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七夕に飾る短冊の色のヒミツ
7月7日は「七夕」の日で、織姫(おりひめ)さまと彦星(ひこぼし)さまが、天の川を渡って、1年に一度だけ会うことのできる日です。
短冊に願い事を書いて笹に飾る行事と覚えている人も多いことでしょう。
色とりどりの短冊にどんな願い事を書くか悩むのも、七夕の楽しみのひとつです。
この短冊、実は色にも意味があるのをご存知ですか?
もともとは青、赤、黄、白、黒の5色が基本でした。
童謡「たなばたさま」でも「五色(ごしき)の短冊 わたしが書いた」と歌われていますよね。
これは中国の陰陽五行説に由来するもので、自然界のすべてのものを木、火、土、金、水の5つにあてはめる考え方のこと。
この5つの要素を色で表すと、それぞれ青(緑)は木、赤は火、黄は土、白は金、黒(紫)は水となります。
七夕飾りにおいては、短冊にこの5色を使用することで、魔除けになるとされていました。
また、この「陰陽五行説」は、人間が生きる上で大切な考え方である「五徳(仁・礼・信・義・智)」にも通じるとして、
短冊の色ごとに以下のような意味を込めたそう。
◆木(青・緑) 人間力を高める
「○○できるようになりますように」や「○○をなおせますように」など、
成長や人間力を高める願い事が良いとされているので、自分の苦手なこと、短所をなおしたいという願い事がおすすめです。
◆火(赤) 先祖や親への感謝
「いつもありがとう」や「いつまでも健康で元気でいてね」などの願い事は赤の短冊に書きます。
◆土(黄) 人を大切に思う、信頼感を育む
「お友達がたくさんできますように」「恥ずかしがり屋がなおりますように」など、人間関係に関連する願い事がおすすめです。
◆金(白) 義務や決まりを守る
「○○をやる」「寝坊しませんように」などルールを守る願い事は白の短冊に書きます。
◆水(黒・紫) 学業向上
「勉強が出来ますように」や「テストや受験がうまく行きますように」など学業成就は紫や黒の短冊に書きます。
願い事にあった色の短冊に願い事を書くと、願いが叶いやすくなるともいわれています。
現代の日本では、短冊の色はあまり意識されなくなりましたが、願い事に合わせて短冊の色を選んでみてはいかがでしょうか。
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