ケアプランを定着させるために
私たちケアマネは何のためにプランを作っているのでしょう?と思う瞬間が多々ありました。ケアプランを見たことがない、と堂々と言われる日々。サービス担当者会議?時間ないし。と返される。
ちょっと待って、今までのプランはどうしてたの?
どうしてプランを見てもらえなくなったのか検証しました。だってプランは素晴らしい文言で埋め尽くされていたから。
「認知症の症状が進んで不安が強い」(ニーズ)→「穏やかに過ごせる」(短期目標)→「アロマの香りをたいたり居室を自宅のようにするなど環境を作り落ち着いていただく」
アロマテラピーと回想療法?
現場からは「アロマなんてたいても他の匂いと混ざるし本人が何も感じてない」「自宅にあった家具は大きく、座卓は歩行の邪魔だから使ってない」
これを立てたケアマネの思いと現実が合っていない💦
これでは見てもらえないはずだ…。
定着化させるためには
絵にかいた餅じゃなくて目の前のニンジンにする。
まずは「できていることを探す」
「食事の時は車イスから椅子に座らせています」「立つ時は足に力を入れてもらうよう声を掛けています」「トイレに行くようなそぶりを見逃さないようにしています」
おぉ~👍結構ある✨
それらをプランに入れてみよう。何たってそれらを維持することが大事なのだから。そこから「目の前のニンジン」に繋がるには…
とケアマネとしての意欲も出ます。
「当たり前だと思ってたけどプランに入るくらいのことなんだ」と現場の職員がケアに、肯定的になります。
しかしウキウキの私がぶち当たった疑問
調子に乗って書いたらすごい量のサービス内容になっちゃいました。ケアプランは2枚に渡ります。
「これではケアプラン内容を覚えてられません」と苦情が来ました。
(続く)