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読書日記『新聞記者、本屋になる』落合博著

本屋になる方法が書いてあるのだと思いました。

憧れますもんね。本好きにとって夢の国。

これは、安定していた新聞社の仕事を定年前に離れ、本屋を始めた男の記録です。新聞記者だけあって文章が巧拙。こちらが聞きたいと思うことをさらりと言葉に乗せてきます。

苦労話も混ぜつつ、みんなやってみると簡単だよ、と言ってくれるのかと思いきや、素人が始めるには多くの障壁があることがわかりました。
なんといっても、人脈がある程度できているんですよね。
ちょっと絶望する。

それでも、イベントを企画していく工程や、なぜこのテーマの本を集めているかを知るうちに、別に本屋でなくても何か始める時の心構えのようなものが見えてきました。

コミュニケーションが生まれる。
くつろげる。
看板のセンス。
ちなみにドアの色は「阪急電車」の色。
なぜその色なのかは著者の新聞記者時代の話を読めばわかります。
想いがずっと繋がった先の「本屋」だったのです。

さて、私の想いはどんな形に繋がっていくのでしょう。
少なくとも本に囲まれていたいと妄想しています。

阪急電車


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