会社設立の備忘録(登記完了後)
前回は法務局に書類を提出までのステップについてご紹介しました
https://note.com/james_s/n/naa58a3c304f5
今回は登記完了後についてどんなことをしたかを備忘録として残したいと思います
ちなみに法務局からは登記完了の連絡がなくて、
調べたら、どうやら登記完了予定日までに連絡がなければ無事登記完了のようです‥
そして、登記完了予定日の当日まで何も連絡がなかったので、試しに会社名でググったら、複数の法人情報掲載サイトに法人名が載ってたので、登記完了したんだって初めて知ることになります
しかし、法人番号のお知らせなど、メールか何かで連絡いただきたいところですが、まあそんなもんかということで知って頂ければと思います
さて、登記完了後にまず行うことについて
マネーフォワードから以下3つの申請書をダウンロード
※()内は交付手数料
- 印鑑カード交付申請書
- 印鑑証明書交付申請書 (450円)
- 登記事項証明書交付申請書 (600円)
ダウンロードして印刷したら再度法務局に行きます
法務局では
まず、印鑑カード交付申請書を提出して、印鑑カードを貰います
次に、印鑑証明書交付申請書と登記事項証明書交付申請書に貼り付けるための印紙を購入し、それぞれの申請書に貼り付けます
あとは上記2つの申請書と印鑑カードを窓口に提出して、証明書を受け取り、法務局での手続きは終了です
ここからは年金、税金、雇用関連及び銀行開設等の手続きとなります
やることリストにするとこんな感じです
- 年金事務所への届出
- 税務署への届出
- 都道府県税事務所への届出
- 労働基準監督署への届出
- ハローワーク(従業員を雇用する場合) への届出
- 金融機関での口座開設
ちなみに税務署および都道府県税事務所での手続きについては税理士に任せてるので個人で手続きした部分は以下となります
- 年金事務所への届出
- 労働基準監督署への届出
- ハローワーク(従業員を雇用する場合) への届出
- 金融機関での口座開設
年金事務所について
必要な書類
- 登記事項証明書
- 健康保険・厚生年金保険新規適用届
- 被保険者資格取得届
- 役員報酬及び賃金に関する証明書
上記のものを事前に準備して現地で受付してもらい10分ほどで手続きが終了
保険料口座振替納付申出書を後日提出する必要がありますが、まだ法人口座作成が完了していなかったため、法人口座作成後に郵送で提出
労働基準監督署について
必要な書類
- 登記事項証明書
- 保険関係成立届
- 労働保険概算保険料申告書
登記事項証明書を持参し、保険関係成立届と労働保険概算保険料申告書については現地の労働課で用紙が貰えます、用紙は複数枚綴りになっているものなので事前準備はせず、現地で調達し記入をしました
記入後はスタッフに確認してもらい、提出して終了
あとは労働保険料の納付に必要な領収済通知書を持って銀行または郵便局で納付する
ハローワークについて
※必ず労働基準監督署に書類提出後に行くこと
必要な書類
- 登記事項証明書
- 雇用保険適用事業所設置届
- 雇用保険被保険者資格取得届
- 労働保険保険関係成立届の事業主控(労働基準監督署で提出した届出の控え)
用紙については現地でも貰えるが事前に用意しておくとスムーズに手続きが完了する
そして用意した書類を提出し、これも10分ほどで手続きが完了
なお、雇用保険被保険者資格取得届について、雇用する従業員の前職で喪失届が未処理の場合、前職での処理を先に完了させる必要がありますので注意が必要
法人口座開設について
法人口座を開設するにあたって結構迷う方も多いのではないでしょうか。
メガバンク、地方銀行、信用金庫、ゆうちょ銀行、ネットバンク、、
今回色々調べて決めたのは信用金庫です
理由は以下の通りです
- 開設を断られる時間的余裕がない
- 開設のハードルが低い
- 口座維持手数料が安価
- 窓口がある
そして、いざ開設!
思ってる以上に審査が厳しいという印象でした。
窓口で訪問、現地調査は2回、、
最後に窓口で面談し、ようやく開設完了
審査するポイントをまとめると以下になります
- 資本金の金額 (100万以上あれば問題ない)
- 会社の住所 (バーチャルオフィスだと厳しいかも)
※使用貸借契約書が求められる
- 事業内容のヒアリング (過去に実績がないと厳しい)
※事業エビデンスとして総勘定元帳を提出
- 名刺 (作成しておいた方が良い)
これらを窓口、そして2回に渡り現地での調査、その後電話にて審査完了と連絡を受け、最後は窓口にて手続きを行った
かなり手間でした
窓口では現地で対応いただいた担当者に加え、彼らの上司も出席し、そこでも事業内容についていろいろ聞かれながら、口座開設の手続きを行い、約1時間で開設が無事に完了し、最後は通帳を受領して終了
口座開設はこの辺までとして
あとは恥ずかしならが不勉強のせいか、よくわからなかったことについて
- 保険証はどのように届くのか
- 給与計算はどのようにすべきか
保険証については年金事務所での新規適用届の手続きを行えば、後日全国健康保険協会から保険証が送付されます
給与計算につきましては、最初は全くわかりませんでしたが、ググったり、税理士に確認したりようやく解明!ちなみに従業員がするないうちはExcelのテンプレートでできますので、それはまた別の機会で解説してみたいと思います
最後に、会社設立するのにどれくらいの時間がかかったか?
個人でかつ兼業していることもあり、事前準備期間を含めて、口座開設完了まで約2ヶ月かかりました
時系列で並べると以下となります
12/17 事前準備開始
01/04 法務局での届出提出
01/16 法人登記完了
01/20 金融口座開設
02/14 金融口座開設完了
こうやってみると事前準備は18日、法人登記は13日、口座開設は26日かかったのでやはり口座開設が一番大変だっということがわかります
蓋を開けてみれば確かに口座開設が1番大変でした。。。
では、以上備忘録でした。
これから会社を運営しつつ、また何か気づきがありましたら、更新していきたいと思います〜