【アクアマン2】不自然なトリミング
アクアマン2のこのシーンで最初にジェイソンモモアに寄った時に、かなり不自然なトリミング(切り方)でした。
私は一瞬、アンバーハードが大人の事情で画面から消されたのかと思って、変な胸騒ぎがしました。
構図が中途半端で意図がよくわかりません。
直後に二人が並んで映るカットもありましたから、モモアの事務所がNGを出したとか、そういうことが理由ではないでしょう。
実は遠景にあるカニのハサミのような構造物の位置も、モモアのソロショットでは位置が変更されているように見えます。しかしそんな手間をかけてまで構造物について積極的に説明しているわけでもなく、ますます不自然さだけが残ります。
まるでもともとツーショットだった映像からモモアだけになるまで二人を左に移動させて、背景をあわてて追加で描いたようにも見えます。
ここから先は私の推測ですが:
おそらくアンバーハードの顔が画面に写る時間が何秒以内という裏ルールがあったのではないかと推測します。
映画の出演契約をする際に「何分(何秒)以上スクリーンに顔が映ること」を条件に入れている場合があります。であれば、逆に「出演時間を何秒以内に収める」という条件も設定できることになります。
2023年当時、アンバーハードはジョニーデップとの裁判ですっかり悪いイメージがついて、本作の出演をめぐっても議論が炎上していました。あくまで噂ですが、ワーナーブラザースは彼女の出演時間を何%削除するという方針を固めたというニュースが出回っていたので、何かしら基準やルールを決めて出番を減らしたのは事実だと思います。
しかしアンバーの役柄はかなり重要なポジションだったので、ジェームズワン監督としてはなるべく削りたくないと考えたと思われます。その裏ワザ的手段として、不自然でも良いから顔を映さないシーンを作ることで、制限時間内にアンバーの登場シーンを収めたのではないかと思われます。
今ならNetflixで視聴できるので意識して見直して欲しいのですが、本作には不自然にアンバーハードの顔が見えないシーンが複数ある気がします。髪の毛で顔を隠してるシーンがやけに多いんですよねー。
たぶん現在はAIで解析して出演時間が何分か集計してると思うで、こうしてアンバーだと判別できない見せ方が多いのではないでしょうか。
(了)