大学生になり暇な時間を潰そうとふと立ち寄ったのが軽音楽部だった。それがきっかけで、色んな曲を知り、歌手を知り、音楽を知った。 私は昔から詩を読んだり書いたりするのが好きでメモに書き込んではコツコツと書き綴ってきた。それが音楽と融合し歌詞となって一つの曲が出来上がるのも今では楽しみの一つだ。 私の歌詞には共通点があるらしい。それは、大人になりたくない。子どものままでいたいという願いが込められていること。 私がいう大人とは、器用に上手く生きようと愛嬌を振り撒き、気を遣い
私は背が低い。思っている以上に。 大学4年生なのに144cmしかない。 損することも得することもあるが、その全てを踏まえて自分と認めるのには随分と長い時間が必要だった。21年間の人生を振り返ってみると、この葛藤で得たものはとてつもなく大きい。 背が低いことをコンプレックスに感じるようになったのは、たぶん小学校に入学してから。少しずつ自分が周りと違うということに気づいて嫌悪感を抱くようになった。背が低くて「可愛い」と言われることは少なくないが、それを今でも心底嬉しく思
ありのままを隠さずさらけ出せるような環境が欲しいとばかり思っていたが、それは見当違いだった。もうそう考えている時点で、他人頼みなのである。結局口ばかりで行動に移せないのは私のよくない所である。環境に文句を言ったところで、空は晴れないし、波は静かにならない。 自分の内側を見せることが怖いのは当たり前のことである。私には自慢できるような才能も、一途に努力してきた経験も、これだけは負けないという自信もない。何もないと思っていた。それは今でも変わっていない。子供の頃に思い描いて
私の周りには大切な人たちがいて、将来の夢もあって、まぁ何やかんや毎日楽しいと思える日々がある。自分の生き方に胸を張れるほどの自信はないが、いつの日かそんな日が来ることを信じて生きている。 自分の嫌なところは、荷物が増えるほどよく目に入る。自分にはない他人の良さに圧倒されて押し潰される。私は人の気持ちを読み取ろうとして伺うあまり、自分の思っていることを言葉にすることができない。いや、言葉には変換できているが、それを人に伝えることを躊躇している。 私はたぶん他人からの