花組全国ツアー公演『 激情 』－ホセとカルメン－『GRAND MIRAGE!』
花組全国ツアー公演＠相模女子大グリーンホール初日を観劇。
ミュージカル・プレイ『 #激情 』－ホセとカルメン－
メリメ原作「カルメン」をモチーフに描かれた『激情』。スペインを舞台に、軍の下士官ドン・ホセが、自由奔放に生きるカルメンに魅了され、彼女への愛ゆえに堕ちて行く様を描いた本作は、1999年宙組での初演が絶賛を博し、第54回文化庁芸術祭演劇部門優秀賞を受賞致しました。2010年星組、2016年月組による全国ツアー公演も大好評を得た作品を、花組にて再演致します。ドラマティックなナンバーで綴った傑作ミュージカルの待望の再演に、是非ご期待ください。
今年は観劇予定だった『1789』が上演中止になってしまったので、なんと１年ぶりのタカラヅカ観劇は花組全ツになりました。『激情』は珠城りょう、愛希れいか主演の月組版を観劇したのが・・・・・えーもう７年前なの？？？？この時もかちゃさんがメリメ＆ガルシアだったんですね。なぜか覚えてない！
理由は明確でたまさまとちゃぴちゃんのインパクトが強く、たまさまホセの衣装も鮮やかな水色で印象に強く残っています。今回なぜひとこちゃんの衣装ああいう色にしたんだろう・・・そしてひとこちゃんなら、柴田作品ならきっと『星影の人』とか『哀しみのコルドバ』とかの方が合ってるんじゃないかなとも思い、なぜ『激情』にしたのか？がナゾ。
そうか、９７期生がもう研13なのか・・・・。いや～Time flies!ひとこちゃんはその昔『春雷』のラストシーンのウェルテル役で、ピストルで自身の頭を撃った後静かに崩れ落ちる後ろ姿が絶品で、今回のホセが撃たれてゆっくり崩れ落ちる姿の美しさとつながって感動しました。身体表現力がとても高いのは今も同じ。
カルメンの星空さんは動きがエネルギッシュですが、スカート捌きなどの時が荒々しすぎ＆セリフも強すぎで、ホセの『激情』よりもカルメンの激高の方が印象に強く残ってしまう。とはいえ研５の勢いって若いわー若々しいわーと思いました。春日野八千代さんがおっしゃっていた「舞台の上での品格」が加わればもっとステキになりそう。
ミカエラ役の咲乃深音さん、ベーちゃんとかユキちゃんを思い出す品があって可憐な娘役さん。ああ、花組の娘役さんらしい娘役さんだなと嬉しくなりました。
主な配役
◆ホセ #永久輝せあ （97期・研13） 軍隊の伍長
◆カルメン #星空美咲 （105期・研５）
◆プロスペル・メリメ/ガルシア #凪七瑠海 （89期・研21）専科
メリメはフランス人作家、ガルシアはカルメンの夫（ジプシーの頭領）
◆エスカミリオ #綺城ひか理 （97期・研13） マタドール
◆ミカエラ #咲乃深音 （101期・研９） ホセの婚約者
◆スニーガ #紫門ゆりや （ 91期・研19）副組長 ホセの上官
ネオ・ロマンチック・レビュー 『GRAND MIRAGE!』
作・演出／岡田 敬二
大いなる夢と愛に満ち、宝塚歌劇ならではの美しさと華やかさ、そして品格と馥郁たる香りを湛えたレビュー作品。カンツォーネの名曲で構成する場面や、花組全国ツアーメンバーのダンスの魅力に迫るヴァイタリティ溢れる場面等を展開。ロマンチック・レビューシリーズ22作目となる本作では、ネオ・ロマンチック・レビューとして、より新鮮で魅力的なレビューの世界をお届け致します。
こちらは私は初めて観るショー。タカラヅカのショーってやっぱりステキです♡だがしかし、こちらは本当にかちゃさんがトップスター？？？？と勘違いしてしまうような構成、演出でびっくり。タカラヅカを知らない人が観たらかちゃさんが主演なんだろうなと思うでしょう。それでよかったのか？
かちゃさんの空間支配力と男役の美しい所作に惚れ惚れ。
そして、あかさん（綺城ひか理）も所作が美しくて惚れ惚れ。
私はやっぱり正統派の男役さんが好きだなあと改めて思いました。
恒例のご当地ジェンヌ紹介は・・
全ツ恒例の『ご当地ジェンヌ紹介』はなんと、神奈川出身だけでは無く東京と千葉出身のジェンヌさんも全員紹介されて→理由はひとこちゃんが東京出身なので全ツは東京は無い→でも主演さんだからどこかで紹介しよう→ええい、神奈川でまるっと！
組長さんが手に退団者紹介するときのようなバインダーを持っていたので、なぜ？と思ったら人数多かったからなんですね。
というわけで、１人１人紹介されるたびに背追羽根で隠れないように舞台上を右に左に走って移動するかちゃさんとひとこさんに客席大笑い。
昨日は相模原公演の初日でしたが、全ツのちょうど中日だったとのこと。
花・全ツ組のみなさん、残りのツアーもどうぞ元気に健康で各地を楽しみながら頑張ってくださいね。