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【バットマン】は子供達に返すべきなのか

永野チャンネルでの発言より引用する。

(2019年の『ジョーカー』ではリアル路線を)行きすぎて、いよいよ《低所得者の代表》みたいになっちゃったじゃないですか。(笑)

60年代のジョーカーなんて、警官がはっきり言うシーンがあるんですよ。「あいつは貧乏な俺たち警官を嘲笑ってる大嫌いな奴なんだ」って。(笑)だから金のあるちょっと肥えた中年男が白塗りしてアイアイサー(敬礼)とか言って人を馬鹿にしてる奴なんですよ、ジョーカーなんか。で、『ダークナイト』のジョーカーはその匂いはあったじゃないですか、まだ。

だけども、あれは究極で、そこ、先に行き過ぎたホアキンの『ジョーカー』は面白いけど、いや、あのさぁ、…てゆうか、子供達にバットマンを返してよぉ〜っていうか。(苦笑)

【永野の偏愛バットマン】ティム・バートン版よりクリストファー・ノーラン版より普通にジョエル・シュマッカー版が好き〜‼︎ - YouTubeより

これは一理あると私も思ってる。たぶんDCUの狙いもこれだ。

ただし細かい部分まで論じると…

まず、ジョーカーはあくまでバットマンの世界観をモチーフにしただけで、実は《バットマン映画》ではない。だから「バットマンを返してよ」と言われる筋合いは無い。

また、『ザ・バットマン』は見た目をダークっぽく仕上げてるだけで、物語や会話の内容はほぼアダムウェスト版と同じであり、要するにビジュアルを現代的にしただけの焼き直しだと言える。監督のマットリーヴスも、R指定にすることを検討したのかと質問されて、レイティングをPG12(12才以下保護者同伴推奨)に抑えるのが自身が最初から目指したゴールだと発言している。つまりスタジオは『ザバ』を子供向けに作っている。

…以上の2点より、永野氏は気づいてないだけで、本当は永野氏の問題(バットマンを子供に返してよ)は解決済みなのである。

つまり、永野氏こそがダークナイトの呪縛に囚われていて、新しいバットマンに関連する映画を全てダークナイトの延長や焼き直しだと誤解しているのだ。

ただし世間の大半の人は永野氏と同じ思考にハマってるとも思うので、もっと分かりやすく子供向けのテイストの作品が必要な時期かもしれない。


そして、この本質ゆえに、独立したユニバース扱いだった『ザ・バットマン』の続編には、何やらよくない噂が立ち始めている。

明日の記事では、その点について考察したい。

https://x.com/KnightmareYuvi/status/1872728642796822609

(了)

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まいるず
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