④「方向性」を見出す
どうも!ジャパンダくんです!
本日も早速内容に入っていきたいと思います!
今回は、前回に引き続き【初級編】Sympathy(共感)の2番目の「結晶」である
「情報を再整理し方向性を見出す」の「方向性」を見出す(後半)の内容に入っていきたいと思います。
前回の内容で「再整理」された内容から、実際に「コミュニティの方向性」を見出していく流れになります。
ここでの「方向性」を見出す上では、これまでの内容から「仮説段階のベネフィット」といったものを抽出させていきます。
今、皆さん「仮説段階のベネフィット」と聞いて、
「仮説の段階ってどういったこと?」
「ベネフィットっていわれてもあまり意味がわからない」
そう思われたかと思います。
今日は、今紹介したような疑問に明確に答え、コミュニティ構築における「方向性」を定める大切な内容になります。
これまで500人の方とのコミュニティ構築における相談の中で、
「コミュニティを作ったのはいいけど、これからどうすればいいかわからない」
「コミュニティの活動を加速させていきたいけど、どうしたらいいかわからない」
などといった多くの疑問は、このコミュニティの「方向性」が曖昧なことが多く挙げられます。
これまで、「過去」「現在」「未来」といった時間軸での「9マス」の表を用いながら、
様々な視点で、感覚的なものから曖昧だった部分まで意識的に言語化してきました。
皆さんもお気づきかもしれませんが、これまでの内容はあくまで「自分自身における内容が中心」だということです。
コミュニティを構築していくことは、少なかれず
「コミュニティのメンバーに対してどういったものをもたらすことができるのか」
このような視点が欠かせません。
そのために、これまでコミュニティのオーナー自身(あなた自身)の解像度を高めることを目的に、
これまでの作業を第一段階として進めてきました。
ここからは、コミュニティのメンバーの解像度を高めるといった第二段階としての内容として、
コミュニティのメンバーにおける「どういったものをもたらすことができるのか」といった
「ベネフィット」(便益)といった視点を見ていきます。
つまり、「コミュニティのメンバーに対してどういったものをもたらすことができるのか」
このような視点は、現在、仮設段階にあるということです。
もし、あなたがこの第二段階目を飛ばして、これまでの内容から「方向性」を見出すことをせず、コミュニティの構築を行うと、
コミュニティのオーナーの独り善がりの状態となり、コミュニティの活動が停滞してしまう原因となってしまいます。
当たり前ですが、コミュニティのメンバーの解像度を高めることは、ダイレクトに
「あなたのコミュニティに参加したい!」
「このコミュニティを大きくするにはどうすればいいか、私にできることはあるかな」
などといったコミュニティのメンバーが主体的に活動できるベースになっていきます。
そのため、すでにコミュニティを構築し運営している方においても、一度は振り返りを兼ねてみる非常に有効な方法となります。
今日紹介する「仮説段階のベネフィット」が定めることで、
同時に、次のチャプターで詳しく見ていくコミュニティ創りの「4C」における、「Core」(価値)を見出す過程として効果を発揮します。
また、「仮設段階のベネフィット」を立てることで、コミュニティの方向性もある程度定めることができ、
これからのコミュニティ構築における工程をスムーズに行うことができるようになります。
コミュニティを運営していく上でも迷いなく進めていくことができます。
もし、皆さんが
「コミュニティ構築をスムーズに行い、コミュニティ運営を持続的に行いたい」
「コミュニティのメンバーが主体的に活動できるベースを作りたい」
そう思っているのであれば、かなり貴重な話をすることになります。
さらに、今回の「仮設段階のベネフィット」を立てるワークシートがありますので、
下記のLINE@友達追加して無料で受け取って実践形式で行って見てくださいね!
また、コミュニティ構築個別相談会も実施しているので気軽に相談お待ちしています!
「ベネフィットの3領域」
それでは、これまでの内容を踏まえて、
「仮説段階のベネフィット」を見出していくために、「ベネフィット」の内容に触れていきます。
コミュニティにおける「ベネフィット」は大きく分けて3つの領域があります。
それら3つの領域は「ベネフィットの3領域」として、
「機能的ベネフィット」「情緒的ベネフィット」「社会的ベネフィット」に分けて整理する事ができます。
「ジャパンダくん!3つもベネフィット見出せないよ!」
「これまでの内容からどうやって考えていくの?」
このように思われた方も多いかと思いますが、安心してください。
これらの「ベネフィットの3領域」はコミュニティにおいて、全て必要といった内容ではなく、
ここでは、あなたのコミュニティにおける「仮説段階のベネフィット」を最低1つ見出していければ大丈夫です。
その上で、前回の「再整理」の内容で整理してきた「過去」「現在」「未来」における「what」に「2つの魔法の質問」である、
「What for?」「How come?」といった質問を記載した内容をベースに考えていきます。
「仮説段階のベネフィット」を見出す前に、具体的に、「ベネフィットの3領域」の内容をそれぞれ見ていきます。
「機能的ベネフィット」
1つ目の「機能的ベネフィット」は「できること」を表す、「実利性・スペック」になります。
マーケティングの「文脈」で言えば、「どんな商品」か「どんなサービス」かといった「商品・サービス性」に該当します。
人に置き換えるならば、「どんなことができるか」「どんなことが好きか」に対応します。
「情緒的ベネフィット」
2つ目の「情緒的ベネフィット」は「誰かの役に立てること」を表し、「感情性と共感性」になります。
1つ目の「機能的ベネフィット」の「実利性とスペック」が、「誰にとってどんないいことを生み出すのか、
役に立てるのか」といった意味合いで接続されていきます。
「社会的ベネフィット」
3つ目が「社会的ベネフィット」で「社会に貢献できること」を表し、「役割と存在意義」になります。
コミュニティ創りに対して俯瞰した目線に立つことで、「社会にとってどう貢献できるか」を紐解き、「大義や存在価値」を見出していきます。
1つ目と2つ目の「機能的ベネフィット」「情緒的ベネフィット」は、「誰に、何を」といった
人物における対象を明確に理解し組み立てることが重要になります。
「機能的ベネフィット」とは、コミュニティのみならず、「製品やサービス」といったそのものの「特性」を指します。
しかし、これらの「特性」について単体で語ったところで、必ずしも「価値」を感じてもらえるとは限らないです。
そこで注目すべき点として、コミュニティがメンバーにとって「どのような価値を提供できるか」といった視点になります。
コミュニティと人との関係の中で生まれる「情緒的ベネフィット」を言及することで、初めて伝わる情報があります。
「特性」といった「機能的ベネフィット」を単独で考えるのではなく、
「どんな価値を提供できるか」といったことを元に、「情緒的ベネフィット」に接続することが非常に重要です。
3つ目の、「役割や存在意義」では、「社会的ベネフィット」と定義され、
「機能的ベネフィット」と「情緒的ベネフィット」を合わせた概念とも表現できます。
コミュニティが存在し活動を行うことで、どのような「社会的な役割」を果たし得るのかといった総括的な内容になります。
ここまでの「ベネフィットの3要素」をより端的に表現するなら、
「モノゴト」(機能的ベネフィット)「自分ゴト」(情緒的ベネフィット)「社会ゴト」(社会的ベネフィット)と言い換えることもできます。
また、コミュニティで自分が起こす行動についても、「ベネフィットの3領域」で捉えれるようになれば、
あらゆるコミュニティにおける「行動」の解像度を上げることが可能になります。
コミュニティにおける「活動」の解像度を上げるにことに関しては、コミュニティの運営のチャプターで詳しく見ていきます。
ここでは、前回「再整理」した内容である、
「What for?」(誰のために何をもたらしたいのか)の内容を、「機能的ベネフィット」「情緒的ベネフィット」を導き出すベースとして、
「How come?」(それを実現することで、自分が自分らしくなるのか)の内容を、「社会的ベネフィット」を導き出すベースとして考えていきます。
ポイントは、「共感」の起点となる「Why」を明確に意識した上で、「仮説段階のベネフィット」として見出すことです。
コミュニティの「方向性」を把握する
図では、コミュニティのあり方である「3つの型」で、「特性」と「性質」が形作られることを表現しています。
実は、これまでの内容から「仮設段階のベネフィット」を1つでも見出すことで、
あなたのコミュニティにおける「方向性」がある程度見えていくる段階まで引き上がります。
「でも、仮説段階のベネフィットからなんで方向性がわかるの?」
このように思われる方もいるかともいます。
これまで500人の方とのコミュニティ構築における相談の中で、
様々なコミュニティの目的であっても、導き出されるコミュニティのあり方は3つに分類できることがわかっています。
また、それら「3つの型」から導き出されるコミュニティの活動においての「特性」と「性質」といったものを目印にコミュニティ構築をすることで、
あなたのコミュニティがメンバーから「価値」を感じてもらえる成果実証済みの方法になります。
詳しい内容はコミュニティ運営のチャプターで見ていきますが、
ここではある程度の自分が作るコミュニティの方向性を把握していきます。
ベネフィットからコミュニティの「方向性」を把握する
黄色の外枠で、区切られている「6つの性質」をそれぞれ、「3ピース」ごとに分けて見ていきます。
「仮設段階のベネフィット」が
「情緒的ベネフィット」が色濃く言語化できた人のコミュニティは、「エンタメ型」のコミュニティの方向性として活動の相性が良く、
あなたのコミュニティは「ファン」「RPG」といった特性があり、「応援性」「交流性」「創造性」といった3つの性質が相性がいいです。
「機能的ベネフィット」が色濃く言語化できた人のコミュニティは、「ロールモデル型」のコミュニティの方向性としての活動が相性がいいです。
あなたのコミュニティは、「情報」「ファン」といった特性があり、「コンテンツ性」「教養性」「応援性」といった3つの性質が相性がいいです。
最後の、「社会的ベネフィット」が色濃く言語化された人のコミュニティは「プロジェクト型」のコミュニティの方向性と活動の相性がいいです。
あなたのコミュニティは、「RPG」「情報」といった特性があり、「創造性」「熱狂性」「コンテンツ性」といった3つの性質が相性がいいです。
ここでの内容は、「必ずそうしなければいけない」といった内容ではなく、
対比する「ピース」ごとに分けてはいけないという内容でもないです。
「仮説段階のベネフィット」を軸に、それぞれの性質の認識と「距離感」「方向性」のイメージを大切にしながら、
今後のあなたのコミュニティの活動におけるアップデートをしていく上での「過不足」の気づき、新しい要素を取り入れる指針として活用ができます。
ここでの「方向性」を見出すでは、あくまである程度の「方向性」をイメージした上で、コミュニティ構築を進めていくことが狙いです。
コミュニティの「方向性」に合わせて、様々な「組み合わせ」ができると理解してください。
ここでの「方向性」を見出すには大きな目的があります。
【初級編】Sympathy(共感)の後半部分である「方向性」を見出すことは、
同時に、次のチャプターで詳しく見ていく、コミュニティ創りの「4C」における、「Core」(価値)を見出す過程として効果を発揮します。
現代社会において、「方向性」は「救い」とも表現することができます。
情報が溢れ、変化の激しい時代においては、向かうべき先を明確に示すことができる人に関心が集まります。
つまり、コミュニティ構築・運営においては、コミュニティ全体が向かうべき「方向性」を定め、
コミュニティのメンバーを「理想」の場所を導くことは「価値」の土台になります。
その上、コミュニティ構築・運営の中心を支える柱としてのStory(ストーリー)は、結晶の中心が「方向性」といった内容で全体を支えています。
また、次回の内容である、大きなベクトル浮かび上がらせる「ネーミング」では、
ベクトルといった「方向性」から実際にあなたのコミュニティ名を考えていきます。
共通の「理想」を表現する大切な「役割」として「ネーミング」を考えていき、
「コミュニティから自らやりたいことを切り開いていく」準備段階に入っていきます。
このような体験からあなたのコミュニティが創られていきます。
いかがだったでしょうか。
今回はこれまでの内容から「方向性」を見出す内容を見てきました。
合わせて、最後にはワークがあります。
このテンプレート通りにするだけで、これまでの内容から「仮説段階のベネフィット」を見出し、
コミュニティのあなたのコミュニティにおける「方向性」をイメージすることができます。
ワーク「方向性」を見出す
今回の「方向性を見出す」のワークシートがあります。
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