東京・瑞穂町「みずほ育ちのシクラメン」買うならJAタウンで!~コロナ禍を機に新たな販路拡大~
東京産のシクラメン?
寒さを感じるようになる11月、街中や駅の商業施設の花屋さんや、ホームセンターのお花売場に並びはじめる「シクラメン」。丈夫で育てやすくて長く楽しめる、冬を代表する鉢花です。花弁の色や形、葉の模様など、様々な種類があり、選べる楽しさがあるのも人気の花である理由の一つ。
このシクラメン、国内では長野県が産地として有名ですが、実は東京でも栽培されています。都内で生産規模ナンバー1なのが、多摩西部に位置する西多摩郡瑞穂町です!
(瑞穂町ってどこ?という方はぜひGoogle検索を↓)
瑞穂町のシクラメン栽培の歴史
瑞穂町におけるシクラメン栽培は1976(昭和51)年から始まりました。当時、農林省(現在の農林水産省)の施策「第2次農業構造改善事業」を活用して、町内にガラス温室が複数建てられました。
その頃の瑞穂町では、一次産業は野菜栽培や酪農が中心でしたが、この事業によってガラス温室を利用した花き栽培の動きが盛んになり、比較的利益が出やすいシクラメンを栽培する農家が増えていったと言われています。シクラメンの栽培を始めた農園主たちは、当初群馬や茨城など近隣県の農家を訪れ栽培技術を学びました。
そうした努力を続ける中で、徐々に瑞穂町のシクラメンの存在が広く知られるようになり、さらに歌謡曲「シクラメンのかほり」のヒットが重なったことで、一気に来園者の数が増えました。
現在でも、当初建てられたガラス温室を利用したシクラメン栽培が続けられており、栽培が始まってからまもなく50年を迎えます。
「みずほ育ちのシクラメン」ブランドの誕生
1970年代に園芸ブームを索引したシクラメンでしたが、ライフスタイルの変化など時代の波を受け、次第に販売高は減少していきました。
そんな状況の中で、2011年、瑞穂町のシクラメン農家8軒が瑞穂のシクラメンを広めようと「みずほ育ちのシクラメン」ブランドを発足させました。共通ののぼり旗やタグを作成し、シクラメン農家全員が主体となり瑞穂町の特産品としてPR。2012年にはみずほブランド品に認定されました。
コロナ禍で温室直売のシクラメンは大ピンチ!
2020年の新型コロナウイルスのパンデミック。様々な業種で大きな打撃を受け、農業も例外ではありませんでした。
瑞穂町のシクラメンのほとんどが「農場直売」をしており、栽培する温室の中で消費者に直接販売します。温室の中という「密」な空間は消費者から避けられ、売上に大きな影響が出ました。
直売できない分を花市場に持っていくという手もありますが、直売での売上に比べたら二束三文・・・。どうにかできないか?農家とJAがシクラメンの新たな販売方法を模索しました。
ネット通販やってみよう!生産者応援のムーブメントもあり、想像以上に売れた
販売方法を模索する中で挙がったのがインターネット販売。シクラメンの
ネット販売は当時ほとんどの農家が経験がありませんでした。従来の温室直売では、消費者が何千もの鉢の中から好きな花姿、草姿のお気に入りの一鉢を選ぶことができますが、ネット販売となるとそうもいきません。
ですが売り先の確保は喫緊の課題・・・。
まずは1鉢売ろう!くらいのスタンスで、JA全農が運営する産直ECサイト「JAタウン」を活用することにしました。
シクラメンは梱包サイズが大きく送料負担が大きいのですが、当時新型コロナウイルスの影響を受けた生産者支援のために農林水産省が実施したインターネット販売推進事業を活用し、送料無料で対応が可能に。お客様にとっても生産者にとってもありがたかったです。
まずは1鉢と思っていたら、想像以上の売れゆき。2020年11月~2カ月半で700鉢以上を販売することができました。
なによりも驚いたのが、ユーザーレビューの評価4.6越え!レビュー件数もかなりの数です。レビューには品質やボリュームを評価する声が多く、生産者の自信にもつながりました。頂いたレビューを読んで、みずほ育ちのシクラメンの品質の高さを改めて実感しました。
初めはネット販売に乗り気ではなかった生産者も、次第に取り組みに賛同。少しずつ出荷数を増やしてくれました。JAタウンでの販売をきっかけに、右肩下がりだったシクラメンの売上に、少しずつ貢献できるようになりました。
今年もJAタウンで販売がはじまります!
毎年好評を頂いているJAタウンでの販売、今年もやります!
(/・ω・)/ (/・ω・)/ (/・ω・)/ わーい!
サイズは5号、6号、7号、8号の中から好きなサイズのページを選んでください。
お色は、白系、赤系、紫系、ピンク系、色おまかせの中から選べます。
★発送開始時期は12月初旬を予定。
★国消国産キャンペーン実施中!1鉢からでも送料無料でお届け。
★販売期間~12月末日まで
ぜひご利用ください♪