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「冒険遊び場」を校舎の裏山に作りたい!「那須まちづくり広場」で初代プレーリーダー・天野秀昭さんの「連続講座」を開催!

その斜面の具合、広さ……そうだ! 冒険遊び場だ

「那須まちづくり広場」は、元小学校でした。いまでも、町民に開放されている体育館には、中高生がスポーツをしに来られたりしています。

その那須町の面積はものすごく広い。すぐに、東京の世田谷区(古巣です)を往復するくらい車を走らせることになります。そのため、多くの子どもたちは放課後になると、スクールバスでお家に帰る、という日常だそうです。

かたや、広場のカフェには、小さな子どもの遊ぶスペースがあって、時々幼い子を遊ばせているお母さんを見かけたりもします。そんな親子を昔懐かしい思いで眺めつつ、美味しいケーキとコーヒーを頂く至福。

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元の校舎は、半分リフォームが終わり、半分の2階には賃貸住居(「ひろばの家・那須3」予約満室)が、1階には「放課後等デイ」「高齢者のデイ」が開設されます。ふ〜ん、子どもたちが通ってくるのね。楽しみだ。

そんなことを思いながら、ふと中庭になる予定の先の裏山が目に入りました。散策路を作るといった計画があるようですが、その斜面の具合、広さ、なんか思い出す……そうだ! 冒険遊び場だ。この傾斜、木の生え具合、ぴったりではないですか。

羽根木プレーパーク、町田せりぼう……まずは!天野さんだ!

その時、浮かんだのが、「天がっぱ」とか「天野っち」とか呼ばれていたあの人。「冒険遊び場」を東京都世田谷区の羽根木公園に作った中心人物。昔昔、一緒に本を作ったりしたのでしたが、この10年、いやもっと会っていない。人間は、5年くらいではそう変わらない。でも、10年一昔経つと、「ウソっ!」というくらい変貌してしまう人がいます。

天野っちは、とても希有な人だったので、もし変わっていたら嫌だなあと思いました。それで、次に思いついたのが、元スタッフの笹倉みどりさんです。そう、今般の東京都町田市議選で最下位当選という快挙を成し遂げた笹倉さん。彼女は、その町田の芹が谷公園のいっかくに、「冒険遊び場通称せりぼう」を作ったメンバーのひとり。

少し迷いましたが、ここはまずは、本家・永遠の遊び応援人である天野さんの様子も知りたい……で、zoomで再会を果たしたのが、昨日。お互いだと思うけれど、笑ってしまうくらい、歳月を感じさせませんでした。よかった。再会を約束して画面をOFFにしたあと、「あれ、天野っち、つなぎ着てなかった」と思ったのが変化といえば変化。葬式にも黒のつなぎでしたからね。

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もちろん、変わっていない天野さんに、那須まちづくり広場のこと、化学物質過敏症や香害のことも、するっと伝わりました。そこ笑うとこじゃないよ!という話にも、笑うんだな、この人は。

子どもが遊育できるよう、親も仲間を見つける!

天野さんはいいます。

「遊びの持つすごさや奥深さを親がもっともっと知って、子どもができる限り遊育できるよう、親同士も仲間をたくさん見つける。で、『みんなで子どもを育てていくんだ』ってなれば、子どもは放っておいても自分で成長していくんです」

この「子どもは放っておいても」は、いま子育てをする人たちにとって一番難しい話かもしれません。「放っておいてよい場所がどこにあるんかい!」ということ。その遊び場を「那須まちづくり広場」に作りませんか?

広場は遊びの宝庫です。あとは、少しの資金と、なによりもお父さん、お母さん、おばあさん、おじいさん、近所のおじさん、おばさんたちの中から「面白い、遊び場作ろうよ!」という人が現れるのを待つだけ。

一生にかかわる大事。連続講座でじっくり話をきこう。

いや、待っていては始まらない。「天野さん! 那須に話にきて!」というところまで来ています。

まずは、「冒険遊び場ってなんだ?」「遊育ってなに?」「みんなで子育てって将来大丈夫?」「わたし、どちらかというとインドア派」「集団遊びは苦手」「土、虫、ばっちい……ムリムリ」などなど、好きでも嫌いでも心が動いたら、ぜひ、天野秀昭さんの話を聞きにきてください。

那須町に「冒険遊び場」を作ろう! 天野秀昭連続講座①②

●会場参加の方

日時 ①2022年5月20日(金) AM11:00〜12:30 基礎編

   ②2022年5月21日(土) PM16:00〜18:00 実践編

場所 那須まちづくり広場ホールA

参加費 大人2講座分 1,000円 子ども無料

★当日参加できない方は、動画YouTube配信をします。

共催 那須まちづくり広場 ジャパンマシニスト社

参加チケット↓↓

●オンラインzoomで参加 2日連続 1,000円

参加チケット↓↓

天野秀昭(あまの・ひであき)プロフィール

1958年、東京生まれ。大学時代、自閉症児との出会いをきっかけに「遊びの世界」の奥深さを実感する。1981年、日本初の民官協働による冒険遊び場『羽根木プレーパーク』で初めての有給プレーリーダーを務め、その後、地域住民とともに世田谷・駒沢・烏山の3つのプレーパークの開設に携わる。子どもが遊ぶことの価値を社会的に高め、普及し、実践するための2つのNPO法人『日本冒険遊び場づくり協会』『プレーパークせたがや』の立ち上げの一員。2014年、幼稚園保育園の園庭を魅力的な子ども育ちの場(遊び場)にとの願いで、新たなNPO法人『園庭・園外での野育を推進する会』を設立。新しい挑戦を始めている。

大正大学人間学部人間環境学科こどもコミュニティコース特命教授
特定非営利活動(NPO)法人『日本冒険遊び場づくり協会』
特定非営利活動(NPO)法人『プレーパークせたがや』
特定非営利活動(NPO)法人『フリースペースたまりば』の各理事を経て、
特定非営利活動(NPO)法人『園庭・園外での野育を進める会』理事長

参考記事:

遊ばないと、心が死んでしまう
子どもにとって「遊び」は「魂の活動」(前後編)↓↓


★なお、「那須まちづくり広場」は香害による健康被害を避けるため、「フレグランスフリー宣言」を実行中です。
柔軟剤、合成洗剤など香料製品の香りを持ち込まないようご協力ください。 (文:ジャパンマニスト社編集部 松田博美)

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