いつの間にか入り込んでて、
街中そいつに怯えてる。
「時間が解決してくれる」
得意のセリフも通じない。

そいつは一体何者か？
何にも分からない。
時間が経つほど状況が、
益々悪くなって行く。

街はどこも疑いの眼差し。
誰もお互いを信じられない。
街のどこに安全なところが？
誰も逃れる事なんてできない。


じくじくするような瘡蓋（かさぶた）を、
ゆるゆる剥がして、ほくそ笑む。
痛みを感じて、気持ち良く、
自分を傷つけ、ほくそ笑む。

生きるか死ぬかの瀬戸際で、
そんな小さなこと。
趣味の悪い性癖は、
そんな時も止まらない。

夜が来ても、明日は来るのか？
誰も考えなかった状況。
自分の事しか思わなくなると、
誰も幸せになんかならない。


街はどこも疑いの眼差し。
誰もお互いを信じられない。
自分の事しか思わなくなると、
誰も幸せになんかならない。