スナイダーカット運動がサブウェイにサンドイッチを15000個おごらせた話
2019年当時Twitter海外勢のタイムラインでバズっていた事象です。
▼日本語訳:
#ReleaseTheSnyderCut サブウェイが支援
米国の大手サンドイッチチェーンのサブウェイは、ホリデーシーズンに空腹に苦しむ家庭に15,000個のサブマリン(✳︎)を寄付する活動を通じて #ReleaseTheSnyderCut を支援する。
(✳︎:コッペパンを使ったサンドイッチ。潜水艦のような見た目なので)
発端は2019年12月4日火曜日。ベン・アフレックは「ギビングチューズデー」についてツイートし、アメリカ全土の飢えた家族を支援する組織である「フィーディングアメリカ」を支援していることを述べた。
これを受けて「ReleaseTheSnyderCut」の運営アカウントはツイッター上でサブウェイ公式を指名して、ReleaseTheSnyderCutのハッシュタグをつけた1本のツイートが「何回リツイートされたらフィーディングアメリカに10,000個のサンドイッチを無償提供してくれるか」とふっかけた。
サブウェイはこの挑発に乗っかり「5時間で5,000RT」と返信。
そして結果的には寄付を15,000個に増やすことになった。
2時間も経たずにサブウェイは240万人のフォロワーに向けて以下のようにツイートした。
「君たちは速いね…そして、214分以内に達成したので、寄付を15,000個に増やします!そしてイエイ!#ReleaseTheSnyderCut」
ザック・スナイダーはサブウェイのサポートに感謝を表明した。
「全国の飢えた家庭に食事を提供する寛大な支援に感謝します。@ SUBWAY @ BenAffleck」。
サブウェイはその後も「Release The Snyder Cut」を支持するツイートを続けた
あるツイートでは「本当に重要なのは、彼らが #ReleaseTheSnyderCut した瞬間だけです」と述べる。
また別のツイートでは「あなたたちのヒーローサイズのサポートがなければ、サブウェイはそれを成し遂げることができなかったでしょう! #ReleaseTheSnyderCut 」と述べる。
そしてサブウェイは、このようにもツイートしている。「困っている人を助けることほど重要なことはありません!しかし、 #ReleaseTheSnyderCut の動きはすぐ近くにあるかもしれません」
▼解説:
サブウェイの中の人はスナイダーカット支持派だった
実はこの物語には前日譚がありました。もともとサブウェイ公式が #ReleaseTheSnyderCut のハッシュタグをつけてツイートしたことがあって、それがファンに見つかって、それなりに話題になっており、RTSnyderCut運営は認知していました。つまり先に動いたのはサブウェイの広報の中の人だったということになります。笑
この件は「飢餓を救うというフィーディングアメリカの目的」と「サブウェイの企業理念」の相性の良さを見抜いたスナイダーカット運営側が提案したものでしょう。またサンドイッチの個数もコスト的に絶妙なところをうまく提案できたことで、サブウェイ側としても実現できたキャンペーンという側面があると思います。
まあ、ひょっとしたらDMなどで事前に打ち合わせしていた可能性はありますが(それは言わない約束でしょw)、いずれにせよ企画の主旨と企業理念がマッチした良いコラボだったと思います。
214分という数字の意味
214分というのはザックが2019年時点でファンに向けて明かしていたスナイダーカットの上映時間です。この数字を出してきたことからサブウェイ広報の中の人はおそらくガチのファンであると予想されます。なお後の2020年に追加撮影が生じたので映画は242分に拡大しています。
以上、スナイダーカット運動がサブウェイに15,000個のサンドイッチをおごらせた(=サブウェイが寄付してくれた)お話でした。今回翻訳した原文サイトにはサブウェイの公式アカウントがツイッターでスナイダーカット支持者とフランクに話している様子(リプライしまくり)が確認できるので、ぜひご覧になってください。笑
原文サイト
'RELEASE THE SNYDER CUT' GETS SUPPORT FROM SUBWAY
By: Matt McGloin Posted: 12/06/2019 | Cosmic Book News
https://cosmicbook.news/release-snyder-cut-support-subway
今回はそんな感じで。
ああ、書いてたらサブウェイ食べたくなってきた。。。