心がほぐれるリゾート島時間。自分へのご褒美にぴったりなフヴァル島|クロアチア
こんにちは。世界観コーディネーター&&地球を楽しむ旅人、JAMYです。
やることに追われてなかなか息をつく暇もない…という方も多いのではないでしょうか?いそがしいからこそ、何もしないことこそ贅沢に感じることもありますよね。
「いつか大型の休みが取れるならどこかほっとできる場所に行きたい」という会社員の方へ向けて、心もゆったりほぐれる絶景と穏やかな島時間が流れるリゾートな街を紹介したいと思います。
20代の頃、ロンドン留学をしていた時期にヨーロッパの国々を旅していたのですが、その中でも特に行ってよかった場所がクロアチアのフヴァル島という小さな街です。フヴァルの魅力についてたっぷりと語っていきます。
欧州のリゾート地、アドリア海に面したクロアチア
日本ではクロアチア=リゾート地としてそんなに馴染みのないと思いますが、クロアチアが面しているアドリア海といえばヨーロッパではメジャーなリゾート地です。
クロアチアには大小あわせると島の数は1000以上あり、そのうち有人島は50程度です。その中でも観光で人気なのがフヴァル島でアドリア海の隠れ家リゾートと言われています。
フヴァル島へは、クロアチア第二の都市・スプリット、もしくは魔女の宅急便のモチーフになったと言われるドゥブロブニクから船で向かうことが可能です。(※6月〜9月頃の夏の観光シーズンと、オフシーズンで船の本数が異なりますので事前にご確認ください。)
そんなフヴァルは島ならではののんびりした時間が流れていて、目に映る透明度の高い青い海と気持ち良いほど晴わたる空を眺めていたら心に余裕が生まれる、そんな場所になっています。
街自体はコンパクトで、スプリトから日帰りでも行ける距離感にありますが、あえて大都市から離れてせわしい日常を浄化するのにぴったりな島でなので、ゆったり連泊で過ごされることをお勧めします。
みどころ1|青と緑の洞窟
イタリアのカプリ島で有名な「青の洞窟」ですが、なんとフヴァル島には、「青の洞窟」と「緑の洞窟」の2つが存在します。正確には青の洞窟はビシェヴォ島というにあり、6〜9月の夏場のピークシーズンを中心にオプショナルツアーが催行されているので、こちらから参加するのが一番簡単に洞窟まで行くことができます。
ただ、波が高いと洞窟には入れないため、天気次第で運行状況が変わります。私は6月に4日間フヴァルに滞在しましたが、到着2日目は運行しておらず、3日目にやっと参加することができました。
緑の洞窟は夏場であれば、船を留めて泳げるスポットです。しかもフェリーから海へダイブして自力で洞窟まで泳いで行きます。ただ見た目より海水は冷たいのでご注意ください。
緑の洞窟も太陽光が洞窟内に差し込む時間によって、海面が青から緑へとその色合いを変えていきます。船からダイブしたり、洞窟まで自力でいくという体験はここでしかできない!と思うと、とても刺激的で、泳げなかったらどうしようという不安より好奇心が勝っていました。
その後、また船に乗りビシェヴォ島に到着、フヴァル島を出て約2時間弱ほどです。ここからは、小さな船に乗りかえて、青の洞窟に進んでいきます。
真っ暗な洞窟の中に浮かび上がる美しいブルーに目を奪われます。暗闇なのでどうしても写真がブレがちなので、とっておきの一枚を残すためにも、機能性高いカメラを用意することをおすすめします。
現地で聞いたのは、イタリアにも青の洞窟はあるのに、イタリア人もクロアチアの青の洞窟を目指してやってくるとのこと。それは洞窟の大きさの違いや、入れる船の収容人数が異なることから、クロアチアの方が良いというイタリア人が多いようです。写真で見る以上に実際に目の前に広がる青の世界は本当に来てよかったと思えるのでイタリア人の言うことにも納得です。
みどころ2|フヴァルの美しい街並み
フヴァル島は、煉瓦造りの可愛い街並みが広がっています。町の全景を見られるのが、旧市街の北側にある丘の上の城塞。坂道や階段を歩いて行けば、20分ほどで到着します。
近くに見える島々はパクレニ諸島で、フヴァルからボートで行く観光客で賑わっています。
みどころ3|透明度抜群の海
フヴァル島の海の透明度は、とにかく素晴らしく、船着場からでも水のきれいさを実感できます。
港には大型ボートも停泊できるため、ヨーロッパの富裕層たちは、自家用クルーズでやってきてリゾートライフを楽しみます。これだけ船があっても海が綺麗なことに驚きました。
現地の子供達やリゾートを楽しむ家族が日中は海水浴、日光浴を満喫しています。年齢性別問わず、水着姿で開放的に楽しそうにされている外国の皆さんを見ると、そのくらい自由で良いんだと思うのと同時に年齢や見た目にこだわりすぎている自分に気づかされます。
海に飛び込んだりぼーっとしたり陽気に踊ったり、子供心を取り戻せるのがこの島の良さ。自然が作り出す素晴らしい色の世界を全身で体験できる、フヴァルの魅力は伝わりましたでしょうか?
ヨーロッパといえばパリやロンドン、ローマなど、大都市が日本では人気ですが、毎日仕事に勤しむ自分のご褒美として、一味違ったフヴァルでのリゾートな島時間を満喫してみるのも良いのではと思います。
またリゾート地とはいっても、クロアチア自体が同じアドリア海に面したイタリアほど物価も高くありません。しかもイタリアと同じような美味しい食事もできて、景色も最高。宿のオーナーさんや、この旅で出会ったクロアチアの方々はとても穏やかで優しく、面倒見が良い方ばかりで、スリやぼったくりの多い他の国と違って、安心と信頼をして旅をすることができました。
日本だとなかなか経験できない自然と戯れる体験もでき、美しい海をただただ眺めるだけ、という「なにもしない時間」が忙しい現代人には贅沢に感じるものです。そんな余白のある時間をフヴァルで過ごしてきてくださいね。
Jamy
世界観コーディネーター兼 地球を楽しむ旅人。45カ国以上の渡航歴を持ち、旅を通して、役割にとらわれがちな女性の自己開放を促す、旅コミュニティ・地球クラブを主宰。合言葉は「地球のどこかで待ち合わせ」。
広島出身 鹿児島在住 1児の母
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