Twitterファイル(#13):ファイザー取締役はどのようにTwitterに圧力をかけたか
今回のTwitterファイルでは、ファイザーの執行役員であるスコット・ゴットリーブが直接Twitter社に気に入らないツイートを消させていたことが判明。
どのような内容を消したのかが分かれば、彼が何を手に入れたかったのかが分かります。
今回のTwitterファイルを公開したアレックス・ベレンソン氏は、Twitterファイル#10で出てきました。反ワクチン活動家でホワイトハウスから目をつけられ、バイデン就任後速攻つぶされました。
その後Twitter社を相手に訴訟を起こし、社内文書開示を請求。Twitter社は違反が見つからないのにバンしていたことが分かりました。
登場人物
スコット・ゴットリーフ:ファイザー役員、元FDA理事、テレビにもたびたび出るワク推しの医師
トッド・オボイル:ロビィスト、Twitter幹部
ブレット・ジロイア:誤解情報を貼られた元FDA理事、医師
Twitterファイル:ファイザーの執行役員スコット・ゴットリーブが自社の利益を守るため、FDAと共に密かにTwitterに圧力をかけていた件
売り上げを下げかねないツイートを発見したファイザー役員
2021年8月27日、ファイザー社の取締役であり、Twitterで55万人のフォロワーを持つゴットリーブ博士は、気に入らないツイート、つまりファイザーのmRNAワクチンの売り上げを下げる可能性があるツイートを見つけてしまった。
そのツイートは、ホワイトハウスが言う”科学に基づいた”もので、コロナに感染してできる抗体は、ワクチンよりも優れているため、感染して自然免疫を持った人々はワクチン義務から外すべきと言う内容だった。
そしてこのTweetは、いわゆる”反ワク”と呼ばれるロバート F. ケネディのような人物から発信されたものではなく、ゴットリーブの後継者ともいえるFDA(食品医薬品局)のトップ、ブレット・ジロイア(Giroir)医師だった。さらに、自然免疫がない人には積極的にワクチン接種を促している内容だ。
問題ない、はず。
一部の人々にワクチンが必要ないと推奨するツイートは、ワクチンへの疑問が生まれかねない-と思ったのだろうか。ゴットリーブは元FDA理事であり、CNBC(アメリカのテレビ局)に度々出演し、コロナの政策に関する著名人である。と同時に、2021年だけで810億ドル(1兆円)の売り上げの半分をmRNAワクチンに依存するファイザー社の役員でもあり、その年ファイザーから365,000ドル(4800万円)受け取っている。
ゴットリーブはTwitterワシントン支社のトップロビィストで、ホワイトハウスとの連絡窓口でもあるトッド・オボイルにe-mailを送った。
このe-mailは先週私がTwitter社で見つけたもので、イーロン・マスクの一連のTwitterファイルで分かるように、10月に買収する前のTwitterの情報統制を裏付ける。
私はこのTwitterファイルについてはサブスタックに別記事を書いた。この先数週間でさらに報告を発表する予定でいる。
Twitterは違反ではないと判断しつつ”誤解される情報”のラベル
Twitter社内のクレーム処理ツール”ジラ”を通してオボイルはゴットリーブのメッセージを「Twitter戦略的対応部門」へ転送した。このチームは上お得意様や、Twitter上層部などに起った問題に対応するチームだ。
オボイルは「元FDA(食品薬品局)の理事から来てる報告をみて」とメッセージを付けた。ここではゴットリーブが「mRNA推しのファイザー役員」と言う事には触れていない。
戦略対応チームは該当のツイートが違反に値しないと即座に分析したが、ジロイア氏のツイートに”誤解を招く”ラベルが付けられた。
次のターゲットを見つけたゴットリーブ
1週間後の2021年9月3日、ゴットリーブはオボイルに別のツイートでクレームを言った。今回のターゲットはロックダウンとコロナワクチンを懐疑的に見ているジャスティン・ハートだった。Twitterで10万人以上のフォロワーを持っている。
ゴットリーブが何故このツイートに反応したのかは分からないが、この頃ファイザーでは5歳~11歳のワクチン接種が認可されそうだった。要するに、子供の親にワクチンを打つべきだと説得できれば、次なる大きな利益が得られる時だった。
Twitter幹部のオボイルは、またしてもこのメッセージを転送する際「元FDA」と書き、ゴットリーブがファイザー役員である事に触れなかった。
しかし、このクレームに対してTwitterは対応を拒否し、ハート氏は難を逃れた。
ゴットリーブの私への攻撃
私への攻撃の件について、2022年10月13日サブスタックに詳細を書いた。イーロン・マスク買収以前のTwitterが私にした事と、それについての訴訟の件だ。
バイデンホワイトハウス、アンドリュー・スラヴィットは公的に、個人的にTwitterに圧力をかけ、同社は私をバンするしかなかった。そしてゴットリーブはこの大きな陰謀に一役買っていた。私はこの後ホワイトハウス、スラヴィット、ゴットリーブ、そしてファイザーに対して訴訟を行う予定でいる。
この記事を私が公開したその日、ゴットリーブは経済チャンネルであるCNBDに出演し、彼がTwitterに圧力をかけた事や動機が誤解を招くと説明した。ただし彼は、Twitterに圧力をかけた事実を否定していない。私が公開した資料は否定しようがないのだ。
彼はそのインタビューの中で、Twitterに行動を求めたのは、ワクチン支持者への暴力に繋がりかねなかったからだと説明した。
”SNSが脅威を取り締まる事が出来なければ、人々に物理的な危険が迫ります。それが私の懸念だったのです”と彼は言った。
次の日の朝、言い足りなかったのかもう一度ツイッターで強調した。
ゴットリーブの言葉を借りると、ジロイア氏の「自然免疫」についてのツイートは”尊重されるべき議論”ではないだろうか。
彼がTwitter幹部オボイル宛のe-mailで気にしていたのは、人々の安全ではなく、「ニュースになること」だった。
犯罪を重ねるファイザー社
ゴットリーブはファイザーのただの役員ではなく、取締役執行委員7人のうちの一人であり、法とその遵守委員会のトップでもある。
その委員会は「医薬品の販売とマーケティングにおける手順、制限、法の順守」を監督する機関なのだ。
ファイザーは昔から薬事法や医療倫理上の違反を重ねて来た。2009年には不正なマーケティングで、アメリカの歴史上最高額である23億ドル(3000億円)の和解金を支払った。
1996年には、ナイジェリアで抗生物質の臨床試験を行った際11人の子供が死亡し、映画にもなった小説「ナイロビの蜂」はこの事件に影響を受けている。
執行役員が2020年からここまでバカ売れしてきたmRNAについての議論を潰して来た事、Twitterが示した明らかな証拠がある中で、ファイザーはどのような反応をするのだろうか?
CNBC(テレビ)はこの先も人々を間違えた方向へ導くため、ゴットリーブを起用し続けるのだろうか?
翻訳メモ
日本でもたくさんの人が打ったファイザーのコロナワクチン。売上の為に必死に奔走するファイザー役員と、上お得意様の言いなりだったTwitter。
特に子供用のワクチンを売るための活動には腹が立ちました。
コロナ関係の言論統制をやめたTwitterには、子供の心筋炎、心不全が増えている事について警鐘を鳴らす医師が居たり、今まで見えなかったものが見えてきて一人で震えています。
日本政府とメディアに騙されて子供に打たせてしまったご両親の気持ちを考えると、字幕を付ける気にもなれない。
一人でも思いとどまるように発信するべきなのに、まだ思いきれないでいます。
Twitterファイルを日本語で残しておくことが、日本の将来の為になると思い、翻訳しています。