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新刊です! 詩文集『おしゃべりのなかのこどもたち ママは「ことば」の料理人』(『ち・お』別冊)8月4日刊行‼

半年ぶりのnoteです。『ち・お』『お・は』の定期刊行を終了して、編集部もしばしのお休みをいただいていました。こうして、別冊ではあるものの再び『ち・お』の新刊をお知らせできたのは、皆様のおかげです。

さて、今回の新刊もいつもながら尖った1冊です。

詩文集『おしゃべりのなかのこどもたち ママは「ことば」の料理人』。筆者はさとうまきさん。3人のお子さんとおつれあいと暮らすお母さん。

「こども乗せ」自転車も、車も持たず、賃貸のアパートに住んでいます。
家の中で、注意しても走り、飛び回るこどもたち。「騒音についてのお願い」の紙がポストに入ります。バスで泣いてしまうこどもを必死にあやしても泣き止まず、ほかの乗客に「うるさい!」と叱られたりもします。

公園でこどもを遊ばせていたら通報されるというニュースを見て、「一体こどもはどこで思い切り遊べば良いのだろう?」と考えたりもします。さらにコロナ禍で、こどもたちの居場所はどんどん社会に奪われていきました。

筆者は、あなたかもしれません。作中の登場人物にもあなたがいるかもしれません。こどもを育てることは、こんなに肩身の狭い思いを抱えないといけないのです。

しかし筆者は、そんな現実に対して、不思議と絶望をしていません。

こどもたちという希望を育てているからです。こどもたちは、お利口さんで静かな良い子というタイプではなく、言う事を聞かず、個性豊かで、面白い事件を毎日沢山起こしてくれます。どんなに追い詰められていても、こどもたちとおしゃべりをして、筆者はお腹を抱えて笑って生きているのです。

詩文集『おしゃべりのなかのこどもたち』は、筆者が必死に書き残した宝物のようなおしゃべりが沢山詰まっています。

さとうまきさんのInstagram:

さとうまきさんのtwitter:

さとうまきプロフィール:
1983年生まれ。同志社女子大学卒。一男二女の母。20歳になったとき突然詩のようなものを書きはじめ、2011年に第一詩集「やまんばワルツ」、2016年に第二詩集「不妊治療」を発行。『文芸思潮』第16回エッセイ賞(2022年)奨励賞ほか、文芸誌・詩誌にて受賞・選出作品多数。

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