噛み合わない
会社に面白いくらい噛み合わない後輩?というか同僚?がいる。
彼女とは2つ前の職場でも一緒だったので知り合い歴は長い。多分だけれど私より10歳くらい若い。多分…というのはもう何度も年齢を聞いた気がするのだけど、あまり他人の年齢に興味のない私はすぐに忘れてしまう。そしてこれまで何度も聞きすぎてしまってもう聞けない。
そんな彼女は旦那と子供(10歳男、7歳女)の四人家族。
旦那さんも2つ前の職場で一緒だったので、知り合いといえば、知り合い。
私はそもそも結婚を望んでいない。その理由は色々とあるのだけれど、とりあえず望んでいないことは確か。誰かとお付き合いをするとかは良いのだけれど、一緒に住むとなると一気に気持ちがどんよりしてきて、結婚話が出ると、サーっと気持ちが萎えていく。
令和となる現在も、未婚の男女に向けられる視線は決して優しいとは言いえない部分はあるけれど、平成初期に比べたらかなり理解が得られるようにはなったように感じている。今も残るその厳しい視線の大半は私世代(50歳前後)以上だと思っていた。私より下の世代には、「個人の考え」として受け入れられていると思っていたが、そうでもないのかもしれない。
彼女はとにかく、結婚して子供を持つことは全人類が望んでいると思っている節がある。なので、この年になって独身でいて、婚活にも精を出さない私にイライラして仕方がないらしい。私がどんなに、結婚を考えていないと言っても、「強がらないで!」とか「こんなアプリがあります!」とか。とにかく色々とご助言くださる…
そこで、私が結婚を望まない理由のごく一部や、今のこの暮らしに満足しているというと「そんなワガママばかり言っているから結婚できないんですよ!」とか 「結婚はどこかで相手を受け入れる妥協をしないとならないんですよ!」とか「そろそろ何かを変えないと!」と鼻息荒く捲し立てている。
だ・か・ら、望んでないんだって。
今の生活を変えたくないけど結婚したいなんて一言も言ったことはなくて、私は今の生活スタイルに満足していると言ってるだけなんですよ…
前々職を退職する時、申し訳ないけど彼女と離れることはちょっとホッとしてしまって、連絡先を聞かれたのだけれど、退職日の慌ただしさのせいにして振り切って帰ってきた。それなのに、まさかまた同じ職場になるとは…
狭い業界で生きていることを実感する今日この頃です。
私とリアルにお付き合いのある方々、私自身は結婚に消極的ですが、私以外の人が結婚によって幸せになっていることを否定する気持ちは微塵もありません。なので私の思いも生暖かく見守っていただけると幸いです。
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