桃ドラ3.5|共感と称賛【観戦記】
物語は中盤戦へ
桃ドラ3.5。長期戦からスタートした決勝も中盤戦を迎え、本日は3年の2試合(縛りなし・DP)が行われた。さぼてんズ、SKBが一歩抜け出す中、横並びで迎えた今日の結果にはとてつもなく大きな意味があると思われた。
“観る桃”は何かをしながらするのに丁度良いラジオだ。全集中を必要としないから…今日もPC横のモニターで縛りなしとDPのゲームを横目にとある仕事に勤しんだ。
2試合の観戦を終えて、心地よい読了感というか、爽やかな感覚を抱いた。結果がどうこうというよりは、試合中にいくつか散りばめられた「桃鉄令和の集大成」を表現せんとする堂々たる立ち回りを垣間見ることができたから。
「共感」と「称賛」
共感
1000試合の経験に裏付けられた信条
1戦目の縛りなし。
「ミカエルを狩って勝ちました」
その一言では片付けられない一戦。刀冬眠☆周豪ダビベビと入り乱れ、カード勝者は優勝者とは別にいた。ちらっと配信を覗いた。最大値を取れば佐多インミカエルダビの場面。
「自分の桃鉄としてはこの場面は佐多ではない」と一言。
エンジェルを狩った次のターンにミカエルに。その後ミカエルマネーをこまめに捌き続けた。その後はカードを握られながら、幸運にも他3名が絶妙にやり合う展開になってそのまま逃げ切り完勝。チームに首位を守る大きな勝利をもたらした。
見事勝利を収められた方のプレイ回数は1000試合を超えており、まさに3年間の集大成を披露していただいた。配信中、いわゆる「桃鉄オカルト」についての言及もあった。内容には私も概ね共感していて、うまく言語化できないが経験上確かに存在するであろう「裏設定」が桃鉄の奥深さであり、時にクソゲーだの運ゲーだののたまわれる所以だと思う。そんな個人の「桃鉄の美学」を垣間見た瞬間でした。
称賛
DPの最高形
2戦目はDP。
以前こんな記事を書いて立ち回りを考察した。
今日の試合展開はまさにDPらしさ全開。
ポイントは下記の通りで、今回のゲームに限れば「連続ゴールが途切れない」という風を活かし切ったこと。これに尽きるでしょう。
弟子屈殿補充からの新居浜新幹線補充→大阪ゴール…?ん?デジャヴ感が…
あ、これだ。
負けるつもりは毛頭ないけど展開的に中盤ちょっと劣勢でどうやって打開しようか、リスク取るかを思案した懐かしい試合を思い出す。この試合となんとなく展開は似ていて、きっと「DPの必勝法」に近い形を作りながら展開できているんだろうな〜って今日の試合を眺めていて感じた。仕上がっている。勝負勘、素晴らしかったなあ。2位に残った方も大健闘。ほんの少しの経験差な気がした濃密なDPでした。
3年って、刀とか豪速球とか。妨害系カードが時に手損として負の方にはたらくことがあるよね〜ってのが分かる割と玄人向けの展開だったような気が。2試合ともね。「3年と言ったら〜?足踏みだあああ!」
決勝レギュレーションの完成系
運営面に注目した時の「称賛」もひとつ。
長期→3決→全部盛り→監督戦
この流れって理に適っているというか、桃鉄の醍醐味である「1位を全員がシンプルに目指す真剣勝負」が実現しやすい順番になっていると思う。(意図せずたまたまかもだけど。流石に上手く組んだのだろうという予想)
今日の2戦を観てお分かりの通り、3決って1vs3の構図になったとて、3人がかりで止めに行くのってかなり難しい。VCなしでそれぞれの思惑も違うしで、チグハグな妨害にとどまり共倒れして伸ばせず終戦…といった幕切れは不本意だから、捨て身で妨害しようにも単身だと勇気が出なかったり。他の2人が我関せず漁夫ムーブだったりなんかして。
ってなわけで、この順番は個人的にはとっても良いと思うのです!巷ではどう評価されてるのか気にはなるけど。ただ一点だけ、全部盛りは1位が決めるとなるとこの理論でいくと3年になりそうだけど(順位操作回避)それもまた一興でしょう。
残4戦の展望
前半半分を終えて、チームポイントはこんな感じ。サボテンずが一歩抜け出すも、まだ全チームに可能性あり。4連勝するプレイヤーなんて定期的に現れるものだし、まだまだ面白くなるでしょう!
サボテンずの1勝を何としてでも阻止しつつ、監督戦までに2戦は勝ちたい他の3チーム。血眼で首位を追う姿勢に注目。とは言え、まずは自分が勝たなきゃ話にならないんだよね…というマインドになると思われるので、比較的フラットな3決が見られるのでは?と思っております!
以上、どちらも中々面白いゲームでした。
まだ視聴されていない方は是非プレイヤーの配信アーカイブご覧ください。
おやすみなさい!
Jipyeong
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