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【アバター2】人種の坩堝らしい描写【ウェイ・オブ・ウォーター】

アバター2でジェイクの息子たちは身体的特徴が結構ちがう。人間に近い弟ロアクは、ナヴィの村では劣等感や疎外感やコンプレックスを持っていたらしい。だから弟は不良キャラになって親に反抗するし、人間とよくつるむ。人種が多様で、養子縁組も多いアメリカでは共感されることが多そうな設定。

たぶん獣人とか4本指とか、キリスト教圏では日本とは比較にならないくらい忌み嫌われるのだと思われる。自分たちと同じタイプの人間であると見做されなければ、動物と見做されてモノのように扱われる。日本で人気を博す擬人化とか「こ、こいつ、人間捨ててやがる…」と正気の沙汰じゃなく見えてる。

アバターはその常識に挑戦して、なんなら人間と動物の優劣をひっくり返してるので、欧米人にはすごくエキセントリックに見える。

しかし、日本人は割と昔から普通に創作してきたパターンなので「ん、今さら、それがどしたん?」くらいの感想しか持てず、映画にあまり興奮や感動しなくなる。

(了)

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まいるず
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