無職転生 二話 感想 #師匠
一話同様三十四歳屑ニートの回想から始まるルディ。土魔術の練習がてらフィギュアを制作してたら魔力切れを起こしたらしい。前世の経験を踏まえて確実に堅実に努力を重ねるルディは素晴らしいと思います。
パウロとゼニスは子作り中。お盛んだな。まあのちに赤ちゃんを授かるのだが、これは四話のお話。ルディこと精神年齢34歳。悪だくみを考えて部屋から出るとそこにはロキシーちゃん。まあ一つ屋根の下であんなに喘ぎ声聴こえてたらそりゃあもう発情しちゃうよねしょうがないよね。
ロキシーが来て半年でルディは中級攻撃魔術をすべて習得。ロキシーの授業は面白いし聞いてて飽きない。夜の座学では色々教えてくれます。ここで重要となってくるのがスペルド族。ラプラス戦役について話しスペルド族は女子供を殺害。他種族から忌み嫌われてる種族。夜遅くまで起きているとスペルド族に食べられちゃうぞ〜なんてことも。異世界でも都市伝説的なものは存在するらしい。髪の色が緑色かつ額に宝石のようなものが付いてる種族に会ったら速攻で逃げるようにとロキシーは教えてくれます。会ったら家族を皆殺しにされてしまうらしいです。怖いね。
ロキシーの髪型は光の加減で緑色にも見えないことはない。つまるところスペルド族と見間違われる可能性があるということ。のちに知ることになるが、ロキシーはミグルド族。ロキシーちゃんも魔族なのだ。可愛い。
ルーデウスはロキシーのことを口説くが、子供の戯れとばかりにロキシーはあしらうがルーデウスが部屋を出て行ったとき自分の髪をめでるように触っていたので、面白い。そのあとルーデウスは着替えをのぞこうとするがロキシーには既に気づかれていてスペルド族に食べたられてしまうぞ。なんてことを言い放つ。恐ろしやスペルド族。
ロキシーが来て一年、魔力切れを起こさない程度に成長。頑張ってるルーデウスを自分は見習いたいものだ。
四歳にしてパウロの剣術を習うルーデウス。四歳ということもあり、体があまりついてきてないのかひ弱な一面を見せる。しかしルーデウスはあきらめず努力しようなんて思っている。努力。鍛錬。そんな言葉が似あうような人物になっていく。
ロキシーの上級水魔術と思われる、「大雨」を発動している。
※アニメの中で「大雨」とも言われてないし原作四巻からルーデウスが獣族を助ける時に使ったときの魔法が似ているため大雨と言ったが、裏付けるものはないため「大雨」かどうかはわからない。
ロキシーが住民に善意でやってることではなく、基本的にロキシーも雨を降らせることによってお金をもらっているらしい。対価としては悪くないのだろう。
マギのアニメでは魔法使いがいいように使われて戦争さえ起ったので、この世界はマギの世界よりはしっかりとした関係性を築いてるのではないだろうか。
ここからルーデウスの回想が始まる。高校時代の記憶。
中学生の時勉強を怠ったせいで底辺の高校へ入学。正義感の強かったルーデウスはヤンキーに注意したのがきっかけでいじめの対象となった。ついたあだ名は「ホーケー」意味には触れていないがとにかく嫌なあだ名として称されていたのであまりいい意味ではないだろう。ガラケーで裸の写真を撮られ、学校の正門に括り付けにされて写真なんか取られた日にはかなわない。俺だって引きこもりになるわそんなの。
そんなこともありルーデウスは。お家の外に出ないで、家の中、庭で生活をしているが、はやりゼニスもパウロも体が弱いのかなど心配をしていたようだ。自分の子供が精神年齢は自分たちよりも年上なことも、いじめに遭って心的障害を持っているのも知らないわけだ。そりゃ心配にもなるさ。自分の子供だからね。
ここでロキシーの地元の話が出る。暗黒大陸内にあるミグルド族の話や、赤竜山脈を越えたさら先に北。すごく寒い地域ラノアが存在する。そこにロキシーが在籍していた世界一の魔法大学「ラノア魔法大学」がある。そこは格式やプライド。魔族など種族など関係なしに学べる学校。それがラノア魔法大学。いいね俺もそんな大学に通いたいね。ルディは「学校」というのが嫌い。いじめを受けていたこともあり学校なんざ行きたくもないし、さらには家から出られないという最悪な状況で学校など行けるはずはない。もちろんそんなこと親にだって言えないしロキシーにも言えない。口ごもる中ルディはロキシーのことを「師匠」と呼ぶ。ロキシーはその言葉に胸刺され、ルディの才能を知っているからこそ、すぐに自分は抜かされてしまうと悟り、師匠と言われるのが嫌なのである。ルディの勤勉さであったりとか、無詠唱で魔術を使えてしまうところなど。一教えたら十も二十も勉強してしまう彼を尊敬していると共に、弟子の才能に嫉妬をするかもしれないとのことだ。ロキシーにもいろいろな過去があるらしい。
一人になったときに無詠唱をしようとするロキシー。やはり無詠唱はできず、落胆をしてしまう。弟子の才能とは予想でしかないが、無詠唱のことを指すのだろう。頑張れロキシーちゃん。
ロキシーが来てから一年半、この世界には毎年誕生日を祝う行事はない。しかし五歳、十歳、十五歳になったときに盛大に祝うという習慣があるらしい。日本でいうところの七五三みたいな感じだ。すごくわかりやすく十五歳で青年の扱いを受ける。
家族に久しぶりに祝われたのはかなり嬉しかったのだろう。しかも誕生日プレゼントの内容
パウロ→ルディの体格に似合わぬ剣
ゼニス→植物図鑑 約70万相当
ロキシー→初級魔術を使えるようになった魔術師に進呈する杖
流石貴族の端くれっす。本で70万は高価ですね。日本円で換算すると中古車一台買えちゃいます。
ロキシーは初めて会ったとき既にルディは初級魔術を使えてたため、本来であれば杖を渡しますが、失念していたらしく誕生日のプレゼントとして渡しました。魔石は魔力を増幅させる効果があります。
またもやここでロキシーに対して師匠と発言するルーデウス。ルーデウス視点からすると魔法を教わっている大切な師匠。なのでその姿勢を崩さず接しています。
ロキシー視点ではやはりこいつはどんなに自分よりも上に行ってしまうだろうと確信しているため自分のことを師匠と呼ばれるのがいささかよくないという顔をしています。
五歳にして、上級魔術を四取得。うんすごいですね。努力が実っているような感じがします。ただそれでもルーデウスは敬語や下から下から相手を敬っています。
ここで明かされるのはロキシーとの師弟関係を終わりに刺せるような魔法卒業試験。卒業試験を晴れて合格することができればロキシーとはお別れになります。ただ、いきなり卒業試験とか言われて困惑する、ルーデウス。親である、ゼニスとパウロは何だか知っていたご様子。そりゃ対価を払ってるのは親なので親に先に報告するような感じだったのでしょう。とても寂しそうな顔をしております。ルーデウスは面食らった様子でその場は終了となります。
外を見るだけで心的外傷であるいじめ。親からは勇気を出せとのこと。まあ本人にそういうことは言わずそっとしておくのが得策なのですが、そんなこと言っても本人しかわからない感情なんて多々あります。結局三十四歳の時には両親が他界して最終的に家から追い出されたのですからそれ程までに最悪ないじめを受けていたことが分かります。つらいよね。
パウロが大事にしている馬「カルパッチョ」に乗せてもらって外で魔法を使うといってロキシーは馬に無理やりルディを乗せようとします。しかしルディはいじめの件で出られないが、ロキシーは「馬が怖いんですね。意外にも年相応なところがあるんですね。」と一笑。違うそうじゃないんだ。魔物についても触れていますが、基本的に魔物が出たとしても余裕でルディなら倒せるとのこと。そりゃ五歳で上級魔術四つ使えるなら問題ないとの判断。そりゃそうだ。年相応なルディを見て、にやけるロキシーちゃんかわいいです。
ただロキシーが無理やりカルパッチョに乗せて外に出た。あっけなかった。ただ外に出ただけなのだ。しかしルーデウスはまだ怖い。人々の視線がとても怖いのだ。ただ少し経つと気づく。見ているのは自分ではない。ロキシーのことを見ているのだと。こんな小さな村でルーデウスの悪口をたたく奴なんかいない。生前と違い、バカにするやつはおろか、裸を写真に収める人なんていないということにルディは安堵した。外に出てからというものロキシーに背中を預け、静かに移動した。ロキシーは二年で髪のこともあるのにかなり村になじんでいたという。すごいぞロキシーちゃん!
それからというものルディは心的外傷から癒えた。あとは卒業試験を受けるだけです。水聖級魔術「豪雷積層雲」を使用。この魔法を使うと村人や農作物などに被害が出るため広い草原に移動したのだ。
「雄大なる水の精霊にして、天に上がりし、雷帝の王子よ!!我が願いを叶え、狂暴なる恵みをもたらし、矮小なる存在に力を見せつけよ!!神なる金槌を金床に打ち付けて、畏怖を示し、大地を水で埋め尽くせ!!あぁ、雨よ!!すべてを押し流し、あらゆるものを駆逐せよ!!」
ヒュムロニンバス!!!!!
かなり長い詠唱かつ広範囲魔法。とてもすごい。特にここの描写の中で、
「あぁ、雨よ!!」と叫ぶところがとても好きです。すごく感情が入ってる感じがして好きなのです。
その名の通り雷雲を呼びました。とてつもない威力だなとは思いますが、近くの木に落下。カルパッチョがひん死デス。すぐさまヒーリングをかけ、内緒にしてくれとのこと。ドジっ子ロキシーちゃんかわいいです。
カルパッチョを守っているのでやってみなさいとの師匠から指示を受けるルディ。土の上級魔術「土砦」を形成し、ルディの成果を見守るロキシー。
安全が確保できたことを確認して、ルディは詠唱し始めます。
「雄大なる水の精霊にして、天に上がりし、雷帝の王子よ!!我が願いを叶え、狂暴なる恵みをもたらし、矮小なる存在に力を見せつけよ!!神なる金槌を金床に打ち付けて、畏怖を示し、大地を水で埋め尽くせ!!あぁ、雨よ!!すべてを押し流し、あらゆるものを駆逐せよ!!」
ヒュムロニンバス!!!!!
師匠よりも大きな魔法を放ち、ロキシーに驚いた顔をされるルディ。
魔力を放ち終わった後の景色は雷雨が去ったかの如く晴天。ロキシーは教えられることがなくなったと嘆きますが、ルディは水聖級魔導士となります。すごいねルディ。
家に帰った次の日、ゼニスやパウロはロキシーを必死に止めようとしますが、ルディが予想していた通り、ロキシーは荷物整理してロキシーが来たときと同じ格好をしています。パウロに至っては「うちの息子が自信を失ってしまったようで」と余計な一言。ロキシーは世界中旅して魔術の腕を磨きに行くとのこと。ロキシーはあまり、ルディに教えることができなかったと嘆きますが、ルディにとっては心的障害を取り除いてくれた恩師になっていました。
別れ際にミグルド族のお守り、卒業祝いとしてペンダントを受け取ります。いいですねこういう師弟関係。僕は大好きです。ゼニスとパウロは涙を流しロキシーの背中を見ています。
最後はありがとうございましたと、外に出ただけだったが、初めての一歩を踏み出せたルディでした。
ロキシーのご神体、パンツは数カ月前に盗んでおり、最後の最後まで、エッチなルーデウスでした。
あとがき
こんばんは。アニヲタで日本語へたくそな忍者と申します。今回は結構長めになってしまいました。というのも小説を買っています。面白くて、小説を買ってしまいました。七巻まで読んでいて八巻までは購入済です。色々小説で読んでしまった部分もあるので結構掘り下げてかけているかと思います。アニメの感想を書いた後は小説に載っている伝承とか、魔法とか人物像とか、金貨についてや無職転生について深く深く書いていきたいです。なんといってもここまで興味を持ったアニメは無職転生が最初なのではないでしょうか。色々なラノベを読んだり、アニメを拝見していますが、ここまで熱狂的になったのは本当に初めてです。ひまさえあれば何度でも何度でも繰り返し繰り返し暗記するレベルで見ています。まあこの頭と体はいかんせん物覚えは悪いですけどね。その代わりにノートに色々まとめて整理することはとても大好きなのでノートにもいろいろ書いていきたいです。あとはロキシーちゃんや無職転生に登場する人物を書いていきたいです。とにかく無職転生に関することをしていきたいです。二次創作や法に触れない程度に頑張って感想書いたり、考察書いたり、一覧表にしてみたりしていきたいです。楽しい。この一言に尽きます。社会人一年目で仕事も大変ですが、並行して行っていきたいと思います。熱が冷めるまでお付き合いください。では三話感想でお会いしましょう。 サラダバー