錯綜する魂の終わりには
朽ちれども朽ちれども踵を返し
幾度となく衝突を試みた壁がある
その壁の薄さに壁の低さに壁の有無に気づくまで
僅かながらの命の前では壁とは何たったのか
を考える暇もなく、
しかし壁は有りもしない閉塞された檻だった
それになった時、隔てるものは失われた
朽ちれども朽ちれども踵を返し
幾度となく衝突を試みた壁がある
その壁の薄さに壁の低さに壁の有無に気づくまで
僅かながらの命の前では壁とは何たったのか
を考える暇もなく、
しかし壁は有りもしない閉塞された檻だった
それになった時、隔てるものは失われた