいて急激に様々なものが便利になっていきます。
しかし、便利がゆえに人々の「暖かさ」や「繋がり」と言った本質的な価値が高まっていくことを見据えています。
「ライバル分析」から「弱点分析」を行うことで、コミュニティへの重要性が今後高まるといった筋書きが見えてくるかと思います。
ここでは、どこに「仮想敵」を「設定」するかで、「物語」(ストーリー)の筋書きが変わることを押さえてください。
「共感」を起点としたコミュニティ創りにおける「仮想敵」を設定することは、
「コミュニティのメンバーとの共通の認識」として機能し、「共感」を生み出します。
また、コミュニティ構築する面だけでなく、コミュニティ構築の後のコミュニティ運営における面でも、効果を発揮していきます。
次のチャプターで詳しくみていく、【中級編】Story(ストーリー)「5C」に関しては、
インサイトを起点に、「物語」の表層部分の構築に該当し、「共通の認識」としての「仮想敵」を明確にした上で、
「物語」の「対象」に向けた構築をするといった手順になります。
ここまでの内容で、コミュニティ創りにおいて、「仮想敵」を特定し「設定」することは、
「共感」を起点としたコミュニティを創り上げていく上での重要性は理解できたかと思います。
実践形式で「仮想敵」を特定する
ここからは、実際にあなたのコミュニティにおける「仮想敵」の特定を実践形式で行なっていきます。
コミュニティにおける「仮想敵」は「共通の認識」といった役割を担います。
この「共通の認識」はコミュニティのメンバーとの共通の活動を行う上で欠かせないものになるので、
コミュニティ創りではどこに「仮想敵」を「設定」するのかが非常に重要になってきます。
コミュニティの本質は「活動」です。
そのため、あなたのコミュニティが活動をしていく上で、常にコミュニティのメンバーと同じ認識を持ち続けることが必要です。
まずは、【初級編】Sympathy(共感)での「結晶」である「未来に思いを馳せる」にて、導き出してきた内容から、
「現状」と「理想」の2点を定めていきます。
この2点における「課題・ギャップ」の場所に「仮想敵」が隠れているといったイメージのもと、
インサイトを記述するための基本構文から導き出される、
「困っているのに、誰も手も打とうとしてないんじゃないか」
と思われるものを言語化していきます。
この「誰も手も打とうとしていない」部分を明確にしていくために、「ライバル分析」から「弱点分析」を行います。
最終的に、あなたのコミュニティが、
「まだ満たされていない隠れた本音」を指摘し「誰も手も打とうとしていない」ことに対して
コミュニティの活動を「設定」していくことをゴールに、
あなたのコミュニティを唯一無二の独自性を帯びたコミュニティに仕上げていきます。
それでは、ライバル分析を行う上で【初級編】Sympathy(共感)にて「再整理」した内容から、
「ベネフィットの3領域」である、
「情緒的ベネフィット」「機能的ベネフィット」「社会的ベネフィット」からコミュニティの「方向性」を定めます。
図では、「情緒的ベネフィット」を想定した際の「方向性」の先に存在する同じ領域の「ライバル分析」を表現しています。
その「方向性」の先に存在する同じ領域の「ライバル」から、
「Category」(同一カテゴリー)
「Job」(同じ役割・「同じ仕事をこなすもの)
「Time」(同じ時間」を奪い合うもの)
をそれぞれ言語化し、3つの視点から「1番正しいと思われる領域」を1つ「設定」します。
この「1番正しい領域」の「設定」に関しては、
「ベネフィットの3領域」から、導き出されるコミュニティの「型」「性質」「特性」を参考に、
3つの視点から書き出していき、仮置きでも大丈夫なので一度「設定」します。
仮に、誤った領域の「設定」を行なっても大丈夫です。
何度も検証し繰り返し言語化していく作業になります。
次に、「設定」した領域における「仮想敵」の「弱点分析」を行います。
この「弱点分析」をきちんと行うことで、インサイトを記述するための基本構文から導き出される、
「困っているのに、誰も手も打とうとしてないんじゃないか」
と思われるものを言語化していくことにつながります。
「共感」を起点としたコミュニティ創りにおける「仮想敵」を設定することは、
「コミュニティのメンバーとの共通の認識」として機能し、「共感」を生み出します。
また、コミュニティ構築する面だけでなく、
コミュニティ構築の後のコミュニティ運営における面でも、効果を発揮していきます。
前回の内容である、インサイトから考える「Catch」(心を掴む)と、
今回の「仮想敵が何なのかを考える」「Configuring」(設定)の内容は、
「満たされていない隠れた本音」として、前半部分「Before」としての時間軸に該当します。
後半部分を「After」として「このような変化をもたらす」という形で、
「価値分析」から考える「Core」(価値)、「新しい意味」を創る「Concept」(新しい意味)へと続きます。
このように、コミュニティ創りの「4C」を「Before」「After」といった時間軸で捉えて理解することで、
あなたのコミュニティの骨格が見えてくるようになります。
いかがだったでしょうか。
今回は【初級編】コミュニティ創りの「4C」における、
「仮想敵が何なのかを考える」「Configuring」(設定)の内容を見てきました。
ワーク「Configuring」(設定)
今回の「Configuring」(設定)」のワークシートがあります。
このテンプレート通りにするだけで、
コミュニティを構築していく上での、コミュニティのメンバーとの「共通認識」として機能する
「仮想敵」を導き出せるようになります。
下記のLINE@友達追加して無料で受け取って実践形式で行って見てくださいね!
また、コミュニティ構築個別相談会も実施しているので気軽に相談お待ちしています!
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