桜風涼の石丸伸二批評が面白い Vol.2
元週刊誌記者でYouTubeを運営している桜風涼(はるかぜすずし)氏の石丸伸二批評が面白いです。私は先日も同じタイトルで記事を書きましたが、桜風氏には石丸信者(ここではあえて信者と書きます)からの攻撃が絶えないらしく、それでジャーナリスト魂に火がついた桜風氏が研究を続けて、動画の内容がどんどん深く高レベルになりつつあります。
ぜひ読者の皆様ご自身で桜風氏の動画を視聴していただきたいです。
このnoteでは簡単な動画の概要だけ紹介させていただきます。(前回の記事ほど細かく内容を書き出すことはしません)
▼前回までのあらすじ:
前回は、東京都知事選の前後で桜風氏の石丸伸二批評が変化していく様子を、当時のYouTube動画を分析することで紐解きました。ここではサムネイルと見出しだけ載せるので、詳しくはVol.1を参照されたし。
▼2024年7月24日(虚像石丸伸二研究)
「もう石丸氏の話題はやめようかなと思ってたんだけど、強くオススメされた本があったのできちんと読んでみました。著者の堀治喜氏は1953年生まれで、プレジデント出版とか毎日新聞出版とか老舗から本を出されているドキュメンタリーライターで、この世代は社会派のジャーナリストが多いですね。地元が広島のプロ作家なので独自取材も多く、読みやすくて、わかりやすくて、データと解釈の書き分けもしっかりしており、非常に面白い本です。推理小説のように楽しめますので、皆さんにも読んでいただきたい。」
トピック
・広島の石丸伸二の裁判は一般の傍聴席がガラガラだった。(笑)
・石丸伸二が市長選に立候補する経緯を時系列で整理した時に浮かび上がる不審点が詳細に書かれている。
・石丸伸二のアメリカ時代の仕事内容を詳細に調査して年表にまとめている。
・恫喝でっちあげ裁判の山根議員と石丸伸二の人間関係を暴いている。
・石丸市政の不可解な資金の流れ(企業との癒着)を暴いている。
・安芸高田市のTwitterのフォロワー数の不自然な増加を暴いている。
▼2024年7月25日(殺害予告キターーー!)
「先日、虚像石丸伸二研究を紹介した瞬間にですね、ドバドバドバドバ〜!と、あの『石丸信者』がですね、押し寄せてきましたね!いや〜これは楽しすぎる!殺害予告っぽいのも来たね!拍手。僕はジャニーズ、宝塚、松本人志の問題もやってるけど、その時は心が痛かった。要するに誹謗中傷のコメントもどちらかというと心が病んでいるファン(他に心の拠り所がない人達)が、アンチをやってる僕に文句が言いたくて、要は自分の推しを助けたいとという気持ちがあってやってるのがわかるんだけど。今回の石丸伸二氏の問題は次元が違って、もっと書いてこいよwって感じ。週刊誌記者時代の『掘り当てたな』って感じに近いですね。一つ一つ個別にコメントを晒しながら解説していきます。」
▼2024年7月25日(石丸信者について)
「石丸伸二が今後どうなるかは判りません。会話になる信者というか支援者とは建設的な議論がしたいのですが、それ以外によく理解できない信者がいるようなので紹介したいと思います。」
▼2024年7月28日(議会答弁の分析)
「今日も石丸伸二について語ろうと思います。(笑)信者から『切り抜きで判断するな』と言われたので、いくつかの議会答弁を4時間くらいじっくり観て、要点をまとめながら、石丸構文は横に置きつつ、石丸氏がやろうとしていることを、アンチでもなく支持でもない立場から、公平にジャッジしてみようかなと。」
トピック
・令和6年3月6日安芸高田市定例会での一般質問を研究素材とする。
・議題①熊高議員(石丸シンパ)、地域限定免許・ライドシェアについて。話は噛み合っている。石丸市長は外国の事例を出して比較しているがあまり意味がない(外人コンプレックスがある人達には受ける論法だが)。色々かっこよく議論したけど、結局は「市としては何もしない」という結論しか言ってない。
・議題②熊高議員(石丸シンパ)、市の財政の健全化について。歯止めは掛かったという弱気な意見。ふるさと納税とYouTube収益の自慢もなぜかトーンダウンしている。高齢者へのサービスと、若年層へのサービスを数字で比較しているがナンセンスである。石丸伸二が言ってることは役所として当然のことなので、誰が市長を務めても同じである(=石丸伸二が優れている根拠にならない)。
・議題③山本議員(石丸アンチ)、トンネル開通に際して向原駅の利用改善について。石丸市長は「同じ質問をするな」と激昂して1分間説教を続けた。しかし実際は質問の内容は別物で、山本議員と議長は呆れている。山本議員は三市協議会を市長が利用するのか訊いているのだが、石丸市長は三市協議会に市長から働きかける意志がないので話がズレており、それで理解できない石丸市長はパニックを起こしているように見える。石丸氏は視野が狭いので市が協議会を利用するという地方政治の本質を理解してないので、質問の意図を理解できない。
・議題④秋田議員(石丸アンチ?)、農業関連について。石丸市長は条文の解釈論を述べるだけで、具体的な施策の考えがない。さらに石丸市長はもし安芸高田市が失敗した場合は条文を定めた国に責任があると他責思考になっている。
・議題⑤認定保育園の移転について。市議会は建設予定地が市の中心地から離れすぎていることを懸念して代替案を出すが、石丸市長は法律の指定エリアから外れていると杓子定規の役所答弁をするだけである。エリアの区分けを変更する提案をするなどやり方はあるのに。それで石丸氏は最終的には水害危険区域という話にすり替えて議会を論破した。現実社会では論破だけが正しい解決方法ではない。
・総じて言えることは、安芸高田市の議会は無能ではない。
・議員は普通の人の代表なので、普通の言葉で理解できることが大事。
・石丸市長は言葉の定義にこだわるばかりで建設的な議論で着地点を見つける努力をしないので政治家としては無能。石丸氏は市長よりも役人の方が向いているのではないか。
・議論が紛糾しようがしまいが、基本的に石丸氏は新しいことをやりたくない役所っぽい答弁。ただし、やりやすいことだけは華々しくやる。非常に面倒くさい小役人タイプに権力を持たせたなあ、という印象。
・石丸氏は、他人が何を思うかをほとんど理解できない。
・議論が紛糾するのは、単純な能力不足である。
・石丸氏は役人に向いているのではないか。しかし、ほとんど役所だと言われている銀行でも活躍できなかったということは…
▼2024年7月29日(利権疑惑)
「石丸信者からアンチコメントが来ているが、実際は山本議員は相当レベルが高い、田舎の社長さんみたいな言葉たらずな感じ。それが地方自治のスタンダード。私の会社も地方自治体で入札などしているが、安芸高田市のお金の流れは不正とまでは言わないが見積もりに関するやり方は非常に強引で、どの地方自治体でも議会を通過しないような業務になっているので、よく見ていきたいと思います。」
感想:
この動画を観ると実は山本議員はむしろ石丸伸二の政治生命が一撃で終わらないように穏便に話していたことがわかりますよ。武士の情けに近いものを感じます。周囲の大人達が若輩者に手加減している感じ。しかし勉強不足なのかプライドが高すぎるのか不明ですが、石丸伸二がそれらを理解できなくて言葉尻を論って議会を紛糾させていたのでしょうね。
しかし、会計処理が本当にお粗末すぎる。いつも石丸伸二が批判してる「政治家」やんけ、石丸伸二自身が完全に。皮肉なことに彼自身がSNSで焚き付けたことで世間に彼の失策が広まっていく。(苦笑)
▼2024年7月30日(コピペ疑惑)
「今日も石丸伸二の話をします。(笑)この面白い男の背景に何があるのか深掘りしたい。この桜風涼的エンタメを楽しんでほしい。」
感想:
これは非常に面白い動画でした。桜風氏の塾講師として2,000人以上の中高生を見てきた経験と、石丸氏の学歴から、石丸氏の勉強スタイルを炙り出し、石丸氏は「絶対に何か参考書を見つけて丸暗記してるハズ」という結論に至ります。高校の偏差値でかなり精度高く予想できるのだそうです。そして、そこから石丸伸二の公式ホームページに書いてある政策を具に読み込み、これの元ネタになったであろう文書を発見して答え合わせをしていきます。これがミステリー小説の種明かしパートみたいで非常に面白いです。ネタバレになるので、このnoteには内容を一切書きません。ぜひご自身で視聴してください。
▼2024年8月1日(人口減少詐欺)
「まだまだ石丸伸二氏についてやります。(笑)本人というよりは、石丸シンパのコメント欄が色々ツッコミ所満載ですので、そこのところを整理しようかなと。」
「リハックを観たけど、成田さんって頭良いから石丸さんをおだてて色々言わせてちゃってるよね。(笑)それを観たら『ああ石丸氏が考えてることってこんなものか』って思っちゃうんだけど。(笑)」
感想:
ReHacQでの成田氏に関する感想は私もほぼ同じです。あの人は石丸氏を支持するような態度で石丸氏をグイグイ掘り下げるので石丸氏の底の浅さがどんどん露わになっているのですが、普通の感覚を持ってる人ならば自分が高橋プロデューサーと一緒になって立ち上げたReHacQがあれだけ石丸氏を猛プッシュしている状況下で、あんな石丸氏のメッキを剥がすようなことをしないですよね。メッキが剥がれているのを成田氏は絶対に解ってますよ。(笑)それでもやっちゃう成田氏は本物のサイコパスというか、映画『ダークナイト』版のジョーカーに近い存在だと思います。純粋なる悪意の権化であり、純粋なる破壊者ですね。それに石丸氏が全然気づいてなさそうなのが、観ていてなんとも痛々しいです。
石丸氏が力説する『人口減少がもたらす危機』なるものが、全く詐欺に近いホラ話だということは、せっかくなので元塾講師の桜風氏の講義をお聴きくださいませ。
▼まとめ:
私は激しくはない石丸アンチですが、桜風涼の石丸伸二分析動画は単純にエンタメとして面白いです。だから楽しんで観てます。
(了)