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続・転校に向けて ーグレーゾーンの小2娘

「めっちゃ○○小、よかったよ~」

夕方、学童に迎えにいくと
娘がニコニコしている。

「ほんと?よかったね~」

転校を考えている小学校へ
娘と見学に行ってきた。
指定された時間に着くと、
教育委員会の職員も待ぶせていた。
通級指導で月に1・2回来ている学校なので
とくに違和感なく、
スタスタと学校の中へ入った。
さきに通されたのは校長室。
校長とは以前も話したことはあったけど、
娘はとっくのとんまに忘れていた。
ド緊張して問いかけに頷くことしかできない。
通級の先生も同席して
その場をなごませてくれたけど
大人たちに囲まれたせいか、
表情はこわばっていた。

授業を見学する時間になり、
支援級の教室に入った。
この学級には、同じ保育園に通って
仲良くしていた自閉症のSくんがいた。
落ち着いた様子で先生とやりとりをしている。
娘に気がついたみたい!
記憶力が半端ないSくんは、
(えっ?なんでいるの?)
といわんばかりに、不思議そうな顔をしている。
「お名前覚えてる?」
先生に聞かれると
「うん、○○○ちゃん!」
覚えてるよね〜、仲良くしてたもんね。
ほっこり(◍︎´꒳`◍︎)
Sくん、相変わらずかわいいな♡
Sくんのほかには、
もうひとりの2年生の男の子と4年生の女の子が
黙々と課題をしていた。
それぞれ違った課題をしていて
赤ペンを持った先生がつねに寄り添う。
教室内の雰囲気はとてもよかった。

つぎに交流学級(通常級と一緒)の見学。
体育の授業で、
30人超の2年生と一緒になった。
内容は娘の得意な縄跳びだった。
「えっ誰、誰?知らない子が来てる~」
ザワつく体育館。娘は注目の的になった。
(大丈夫かぁ~💦)
この30人超のなかにも
保育園で同じクラスだったFちゃんがいた。
「一緒にやろうよヾ(*´∀`*)ノ」
Fちゃんが数人の友だちを引き連れて
娘を誘いにきてくれた。
(きゃ〜、なんていい子なの~Fちゃん🥹)
Fちゃんとも娘のことを覚えていてくれた。
あっという間に娘の周りに人だかりができ、
囲み取材をうける
芸能人みたいになってしまった💦
どうしていいのかわからず、
みんなの元気に圧倒されて、
カチコチになっていた。

見学を終えて校長室に戻った。
「わたしがいうのも難ですけど、
みんないい子たちなんですよ~」

と校長がニコニコ。
「来てくれるのなら、大歓迎ですよ」
といってくれた。

見学中は緊張していたものの
娘の夕方の様子では、
ちょっと気持ちが動いたのかな?と思った。
転校させることは、
わたしと先生のエゴではない。
どの学校なら娘がいちばんたのしく過ごせるかを
考えてのこと。
転校して不登校が解消されることもないだろう。
むしろ余計行かなくなるかもしれない。
なんでもやってみないとわからない。
ダメだったら、また考えればいい。
環境が変わることは心配だけど、
娘なら対応できると思っている。

『 期待しすぎない・無理はさせない 』

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