人生の完成期を自由にのびのび笑って暮らす。高齢期の住まいと暮らしの達人・営業一筋、Pちゃんの「お金」考。
那須まちづくり広場の工事は、いよいよ校庭の「ひろばの家・那須1」の建設に進もうとしています。
サービス付き高齢者住宅(サ高住)。まだまだ、先の話? いや、もう遅い? 考えてはいるけれど、どうしていいかわからない??
そもそも、サ高住って、なに? という人にもおすすめのシリーズ本、Oil(老いる)!
Oilには、老いることを恐れず、抗わず、生きる人たちが登場します。
Oil編集委員の一人、那須まちづくり株式会社の営業を担当する、pちゃんこと、佐々木敏子さん(70歳)は、長年高齢期を迎え仕事を終えた人、心身の衰えを感じた人たちの住まいと暮らしの相談を受けてきました。
そして、東京出身のご自身がその高齢期を迎えたとき、選んだのは栃木県那須町での暮らしでした。
仕事は卒業のつもりでいたのに、なぜか今も朝の7時半から朝ミーティングも。ひっきりなしに電話相談もあり、想定外の現役バリバリ。
でも、多忙な営業の合間、pちゃんは趣味の編み物や、畑仕事も楽しみます。
Pちゃんの暮らす「サ高住」は、コンパクトでシンプルで自分らしくを感じる室内。玄関土間には畑との往復につかう電動サイクルや、収穫された野菜が置かれています。
今朝も多忙ながら、電動サイクル・Pちゃん号に乗って畑に向かいます。
自分時間を手に入れたPちゃんの後姿に惚れ惚れします(笑)「だれでも、自由で自分らしい高齢期の暮らしは可能よ! あきらめないで、大丈夫よ、ということを伝えたくてOilを作ったのよ」と佐々木さん。
40代でOilを手にした人は、ラッキー。50代に入った人なら高齢期計画の必須を実感できる。60代はOilを手にして人生をギアチャンジする勇気をもらえる。70代からが高齢期準備の本番で自分の暮らしを再確認。80代に入る頃、Oilを読むことで、納得のいく暮らしが見えてくるはず。
相談を受けていて、みなさんが一番といっていいくらい心配なのは、お金のこと。老後の資金。pちゃんはいいます。
「ある程度の年金をもらっていても、蓄えがあっても、『お金がない』と不安になっている人がいますが、それは自分が持っているお金全体を把握していないからではないでしょうか。
自分がいくら持っているのか、毎月どれくらい使えるかが把握できれば、先の見通しもつけられるから『お金がない』と悩むことがないんですね。
お金をいくら持っているかを知るということは、自分を知るということでもあります。
みんな自分のことを知るのはこわいです。だけど、知ってしまえばこわくないし、そのなかでどうやりくりするかを決めるのがいちばん大事なこと。
『足るを知る』ことができれば、暮らしていける。さらに知恵を出し、協力しあえる人がまわりにいれば、『米と塩と味噌さえあれば生きていける』と思える。これが那須で暮らしての実感です。
もともと買い物好きな私。
東京にいたら破産していたかもしれませんが(苦笑)、いまのような暮らしのなかで、欲しいと思うものを買おうかどうしようか悩む時間は、とても楽しいものです。」 (Oilシリーズ2 「老後の資金は足りますか?」より)
pちゃん達の那須暮らしには、いずれ高齢期にも応用ができる知恵がつまっています。子育てに追われている方も、ちょっと遠くを見つめる時間をいかがでしょうか。
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