⑱コミュニティメンバー・フォロワーメンバー
どうも!ジャパンダくんです!
本日も早速内容に入っていきたいと思います!
今回は、前回に引き続き、【中級編】Structureの内容に入っていきます。
いよいよ、【中級編】における最後のチャプターになります。
前回の「コアメンバー」「チームメンバー」の内容では、
コミュニティのメンバーにおける「役割」をデザインしていく全体像を把握し、
「価値がやりとりされる場所」を運営するといったコミュニティの「生産者」としてのあり方を見てきました。
合わせて、コミュニティが活動的になるための「4つの要素」である、
「選択」「価値」「行動」「活動」を軸に、「コアメンバー」「チームメンバー」における「意識点」「役割」の内容を見てきました。
ここでの「コミュニティメンバー」「フォロワーメンバー」では、
引き続き、「コミュニティ構築・運営CAMP」の後半部分における、コミュニティ運営のベースとして押さえておくべき内容として、
コミュニティの「消費者」としての「役割」を明確にしていきます。
ジャパンダくん!
「消費者としてのコミュニティのメンバーの役割を見ていくことに意味はあるの?」
「コミュニティを運営していくのだから生産者の役割だけでいいような気がするけど?」
そう思いますよね?
前回、コミュニティ自体の「理想」がコミュニティ全体での「共有認識」として足並みを揃えるために、
コミュニティにおける「活動」である「過程」(プロセス)の「共有」することの重要性を見てきました。
つまり、コミュニティの活動における「共有」では、
「対象」が存在し、【中級編】Story(ストーリー)で見てきた「物語」での「対象」と接続されていきます。
そのため、コミュニティの「消費者」における「コミュニティメンバー」「フォロワーメンバー」の解像度を高めていき、
それぞれの「意識点」「役割」を把握することは、
コミュニティ自体の「理想」がコミュニティ全体での「認識」として足並みが揃うことに繋がります。
「でも、コミュニティ全体で足並みが揃うって難しそう」
正直、そう思いますよね。
実は、ご想像していただいた通り、この「足並みが揃う」ということは難しいことです。
多くのコミュニティオーナーが、コミュニティを構築して活動をしていく次のステップに引き上がると必ず訪れる課題感でもあります。
結論、この課題を解決していく方法として、
コミュニティ全体における「共通認識」に重きを置く必要があります。
この「共通認識」を理解していくために、少しバーベキューをイメージしていきます。
バーベキューの凄いところは、
「おいしいバーベキューを作る為には?」
といった目的に対して、みんなが「肉を焼くこと」「火を早く起こすこと」「場をきれいに返すこと」といった、
何の「価値」を提供していけば良いバーベキューの場所になるのか?
といった考えることが必要です。
ここでのポイントは、バーベキューはみんなが経験しているため、自分の「役割」を見出だせる暗黙の理解があるということです。
そうすると何も言わなくても「価値」の交換というのが自然に行われていきます。
場を見た時に「今回は火を起こす人がいないんだったら、僕が得意だから提供するよ」といったイメージをしていただけると理解が進みます。
他にも「今回は川がすごいきれいなところにあって、川を汚さず、川のそばでやるとすごくいい雰囲気になるよね」といった形で、
バーベキューは目的に対して、
「何を高めればいいバーベキューの場になるのか」
「何を持ち寄ればいいバーベキューの場を作れるのか」
という「価値」の交換が自然に行われます。
ここまでの内容から、
コミュニティ自体の「理想」がコミュニティ全体での「共通認識」として足並みが揃うといったイメーシができたかと思います。
つまり、バーベキューから観察できる「暗黙の理解」といったレベルまで引き上がっている状態こそが、
コミュニティ自体の「理想」がコミュニティ全体での「共通認識」といった意味合いになります。
では、反対に「共通認識」がない状態をイメージしていくと、
例えば、「秘密の基地を作りたいな」みたいな「理想」があったとします。
秘密基地を一緒に作ろうという目的は、一見すると同じ目的に見えるかもしれないですが、
秘密基地の裏側に何を「価値」に感じるかといった価値観がずれていたりする可能性が高いです。
そのため、ある人は、隠れ家を作ることが秘密基地だと思っていたり、
ある人は、高いところに秘密基地を作ることが価値観だとすると、高いところに基地を作りたいと思っているかもしれません。
このように同じように見える「理想」から生まれる「目的」にズレが生じ始めます。
原因としては、「みんなが経験していない」ことでは「共通認識」は生まれにくいということです。
でも、ジャパンダくん!
「コミュニティにおける理想はみんな経験したことがないから共通認識を持つことはできないと思うんだけど、、。」
その通りです。
実は、「コミュニティ全体で足並みが揃う」ことを実現するためには「経験」といった解を導き出す式を把握する必要があります。
コミュニティにおける「経験」といった「共通認識」を導き出す式としては、
「理想」×「共有」×「〇〇」(役割)→「経験」(共通認識)になります。
「コミュニティ全体の足並みが揃わない」
といった、多くのコミュニティオーナーがコミュニティを構築して活動をしていく次のステップに引き上がると必ず訪れる課題は、
この「〇〇」といったもが抜け落ちており、あなたのコミュニティにおける「共通認識」は生まれていないことが原因です。
結論、この「〇〇」は「体験」といったものになります。
この「体験」というものは、コミュニティにおける最大の「コンテンツ」としてコミュニティ運営でのShare(共有)で見ていきますが、
ここでは、コミュニティにおける「役割」が明確でなければ「体験」は生まれないことを押さえておく必要があります。
コミュニティの「消費者」における「コミュニティメンバー」「フォロワーメンバー」において「役割」を明確にし、
「体験」といったものまで引き上げることで、
あなたのコミュニティおける「活動」は共通認識をベースに、総力戦として成長していくことに繋がります。
そのために、コミュニティの活動における「共有」における「対象」を明確にし、
それぞれの「意識点」「役割」を把握し「体験」といった土台を創り上げていきます。
さらに、今回のコミュニティメンバー・フォロワーメンバーの「役割」を明確にするワークシートがありますので、
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「役割」のデザインはメンバーの「体験」を創ること
それでは本題に入っていきます。
ここまでの内容から薄々気づいている方もいるかもしれませんが、
【中級編】Structure(構造)にて、これまで見てきたコミュニティのメンバーにおける「役割」のデザインをすることは、
あなたのコミュニティにおけるメンバーの「体験」といったものを創りげることが目的になります。
前回、何らかの「価値」を生み出す「生産者」がコミュニティに参加してくれるかどうかは、コミュニティ創りでの最初のハードルであり、
コミュニティのメンバーが「生産者」としての「役割」を担うことには実は大きなハードルが存在すると見てきました。
「役割」を明確に定義することができず、うまく「体験」が設計できていないことで、
「コミュニティメンバー」「フォロワー」は、コミュニティ内でどのようにして振る舞えばいいのか迷い、
主体性がなくなり「生産者」へと転換できないです。
そのため、コミュニティにおける「経験」といった共通認識を導き出す式としての、
「理想」×「共有」×「〇〇」(役割)→「経験」(共通認識)をベースに
「共有」といったアクションから見ていき、
コミュニティの「消費者」における「コミュニティメンバー」「フォロワーメンバー」においての「役割」から「体験」を生み出していきます。
少し、「共有」といったアクションをイメージするために、
アニメ「ワンピース」を参考にしていきます。
主人公モンキー・D・ルフィが結成した海賊団の「物語」ですが、
「海賊王に、おれはなる!!!」そう高らかに宣言したのちに、様々な困難や成長をしながら航路していく「物語」です。
この描かれた「物語」を私たちは「読者」もしくは「視聴者」といった立場で見ています。
「次はどうなる?」といった感情から「新刊を早く読みたい!」といった、ワクワクな気持ちを持った方は多いでしょう。
ただ、あくまでアニメ「ワンピース」では我々は「読者」であり、この「物語」といったものを楽しむ「対象」です。
自ら新しい「物語」を作り上げる事はしないはずです。
コミュニティの「消費者」となり得る「コミュニティメンバー」は、この「読者」の立場に該当するといったイメージを持つと理解を助けます。
もう少し、解像度を上げ「対象」を明確化するために、「コミュニティメンバー」を見ていきます。
「コミュニティメンバー」とは
先程の「ワンピース」の内容を見ていくと、この3階層目にあたる「コミュニティメンバー」が、
「物語」の「対象」になる「読者」であり、
コミュニティの「活動」における「過程」(プロセス)の「共有」での「対象」になります。
「コアメンバー」「チームメンバー」といったものが俗にいう、「麦わらの一味」と呼ばれる、「海賊団」に該当します。
コミュニティが活動的になるための「4つの要素」としては、「コミュニティメンバー」は「行動」「活動」に関しての「役割」があります。
しかし、「コミュニティメンバー」がコミュニティで「行動」を起こし、「活動」を加速させていくことは少しイメージがしにくいかと思います。
「コミュニティメンバー」が「生産者」側へと転換するポイントは、
「自分の物語として一緒に体験していくこと」
つまり、3階層目に位置してる「コミュニティメンバー」に「物語」を表現していき、
「理想」に向かうための「活動」の「過程」(プロセス)を「共有」する事で、
「体験」といった設計をするというイメージできれば大丈夫です。
例えば、「麦わらの一味」では、「海賊王に、おれはなる!!!」といった
「物語」を様々な困難や成長をしながら航路していく「過程」(プロセス)があります。
我々(読者)は「物語」を前提に、「次はどうなる?」といった「感情」を抱いたり、「物語」の途中で起きるであろう、
「困難」や「失敗」「ハプニング」などといった物事に対しても「感情」を抱きます。
これらは「体験」を創り上げていくことに繋がります。
意識していくべきことは、「コミュニティのメンバー」は、自分自身が突き動かされるような「ストーリー」を強く求め、
「理想」に向かう「過程」(プロセス)に「ワクワク」求めていることを念頭におくことが重要になります。
少し、現代社会におけるマクロ背景を合わせて見ていきます。
モノが溢れ、情報が溢れ、テクノロジーが発展し、選択肢が多様化する現代において、
結局、僕らに必要だったのは「仕事」ではなく「役割」だったということが見えてきます。
実は、「役割」を見い出せない人は、孤独を覚え、精神的にこじらせ、衰弱していきます。
あれだけ禁止されているというのに、公園の鳩にパンを与えているオジサンは、
そこに自分なりの「役割」を見いだして、今日も健康でいれるわけです。
そこにあるのは「役割」で、時間とお金をかけて強引に「役割」を創り出して、精神的な衰弱を防いでいる。
動物のようにシンプルに食べていく為に働いているわけではなくて、食べてはいけるんだけど
「役割」がないと精神的に死んでしまうから働いているのが僕たちだったりします。
個人的な意見ですが、
「熱狂できる無駄」を開発する人がいて、
それを形にする人がいて、
それを評論する人がいて、
それを受けとる人がいて、
それらの価値を膨らませる人がいて、
それぞれ、まるで無駄な作業に使命感を覚えて生きていくのが「現代におけるアート」だと考えることもできます。
そのため、コミュニティといった手段一つでも、僕たちは、「役割」をデザインしなくてはいけません。
つまり、「役割」をデザインする(=あなたがいてくれて、みんなが助かってます)を設計する。
一言でまとめると、現代における全てのサービスは「お客さん、メンバーをヒーローにしてあげる」ということとも捉えることができます。
少し逸れましたが、コミュニティにおける「消費者」である、「コミュニティメンバー」が「生産者」となる流れとしては、
「中心にいる人がどんな世界を見たいのか」(理想)
「このコミュニティの活動は面白い!」(共有)
「この物語は自分の物語だ!」(体験)
「僕はこう思っているんだけど、どう思う?」(共通認識)
「私も実はそういうことを感じることがあって、やってみよう」(転換)
このような「触発」する形で、「コミュニティのメンバー」はコミュニティに「共感」や「共通点」を見出し、
「体験」(役割)を起点に「消費者」から「生産者」といった形で「転換」していく流れをイメージしてください。
「自分の物語として一緒に体験していく」つまり、メンバーの「役割」から「体験」を生み出し、
「自分事化」が進む流れが改めて重要なことにつながります。
また前回、コミュニティおける「コンテンツ」に関しても触れてきました。
コミュニティの「コンテンツ」は、「外」(オープン)「内」(クローズド)に向けたコンテンツに分けることができ、
それぞれ「求められているものが違う」といった内容から、
コミュニティの「外」(オープン)では、「品質」が求めれて、コミュニティ「内」(クローズド)には「余白」が求められることを見てきました。
つまり、ここでの、「体験」(役割)といったことが、コミュニティ「内」(クローズド)には「余白」が求められることに繋がります。
コミュニティ内で、消費者となり得る「コミュニティメンバー」「フォロワーメンバー」における
「余白」がない状態では、「役割」を見出せず「体験」する「余白」がない状態だと言えます。
そのため、コミュニティにおける最大のコンテンツは「体験」といった内容をコミュニティ運営でのShare(共有)では見ていきます。
「フォロワーメンバー」とは
それでは、2つ目の「消費者」となり得る「フォロワーメンバー」を見ていきます。
コミュニティが活動的になるための「4つの要素」として、「フォロワーメンバー」は「活動」「選択」に関しての「役割」があります。
まず、「活動」に関しては、先程の「コミュニティメンバー」と同様と考えていただければ大丈夫です。
「フォロワーメンバー」を考えていく上で、ポイントとなるのは、「選択」になります。
この「選択」に関しては、「どのコミュニティに入るか」の「選択」を意味します。
「どのコミュニティに入るのか?」といった「選択」を理解していく上では、
コミュニティ自体を「水が入る不透明なコップ」として捉えると理解を助けます。
ここでは、コミュニティ自体を「水が入る不透明なコップ」として見ています。
「不透明」といった表現はコミュニティの「活動」自体は、コップ内のメンバー(コミュニティの中のメンバー)は認識することができますが、
コップの外のメンバー(コミュニティの外のメンバー)は、コミュニティの「活動」を認識しづらいといった、
どうしても起こり得るコミュニティの特性をベースに表現しています。
合わせて、そのコップ(コミュニティ)には、水(フォロワー)が注がれていくイメージを表しています。
注意点として、ここでのコミュニティはあくまで「コップ」であり、
メンバーの構成要素としての「コミュニティメンバー」では無いので認識合わせしておきます。
図では、「フォロワーメンバー」がコミュニティ自体(コップ)に注がれるイメージを表現している形で、
何かしらの「理想」「目的」「目標」で出来ているこのコミュニティ(コップ)はもちろん「活動」をする事を前提に、
比例して、水(フォロワー)が注がれ、ある一定のタイミングで水(フォロワー)が溢れます。
この「水が溢れる」といったイメージが、「フォロワーメンバー」を考えていく上で大切です。
あくまで、「コミュニティを大きくしたい」「活動を広めていきたい」「コミュニティの価値を高めていきたい」といったことを前提にした場合、
このコミュニティから「水が溢れる」といった状態こそが、そのコミュニティの活動自体が外部から認識を高め、
さらに、コミュニティ(コップ)に水(フォロワー)が注がれる駆動力になります。
必然的に、コミュニティの活動自体が活性化される要因になります。
つまり、コミュニティメンバーはさらに増えることにつながり、さらには、活動自体がさらに加速する要因になります。
ポイントは、コミュニティ(コップ)自体は「不透明」であるということです。
言い換えると、コミュニティの中身(何が入っているか)は、外の人間(メンバー外)には不透明であるということです。
コミュニティ(コップ)は不透明であるが故に、中にあるものが溢れてこそ、外の人々が認識でき、
「フォロワーメンバー」における「選択」といった「役割」をデザインできます。
見落としがちな「落とし穴」
ここで、見落としてしまいがちですが、とても重要なことがあります。
確認する項目としては、
コミュニティ(コップ)に「ヒビが入っていないか?」
コミュニティ(コップ)に穴が空いていないか?」
ということです。
先程の内容でいくと、コミュニティ(コップ)に水をどれだけ注いでもコミュニティが「大きくならない」
もしくは「活動が加速しない」などの要因の1つになるものとしては、
どれだけコミュニティの「認知」が高まっても、そもそもコミュニティ(コップ)に穴が空いているといることです。
そのままでは、「中に水がたまらない」もしくは「辺りはびちょびちょ」になってしまいます。
活動に比例して、悪循環が発生している状態ともいえます。
早急に、コミュニティ(コップ)の補強作業が必要になります。
この「補強作業」は「コミュニティ構築・運営CAMP」での「コミュニティの構築・運用」の内容になります。
必要に応じて、あなたのコミュニティの「活動」において、何度も見直して「補強作業」をしてください。
少しまとめていくと、
コミュニティの「活動」を加速するためには、コミュニティ(コップ)から「水が溢れる」状態が大切である事を前提に、
「水が溢れる」ということはコミュニティ外からの「認識」が高まり、さらに「活動」が加速していきます。
そしてコミュニティ(コップ)自体に「穴が開いていないか」を注意していきます。
「水が溢れる」のではなく、穴から「水がこぼれている」と、外部からの「認識」が悪循環に回る可能性もあります。
ここまでの内容を図でイメージしていくと、持続的なコミュニティ(コップ)は右側になります。
そして、コミュニティ(コップ)の大小かかわらず、「コミュニティの強度を高める必要性」があり、
きちんとした、コミュニティの構築をしていくことが大切だと理解していただければ幸いです。
今回の内容は、【中級編】Structure(構造)の最後の内容となります。
コミュニティを構築していく内容としては、最後になりますので、
ここからは、「目的」に応じてコミュニティを1つではなく、複数創り上げていくといったアクションが入っていきます。
これまでの内容が1つ1つのコミュニティにおいてのベースとなる内容となるため、
コミュニティを増えるたびに、何度も見返すことをお勧めしています。
いかがだったでしょうか。
今回は【中級編】Structure(構造)における、「コミュニティメンバー」「フォロワーメンバー」の内容を見てきました。
ワーク 「コミュニティメンバー」「フォロワーメンバー」
さらに、今回のコミュニティにおける「消費者」となり得る「コミュニティメンバー」「フォロワーメンバー」のワークシートがありますので、
下記のLINE@友達追加して無料で受け取って実践形式で行って見てくださいね!
このテンプレート通りにするだけで、コミュニティを構築していく上で、
「コミュニティメンバー」「フォロワーメンバー」における「役割」のデザインをすることができるようになります。
また、コミュニティ構築個別相談会も実施しているので気軽に相談お待ちしています!