レゾンデートルとインテグレーション：自己の存在と内面の調和
今朝、山羊座満月を迎えました。
成長と目標達成の機会を象徴する山羊座。山羊座は責任感と堅実さを象徴し、自己成長と安定を追求します。
この時期、自分の目標に向けて計画を立て、着実に進むことが重要ですが、過去の経験を振り返り、学びを深めながら、次のステップに向けて前進することで、自分の内なる平穏を取り戻すことができます。そんな満月の日に、ジェーンから伝えたいメッセージを。
人は生まれながらにして、自分自身の何故存在するのか、理由を見つけようとします。その旅は、個々の自己理解が深まり、成長するプロセスでもあります。
フランス語で「存在理由」を意味する「レゾンデートル（raison d'être）」は、人生の旅のガイドとしての役割を果たします。自分が思う生きる理由や存在価値。他の人と比べるのではなく、自分自身の中でしっかりとした意味や大切さを見つけること…それがレゾンデートル。
一方で、この探求は、具体的でない（抽象的な）考えではなく、内面の調和と統合を通じて深めていきます。心理学の言葉で言うと、「インテグレーション（統合）」です。これは、自分の考えや感情、行動が一貫してまとまることで、自分とのつながりが深まり、成長するプロセスになります。例えば、アーティストが自分の芸術的なアイデンティティを見つける時、内面の異なる側面が調和し、独自の作品を生み出すことがあります。
自分自身を理解し、他人や社会の期待ではなく、自分の心に従って生きるとき、自分の存在を深く理解し、意味のある人生を築くための基盤となります。内面の調和と外部への表現のバランスを取ることが、個人の成長や社会への貢献につながる重要な要素です。
人はそれぞれが信じることに基づいて世界を見る。専門家でさえ真逆の立場をとることがあります。このような多様性や対立が存在する中で、自分自身がどう生きるかに焦点を当てることが重要なのではないかと自答することもレゾンデートル。
自分の生き方を決める時、多くの情報や意見が飛び交う中で自分自身の価値観や信念を見つめ直し、それに基づいて行動すること。今自分が考えている事って他者の意見や社会の期待じゃない？？そんな外軸に左右されず、自分の心に正直に、自分の存在意義や生きる意味を深く探求すること。
単なる思考の活動ではなく、感情や行動との調和を通じて成り立つもの。自己の内面と外界とのバランスを取りながら、レゾンデートルに基づいて生きることが、自分が納得出来る、充実した人生を築くための基盤となることでしょう。
自分の存在理由を考える「レゾンデートル」と、自分の気持ちや行動をうまくまとめる「インテグレーション」を理解することで、自分がなぜ生きているのかをもっとよく知り、心の中と外の世界のバランスをうまくとる方法を学べます。何かの気付きになれば✨幸いです🍋